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精神科の看護領域において優れた看護能力、知識を有し、実践において質の高い看護を提供しています。看護に関する教育・指導・相談を行います。また、精神科看護に関する知識の発展に貢献しています。
須藤 秀
精神科3次救急病院として中核的な役割を担っている当センターには、重度の精神疾患患者が入院しており、スタッフにも高いケア提供力と倫理的感受性、他職種との調整力が求められます。精神科病院では、入院することで治療上様々な制限を受けることがあります。そういった制限を人権擁護・法令遵守の視点からできる限り少なく、早期に制限がなくなるようにスタッフと一緒に取り組んでいます。私自身が、ロールモデルとなれるように日々看護を行っています。
角田 英治
精神科認定看護師を取得して、10年以上院内外で活動しています。一緒に活動する認定看護師の仲間も増え、安全で質の高い看護につながるよう悩みながらも楽しく役割遂行しています。また、他職種を含む周りのスタッフに支えられながら「実践」「相談」「指導」「知識の発展」を基盤に活動しています。
中里 美幸
私は、家族を含めた支援を考えることを大切にしています。患者さんにとって家族の存在は大きく、家族が患者さんについての知識を得ることは、家族の戸惑いや不安、ストレスを緩和することに繋がります。患者さん、家族がその人らしく生活を送れるよう支援をしていく必要があります。看護師がその家族を支えることは、治療の質を高めることにも繋がると考え、家族支援の重要性について院内、院外に伝えています。
認知症の患者さんの療養環境を調整し、専門的な知識で行動心理症状の緩和・予防に努めています。また、実践を通して看護師への指導や相談を行っています。
松村 正樹
認知症高齢者の数は、2025年には約700万人、65歳以上の高齢者約5人に1人に達すると言われています。当センターでも認知症についてより理解を深めて、認知症者になってもその人らしさを失わないようにケアを行っています。私は家族や病院スタッフからの多くの理解と応援をいただき、認知症看護認定看護師の資格を得ることができました。
入院中の患者さんの食事の摂取状況や嚥下機能の評価を行い、誤嚥性肺炎、窒息、栄養低下、脱水などを予防します。また、必要に応じて食事摂取の訓練を行います。看護ケアの教育・指導及び相談を行っています。
井野 充彦
病気や薬の副作用で食事を食べることが困難になってしまい「ご飯を食べたい」とつらい思いをしている患者さんの力になりたいと思い資格を取得しました。多職種と協働し、口から安全に食べられるよう支援します。患者さんの希望に耳を傾け、看護を実践していきます。
専門的な知識と技術を用いて、患者さん、医療従事者、施設、環境を対象に感染に対するリスクを最小限にしています。そのために、正しくかつ効率的な感染管理を計画、実践、評価し、提供する医療の質の向上を図るといった重要な役割を担っています。
打木 洋行
感染管理認定看護師としての役割は、実践・指導・相談があります。
実践:院内感染症発生状況の把握、院内ラウンドの実施・評価、感染予防の介入、アウトブレイクの対応、マニュアルの作成・改訂、サーベイランスの実施があります。
指導:新採用者の感染教育研修、医療従事者への感染教育、委託業者への感染防止研修があります。
相談:職種や部門を問わず、感染に関する相談を受けています。
部署で判断できない問題を一つひとつエビデンスに基づいて対応していきたいと考えています。