- 現在、ウメ、オウトウ、モモ、スモモ、ブドウ、ナシ、リンゴ、キウイフルーツ等に被害を与える果樹カメムシ類について、トラップ誘殺数注)が平年および多発生年であった令和6年に比べて多くなっています。
- 今後の気象については、高温傾向が予報されており、果樹カメムシ類の増加を助長し、果樹類への被害が発生する恐れがあります。
- 生産者の皆様におかれましては、十分にご注意ください。
注)トラップ誘殺数
発生状況を調査するために設置したわな(トラップ)により、実際に捕まえた虫の数を指します。この数値は、害虫の発生量の目安として活用しているものです。
1 発表の内容
- 作物名:果樹(ウメ、オウトウ、モモ、スモモ、ブドウ、ナシ、リンゴ、キウイフルーツ)
- 病害虫名:果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ)
- 対象地域:県内全域
- 発生量:多い
2 注意報発表の根拠
群馬県の果樹カメムシ類の主な種であるチャバネアオカメムシについて、以下の状況が確認されています。
- 5月第4半旬のトラップ誘殺数は、平年に比べて約2~15倍になっています。また、過去10年間で最も誘殺数が多かった令和6年に比べても約3~7倍になっています。
- 今後の1カ月は気温が高い確率60%と予報されており、発生量の増加に適した条件となる見込みです(気象庁5月28日発表)。
3 果樹カメムシ類とは
- 果樹カメムシ類とは、果樹の果実に細長い口(口針・こうしん)を刺して汁を吸う害虫です。吸汁により果実の変形や落果、果実表面の斑点や小さな窪み、果肉の褐変やコルク状への変化など、品質、収量を低下させます。
- 果樹カメムシ類の果樹園付近への飛来量は、越冬量、気象条件などに大きく影響されるため、園内の巡回やトラップ調査による早期発見と適切な防除が重要です。
4 防除対策
- 園地の巡回をこまめに行い、早期発見に努めるとともに、飛来が確認された場合は速やかに薬剤防除を実施してください。
- 多目的防災網は速やかに展張し、袋掛け栽培についても早めに作業を進めてください。
5 その他
- 令和8年3月25日~5月27日までに、三重県以西を中心に17府県で、注意報が発表されています。関東では、5月14日に栃木県が発表しています。
- 県では、令和8年3月3日に、「令和8年の果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ)越冬量調査結果」を公表し、農家や農業関係者に、注意を呼び掛けています。
報道提供資料 (PDF:192KB)