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令和8年1月教育委員会会議定例会の会議録

更新日:2026年3月30日 印刷ページ表示

1 期日

 令和8年1月20日(火曜日)

2 場所

 県庁24階 教育委員会会議室

3 出席者

 平田郁美教育長、日置英彰教育長職務代理者、小島秀薫委員、中澤由梨委員、宮坂あつこ委員、都丸千寿子委員

4 事務局出席者

 高橋正也教育次長、古市功教育次長(指導担当)、西村琢巳総合教育センター所長、小林謙五総務課長、角田毅弘管理課長、酒井隆福利課長、角田義行学校人事課長、佐野美幸義務教育課長、高橋章高校教育課長、池田克弘特別支援教育課長、都丸要生涯学習課長、山田知利健康体育課長、鈴木智行総務課学びのイノベーション戦略室長、箱田陽子生涯学習課社会教育主監、高井俊一総務課次長、代田英敏総務課補佐(行政係長)、高田和樹総務課主幹

5 開会

 午後1時00分、平田教育長、教育委員会会議の開会を宣す。

 傍聴人は2名、取材者は3名であることを報告。

6 会議録署名人の指名

 平田教育長が今回の会議の会議録署名人に中澤委員を指名。

7 議案審議等の一部を非公開で行うことについて

 議案審議に先立ち、平田教育長から、第57号議案は人事に関する案件であるため、審議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。

8 教育委員会の行事日程

 教育委員会の主要行事日程及び次回定例会議の日程について、総務課長が説明。

9 教育長事務報告

(平田教育長)

 私から一言申し上げる。

 最初に、児童生徒の活躍の様子について報告する。

 12月23日に東京体育館で開催された「第78回全国高等学校バスケットボール選手権大会、ウインターカップ」に出場した高崎商業高校女子バスケットボール部の試合を観戦した。当大会は、全国から強豪校が集まるレベルの高い大会であり、対戦相手も非常に強いチームであった。選手たちは力を合わせて全力で戦ったが、惜しくも勝利には届かなかった。しかし、最後まで諦めずに戦う姿は、心から感動を覚えたところである。自身も努力を続けなければならないと強く感じた。今後の選手のさらなる活躍を期待している。

 また、12月24日には、「第25回高校生ものづくりコンテスト全国大会」の木材加工部門で優勝した前橋工業高校の藤井陽都さんが、優勝報告に来庁した。藤井さんは、仕様書に基づいて木材を加工し、組み立てる競技に、限られた時間の中で挑み、見事に優勝という栄誉を手にした。作品も持参してくれたが、ノミやノコギリ等の手工具だけで、寸分の狂いもなく加工されており、その精度の高さに大いに感動した。これは、先輩から受け継いできた技術と、自ら積み重ねてきた努力の成果である。今後の藤井さんの一層の活躍を心から期待したい。

 さらに、1月13日には、県庁昭和庁舎で行われた「令和7年度いじめ防止ポスターコンクール」の表彰式に出席した。受賞作品は県庁1階南側にも展示されていたが、どの作品にも「いじめをなくしたい」という児童生徒の強い思いや願いが込められており、温かさや前向きさが伝わる素晴らしい作品であった。その表現力にも心から感動した。詳細については、この後の事務報告において義務教育課から説明がある。

 続いて、前回の定例会以降に委員および私が出席した主な行事について報告する。

12月19日には、学校における健康・安全教育の充実と推進に貢献した学校や個人等を表彰する「令和7年度群馬県教育委員会表彰・健康推進学校表彰・学校保健会長表彰」の表彰式に出席した。

 また、1月6日には「令和8年群馬県議会新春交流会」に中澤委員、宮坂委員とともに出席した。

 そのほか、1月16日には、顕著な実績を挙げたPTA 団体を表彰する「令和7年度優良 PTA 群馬県教育委員会表彰」の表彰式に出席した。

 また、都丸委員には、1月15日に開催された「令和7年度都道府県・指定都市教育委員会研究協議会」に出席していただいた。お忙しい中のご参加に感謝申し上げる。

委員の皆様の出席行事については、この後、それぞれご報告いただきたい。

 私からは以上である。

 それでは、各教育委員から意見や報告をお願いする。

(中澤委員)

 私からは、授業改善プロジェクトについて報告する。

 昨年11月18日に、安中市立原市小学校6年生の学級活動の授業をオンラインで拝見した。それに関連して、1月6日にこの授業に関するオンライン座談会が開催されると伺い、参加した。この授業見学と座談会で感じたことを報告したい。

 この授業は、学級活動における「なりたい自分になるためにできることを考えよう」というテーマで、6年生を対象に行われたものである。クラスでは「積極」、「思いやり」、「挑戦」という三つの目標を掲げており、それらを踏まえてキャリアパスポートを活用しながら、自分自身がどのように成長していきたいかを個人や班で考え、議論する内容であった。

 私はこれまでのキャリアパスポートの蓄積を直接見ることはできなかったが、この日の授業では、生徒が主体的に司会進行を行い、各班で活発に意見交換が行われている様子を確認した。この時間では、「成長の物差し」と呼ばれる指標を用いて、自分の目標に対する達成度を0〜100の数値で表し、その数値を選んだ理由や今後意識したい点について整理する活動が行われていた。

 「なりたい自分になる」というテーマに対し、どのようなアプローチを行っているのか非常に関心を持っていたが、6年生という節目の時期に、このテーマに1年を通じて取り組んでいることに大きな価値があると感じた。生徒たちも真剣に学習に取り組んでおり、その姿がとても印象的であった。

 その中で、一つ感じたことがある。数値化が入ると、どうしても「点数を上げたい」という意識に引っ張られやすく、議論が点数の上下に向かってしまうことがある。しかし本来大切なのは、各生徒がその点数をつけた背景や価値観であり、そこに光を当て、丁寧に見取っていくことであると感じた。点数が低い場合にも、その点数を選んだ理由には必ずその子らしい価値が存在する。そうした視点を、今後のキャリア教育や非認知能力育成の文脈の中で、先生方がより大切に見取っていくことを期待している。

 「なりたい自分になる」というテーマは、集団の中で自分がどのようにありたいかという側面と、自分という人間が何を大切にし、どのように生きていきたいかという個の側面の両方がある。多様な文脈で扱うことで、生徒たちはさらに深い学びにつながるのではないかと考え、非常に興味深く拝見した。

(平田教育長)

 確かに自分が分かってくると、自己評価が下がったりすることがあるものである。報告いただき感謝する。

(都丸委員)

 1月15日に参加した「都道府県・指定都市教育委員会研究協議会」について報告する。会議はオンラインで開催された。

 まず、文部科学省初等中等教育局の黄地企画課長から、初等中等教育施策の動向について行政説明があった。説明内容は11項目に及び、すべてを詳述することは難しいが、主に以下のようなテーマが取り上げられた。

 教師を取り巻く環境整備、優れた教師人材の確保に向けた取組、児童生徒性暴力等対策、高等学校改革の推進、学校給食の無償化、不登校児童生徒への支援・いじめ対策、学習指導要領の改定、GIGAスクール構想の推進、部活動の地域展開・学校と地域の連携、学校施設整備費に関する補助などである。

 1時間の説明であったため詳細には踏み込まれなかったものの、非常に多岐にわたる内容であり、教育行政の課題と方向性を改めて知る機会となった。

 特に印象に残ったのは、教員不足が深刻化する中で、「教職の魅力を高めていく必要がある」という点が強調されていたことである。また、学習指導要領の改定については、前回改定から間もない印象であったが、すでに次期改定が進んでおり、2027年度から周知・移行期間に入るとの説明があった。完全実施は、幼稚園が2028年、小学校が2030年、中学校が2031年、高等学校が2032年と示され、今後さらに準備を進める必要性を感じた。

 GIGAスクール構想の説明では、フィンランドがデジタルから紙ベースへと戻りつつある背景が紹介された。フィンランドでは学習指導要領や教科書がそもそも存在しないこと、政権交代により計画性を欠いたままデジタル化を進めたことなど、日本との制度的前提の違いが大きいとの説明があった。こうした比較から、日本の取組の特徴が理解でき、学びの多い内容であった。

 短時間ではあったが、施策の背景や県の取組との関係が明確になり、教育政策への理解が深まったと感じている。

 分科会については、行政説明の後、4つの分科会に分かれて行われた。

 働き方改革・運営体制、特別支援教育、不登校・いじめ対策、GIGAスクール構想についてである。

 私は「不登校・いじめ対策」の分科会に参加した。参加者は秋田県、徳島県、大阪府、新潟市、群馬県の計5名で、それぞれの県から取り組みの発表があった。

 群馬県からは、不登校児童生徒およびいじめの現状を説明した上で、心と学びのサポートセンター「つなぐん」、つなサポの取組、教育支援センター・フリースクールとの連携、スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーとの協働、福祉部局との連携などについて紹介した。特に「つなサポ」への関心が高く、多くの質問をいただいた。他県参加者からは「教育センターのホームページを確認してみたい」という声も寄せられた。

 また、各県からは、SC・SSWとの連携が有効であること、スペシャルサポートルームの整備が進んでいること、いじめ防止教育プログラムの開発、学びの多様化学校の取組などが共有された。

 共通課題として顕著であったのは SC・SSWの人材不足であり、秋田県からは文科省に「常勤化の予算を強く要望したい」との意見もあった。

 さらに「小規模コミュニティにおける相談の匿名性が担保されにくい」という指摘があり、校内相談が教育委員会に上がる際、誰の相談か推測されてしまう課題が紹介された。この点は私自身盲点であり、重要な視点として学ぶことができた。

 また、SC・SSWが校内で信頼関係を築くことの重要性や、教育委員会だけでなく福祉部局・警察との日頃からの関係づくりの必要性も確認された。文科省からは、福祉部局との連携として「人事交流」や「子ども部局を教育委員会内に配置する」などの方法も有効ではないかと提示された。

 他県との意見交換を通じて、共通の課題、今後力を入れるべき方向、県の取組の位置づけがより明確になった。多様な視点に触れたことで、自身の見方や考え方が広がり、大変有意義な機会となった。参加の機会をいただいたことに感謝する。

(平田教育長)

 続いて、関係所属長から報告をお願いする。

 質問はすべての報告が終了した後、一括して行う。

(1)令和9年度採用群馬県公立学校教員選考試験の変更点について

 学校人事課長、資料1 (PDF:107KB)により報告。

(2)不登校に変わる名称について

 義務教育課長、資料2 (PDF:298KB)により報告。

(3)令和7年度いじめ防止ポスターコンクール結果及び表彰式について

 義務教育課長、資料3 (PDF:4.5MB)により報告。

(4)令和7年度県立学校卒業式の期日について

 高校教育課長、資料4 (PDF:78KB)により報告。

(5)令和8年度県立学校入学式の期日について

 高校教育課長、資料5 (PDF:79KB)により報告。

(6)群馬県教員育成指標の改訂等について

 総合教育センター所長、資料6 (PDF:1.31MB)により報告。

(7)第23回ぐんま教育賞 杉の子賞表彰について

 総合教育センター所長、資料7 (PDF:75KB)により報告。

(8)ぐんま教育フェスタについて

 総合教育センター所長、資料8 (PDF:4.33MB)により報告。

 (平田教育長)

 ただいまの報告について、委員から意見や質問があるか。

(日置委員)

 質問ではないが、不登校の呼称について、今回の取組は、子どもたち自身が問題を提起し、名称を考案し、さらにチラシまで作成して発信したものである。まさに、教育長が述べている「自分で考え、自分で決め、自分で動き出す」という姿を具体的な形で実現しており、非常に素晴らしい取組であると感じた。今年、群馬県教育委員会として幸先のいいスタートが切れた取組であったと思っている。

 もう一つは、教育フェスタについてである。私は毎年この催しを大変楽しみにしているが、複数の企画が同時進行で行われるため、どれを拝見するか迷ってしまう状況がある。当日参加できない先生方に対しては、どのような形で情報が提供されるのか伺いたい。

(総合教育センター所長)

 ホームページ等で紹介したいと考えている。もし当日参加できなかった場合には、ホームページを見ていただくことが有効であると思う。

(日置委員)

 非常に充実した内容であるので、その場で聞いて、もう一度じっくり振り返りたいと感じる場面が多かった。おそらく先生方の中にも同じように感じる方は多いのではないかと思う。したがって、後から視聴できる仕組みが整えられているということであれば、より多くの先生方にとって有益である。

(平田教育長)

 不登校の名称については、教育委員の皆様、特に日置委員のお力添えをいただいた。心より感謝申し上げる。

 今回の取組は、教育ビジョンに掲げる「子どもが大人社会をつくる主体である」という精神を体現したものである。子どもが自ら提案し、そこに大人が巻き込まれ、さらに子どもと大人が同じ立場で考え、共に作り上げていくというプロセスそのものが教育ビジョンを具現化する実践となったことに大きな価値を感じている。

 教育委員会の皆様には、長い期間にわたりご協力をいただき、このような形で結実したことに感謝する。

 それから、教育フェスタの後日視聴はどのような形で見られるのか。

(総合教育センター所長)

 発表内容の概要をまとめ、ホームページで紹介したいと考えている。ホームページ上で発表動画の視聴もできるようにしたいと考えている。

(平田教育長)

 センターの職員も本当によく準備してくれており、総合教育センターはまさに群馬県の一歩先を見据え、県全体の教育を牽引していく存在である。その成果が凝縮された形で今回の準備にも表れており、日頃の研究の成果が反映された内容となっている。私自身も非常に楽しみにしているところであり、委員の皆様にもぜひご出席いただければありがたい。

 さらに、小中高校生が参加できることも大変意義深い。教員を志望する生徒の参加はもちろんのこと、教育ビジョンの理念に基づき、「自分たちの学びを自分たちでつくっていく」という視点を持つ子どもたちにとっても、非常に価値のある機会である。

 高校教育課のSAH IGNITEでも同様であるが、児童生徒が自分の学びとは何か、自分たちがどう関わっていて、自分はどう関わっていくべきかを児童生徒と教員の対話がとてもよく行われていた。今回の場も同じようなものになると考える。

 こうした機会を通じて、教職に強い関心を持つ子どもたちが増えていくことを心から願っている。関係者の皆様に感謝を申し上げる。

(総合教育センター所長)

 小中高生の参加もお願いしているところだ。今年度は教員養成セミナーを開催しており、そこに高校生などが参加している。そのため、今回はその生徒たちも招き、一緒に議論できるコーナーを設けたいと考えている。小中高生が参加できる体験コーナーなども準備したい。

(小島委員)

 教育フェスタはいつも楽しみにしている。企業人の立場から何か役立つことはないだろうかを見せていただいている。

(平田教育長)

 企業の立場から、また企業人の視点からのご意見は大変貴重であり、今後ともご協力を賜れれば幸いである。

(中澤委員)

 教育フェスタについては、私も楽しみにしている。前回は基調講演があったが、今回は発表やディスカッションに時間や空間を重点的に割いた構成になっているのか。

(総合教育センター所長)

 そのとおりである。

(中澤委員)

 当日、伺うのを楽しみにしている。

 それから、群馬県育成指標について伺いたい。今回、育成指標に教育ビジョンを反映する形でどのような点が変化したのか、あるいは、どの部分に新たな観点を加えたのか。

(総合教育センター所長)

 教員育成指標については、国の指針に「地域の実情に応じて」と明記されており、群馬県の状況に合わせて策定することが求められている。

 群馬県の教員育成指標を見ていただくと分かるように、最初に教育ビジョンに関する内容を記載し、教育ビジョンと育成指標との関係性を十分に検討しながら構成した。したがって、教員育成指標自体が、教育ビジョンを踏まえて作られた体系になっており、育成指標を読む際にも「まず教育ビジョンを確認してください」というメッセージを込めたものとなっている。

 その意味で、群馬県独自の育成指標として、より適合した内容に近づけることができたと感じている。

(平田教育長)

 教育ビジョンは、作って終わりではなく、それをどのように具現化するか、そして教員自身がどこまで実践できているかをどのように振り返るかが重要である。そのためにも、総合教育センターが2年にわたって粘り強く作り上げてくれた今回の育成指標には、大きな意義があると感じている。

 もともとの育成指標がしっかりと存在していたため、そこへ新たに教育ビジョンの内容を組み込むことは容易ではなかった。どのように位置付け、どの項目と連動させるかについて大変苦労したと聞いている。しかし、前任の教育次長や総合教育センター長が、2年にわたって丁寧に取り組み、今回の形にまとめた。改めて深く感謝申し上げる。

(中澤委員)

 今回の育成指標は、非常に分かりやすく整理されており、評価の観点にもきちんと教育ビジョンが反映されるように構成されている。その点を大変ありがたく思っている。

(平田教育長)

 教育フェスタについても、前回の講演は大変評判がよかったが、一方で「研究発表をもっと丁寧に見たい」という要望が非常に多かった。そのため、今回はその声を踏まえ、研究発表により時間と空間を確保した構成とした。

(宮坂委員)

 教員育成指標の中に、「特別な配慮を必要とする児童生徒への対応」が明確に位置付けられたことを非常に嬉しく思っている。教育ビジョンとの対応関係も丁寧に整理されており、工夫が凝らされている点を高く評価している。

 もう一点伺いたい。先日、館林の学校を訪問した際、小学生が教員養成セミナーに参加していたことに驚いた。その児童がウェルビーイングやエージェンシーといったキーワードについて、しっかりと自分の言葉でマイクを握り話していた姿が印象的であった。この教員養成セミナーは、具体的にどのような内容で実施されているのか。

(総合教育センター所長)

 教員養成セミナーについて説明する。このセミナーは「教員養成セミナー」と題して実施しており、基本的には授業づくりや生徒指導、さらに現職教員との交流会などを行っている。まずは学校現場の実態をよく知ってもらうことを目的にしており、年間3回開催している。講義形式の回もあれば、実際に体験的に学ぶ形式もあり、多様な内容で構成されている。

 教員について深く学んでもらうことにより、教職の魅力を発信することをねらいとしている。

(宮坂委員)

 参加者の年齢は限定していないのか。

(総合教育センター所長)

 特に限定しておらず、教職を希望する人なら誰でも参加可能である。30代の参加者もいるが、中心となっているのは大学生や高校生である。

(宮坂委員)

 昨年の教育フェスタにはオンラインでしか参加できなかったため、今年は実際に参加できることをとても楽しみにしている。また、今年度、「長期社会体験」という内容が発表されると伺っており、その企業が桐生市にとっても大変ゆかりの深い会社であるので大変興味深く感じている。

(都丸委員)

 教員育成指標を拝見し、非常に分かりやすいと感じた。それぞれのキャリアステージで、どのような力を身に付けていくべきかが明確であり、また、それが県の施策とどのように関連しているのかが一目で理解できる構成になっている。これは研修を受ける側にとっても、研修を企画する側にとっても大変有用であり、よく練られた内容だと感じながら拝見した。同時に、これを作り上げるには相当な苦労があったのだろうと想像し、その点にも深く敬意を抱いている。

 また、教育フェスタについてであるが、特別発表として、教育委員会の義務教育課、特別支援教育課、さらには教職大学院が発表を行うと伺っている。これまで私自身、こうした発表に触れる機会がなかったため、大変興味深く、ぜひ参加して拝見したいと考えている。

(平田教育長)

 群馬大学には、これまでも多方面でお世話になっている。また、教員という職業について高校生に理解してもらうという観点から、沼田高校で学校設定科目を設置し、「教職基礎」や「教育入門」といった学びの機会を提供していただいている。

 (日置委員)

 総合教育センターとも連携しながら取組を進めているが、特に利根地域では教員不足が課題となっている。そのため短期的な対応として、沼田高校の探究科目の一つとして「学校設定科目」を設け、その中に「教職基礎」という科目を設定していただいている。

 さらに、沼田高校と地元の小中学校が連携し、インターンシップのような実践的な活動も行っている。地元の小学校・中学校、群馬大学、総合教育センターが一体となり、教職に興味を持つ生徒に対して探求的な学習機会を提供している。

 こうした取組を通して、沼田高校の生徒たちが教職の魅力をより深く理解し、将来的に大学で学び、教員として戻ってきてくれることを期待している。私たちとしても、地域の教育を支える次世代の教員が育つことを大変うれしく思っており、現在も継続してこの取組を進めている。

(平田教育長)

 利根地区には、教員が不足している学校がある。そのため、利根地区で教員を志望する生徒が確実に学びを深められるようにし、さらに教職への興味を高めてもらうことは大変重要である。教員という仕事は地域に深く根差すものであり、子どもたちが「地元で働きたい」という思いを持っている場合、そのニーズに応えることにもつながる。

 地域にとっても、若者が地元に残り、しかも教員という不足している職種に就いてくれることは大きな価値がある。まさに、子ども・地域・教育の三方にとって望ましい取組であると言える。

(日置委員)

 先ほどの教員養成セミナーについて、もう少し伺いたい。現在、小学生から中学生、高校生、大学生まで、幅広い年齢層が参加しているとのことであるが、ひとつ確認したい点がある。

 県外の大学に通っている学生で、将来的に群馬に戻って教員として働きたいと考えて参加している人たちはいるのか。特に県外の教員養成系大学の場合、3年生の段階で教育実習が行われるが、一般大学では4年生になり、教員採用試験が終わってから教育実習が実施されることが多い。そのため、群馬の教育について、採用試験前に触れる機会をどのように確保するかが課題になると感じている。

 できれば、教員採用試験の説明に県外大学を訪問する際、教員養成セミナーのような群馬の教育現場を知る機会があるということを、教員採用試験を受ける後輩に向けた案内をしてはどうか。

(平田教育長)

 今後の取組として、総合教育センターとも連携しながら進めていくことになると思うが、この点は非常に重要であると感じている。もしオンラインで受講できるようになれば、県外の大学に在学している学生でも参加が可能になり、群馬の教育ビジョンに触れる貴重な機会になる。おそらく県外の大学では、群馬県の教育ビジョンを体系的に扱うことはないと思われるため、こうした学びの場の価値は大きい。

(日置委員)

 県外大学に通っていて、特に他学部の学生の場合、採用試験前に群馬の教育に触れる機会が得られれば、県の教育をより深く理解した上で受験できるという利点がある。
 その際に、教員養成セミナーのような機会を活用できればと考えたところである。

​(平田教育長)

 ぜひ群馬で教員になってほしいので、群馬の教育について学べる機会を県外の学生に提供できればよいと考える。

 貴重なご意見をいただき、感謝する。今後、検討を進めていきたい。

 他にご質問がなければ、この件はここまでとさせていただく。

 群馬の教育は、総合教育センターをはじめ多くの方々に支えられており、より豊かな群馬の教育を共につくっていくため、教育委員の皆様とも今後もぜひ協力しながら進めていきたいと考えている。

 他にご質問やご意見がなければ、教育長事務報告を以上とする。

10 議案審議

第56号議案 臨時代理の承認について(群馬県公立学校職員の給与の支給に関する規則等の一部を改正する規則について)

 学校人事課長、第56号議案原案 (PDF:92KB)について説明

 異議なく、原案のとおり承認

11 議案審議(非公開)

 ここで、平田教育長から、これからの審議は非公開で行う旨の発言があり、傍聴人及び取材者は退室した。

第57号議案 教職員の人事について

 学校人事課長、第57号議案原案について説明

 異議なく、原案のとおり決定

11 教育委員会記者会見資料について

 教育委員会記者会見資料について、総務課長が説明。

12 閉会

 午後2時05分、平田教育長、教育委員会会議の閉会を宣す。


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