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議第1号議案(令和2年3月6日)

新型コロナウイルス感染症対策の強化等を求める意見書

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、国は新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、帰国者等への支援、水際対策の強化、国内感染対策の強化に取り組んでいるが、依然として国内のみならず世界各国においても収束の気配はない。
 2月27日、安倍晋三内閣総理大臣は記者会見において、全国すべての小中高、特別支援学校に3月2日から春休みまで一斉臨時休業を要請した。今後、2週間程度、国内の感染拡大を防止するため、あらゆる手を尽くすべきであると総理が判断をされた。感染拡大を抑制し、国民生活や経済への影響がある中で、国、地方自治体、関係機関が連携して更なる対策を講じる必要がある。
 よって、次の事項について必要な措置を講じられるよう強く要望する。

  1. 感染者の早期発見及び重症化防止のため、地方における検査・医療体制の強化に向けた支援を充実させるとともに、ワクチン及び簡易検査キットの早期開発を図ること。
  2. 感染症指定医療機関などにおける医療機器の整備、医療物資の確保に対する支援を行うとともに、医療従事者や救急隊員等搬送従事者が安心して業務に従事できるよう、院内感染防止のための医療機関に対する相談支援や構造設備の変更に対する支援を速やかに行うこと。
  3. 小中高、特別支援学校の一斉臨時休業に伴う保護者負担や収入減少、経済的影響を受ける事業者に対して十分な支援や財政対策を講じること。
  4. その他、関連・連鎖倒産を防ぐために必要な支援や財政対策を講じること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和2年3月6日

群馬県議会議長 狩野 浩志

衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
財務大臣
文部科学大臣
農林水産大臣
経済産業大臣
厚生労働大臣 あて