本文
アニサキスとは寄生虫の一種です。長さ2~3センチメートル、幅は0.5~1ミリメートルくらいで、白色の少し太い糸のように見えます。
その幼虫がサバ、アジ、イカ、イワシ、サンマなどの魚介類の内臓に寄生します。また、寄生している魚介類が死亡し、時間が経つと内臓から筋肉(身)に移動することが知られています。
アニサキス幼虫が寄生している魚介類を、生でまたは加熱が不十分な状態で食べることで、アニサキス幼虫が胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)が起こります。
なお、厚生労働省食中毒統計によると、2024年は1,037件の食中毒が発生し、その原因で最も多かったのがアニサキス(330件)という結果になっています。
アニサキス幼虫が寄生する魚介類を食べた後
※激しい腹痛があり、アニサキスによる食中毒が疑われる場合には、速やかに医療機関を受診してください。
生食用は鮮度を徹底! 目視で確認! 中心部までの冷凍・加熱!
※アニサキス幼虫は、一般的な料理で使う食酢での処理や塩漬け、醤油やワサビを付けても死滅しません。
※家庭用冷凍庫で魚を冷凍しても、アニサキス幼虫が死滅する温度までは下がらないため、注意しましょう。(アニサキス幼虫は-20度以下で24時間以上冷凍すると死滅しますが、家庭用冷凍庫の温度はー18度ほどです)
※アニサキス幼虫は、一般的な料理で使う食酢での処理や塩漬け、醤油やワサビを付けても死滅しません。
詳しくは、下記のページをご覧ください。