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令和8年度第13回定例記者会見要旨(7月2日)

更新日:2026年7月2日 印刷ページ表示

■日時 令和8年7月2日(木曜日)13時30分~14時31分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事ほか
     記者:記者クラブ所属記者等13人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 モニター資料 (PDF:2.67MB)

 20260702山本一太群馬県知事定例記者会見<外部リンク>

知事冒頭発言

■知事発表

 1. ​「スノーピーク ランドステーション赤城」のオープン

 2. 群馬県国際情勢アドバイザリーボード

 3. ぐんま次世代映像クリエイターコンペ

 4. 直滑降ストリーム

質疑応答

Newさんのひとこと

知事メッセージ

知事冒頭発言

 それでは定例会見を始めたいと思います。まず、発表項目に入る前に、冒頭2点お話をさせてください。

 まず、先週の6月26日の金曜日、山梨県の富士河口湖町で最大震度6弱を観測する地震が発生して、群馬県でも震度3を記録しました。この地震による県内の被害は確認されておりません。しかしながら、地震はいつ、どこで起こるか分かりません。群馬県としても、地震を含めた災害には常に強い危機感を抱いております。県民の皆さんには、地震などの突然の災害時に適切な対応ができるように、この会見でも何度も言っておりますが、避難場所とか避難経路の確認、あるいは食料や飲み物の備蓄など、ぜひ日頃から備えをしていただきたいと思います。

 次に、クマによる人身被害についてです。今週29日の月曜日、今年度、群馬県内で初めてクマによる人身被害が発生いたしました。場所は桐生市にある鳴神山です。男性が一人で登山をしていたところ、山頂付近でクマ1頭に襲われたと伺っています。男性は頭や腕にけがを負ったということです。本当にとてもつらい体験をされたと思います。心からお見舞いを申し上げたいと思います。

 そこで県民の皆さんにお願いがあります。全国的に今の時期はクマの活動が活発になる時期です。山に行かれる際には、クマ鈴、ラジオ、万が一の遭遇に備えてクマ撃退スプレーの携帯をお願いしたいと思います。遭遇してしまった場合は、走って逃げたり、大声を出したりせずに、落ち着いて行動すると。クマを刺激しないように、ゆっくり距離を取るようにお願いします。群馬県としても、引き続き、クマの適正管理、人身被害防止の取り組みを進めてまいります。

 それでは会見の中身です。スライドをご覧ください。今日の主な項目です。1つは、「『スノーピーク ランドステーション赤城』のオープン」について、もう一つは「群馬県国際情勢アドバイザリーボード」の最新の状況について、それから「ぐんま次世代映像クリエイターコンペ」について発表させていただきます。

知事発表

1. 「スノーピーク ランドステーション赤城」のオープン

 まず、「スノーピーク ランドステーション赤城」のオープンについてです。群馬県では、令和4年に策定した県立赤城公園の活性化に向けた基本構想に基づいて、自然環境の保全に配慮した利活用を図れるように、拠点施設の整備を進めてまいりました。このうち、「スノーピーク赤城キャンプフィールド」は、ここでも発表させていただきましたが、今年の4月にオープンしました。そしてこのたび、新たな交流施設であるスノーピークランドステーション赤城のオープン日が決まりましたので、ご報告をしたいと思います。

 スノーピークランドステーション赤城は、今年の9月19日土曜日、5連休となるシルバーウィークの初日にオープンさせていただきます。5連休のシルバーウィークの初日です。官民共創による公園管理を目指して、先にオープンしたスノーピーク赤城キャンプフィールドと同様に、株式会社スノーピークに運営を行っていただきます。オープン日には、来館者の皆さんに楽しんでいただけるオープニングイベントを開催する予定です。詳細が決まり次第、群馬県のホームページなどでお知らせをしたいと思います。これまで、当初の予定より工事が遅れ、皆さんに大変ご心配をおかけしましたが、このたび晴れてオープンを迎えることができます。皆さんに親しまれる施設を目指していきたいと思います。次のスライドをお願いします。

 施設の概要です。ランドステーションの大きな特長の一つは、非常に特徴的な外観のデザインです。上毛かるたにもある「すそ野は長し赤城山」を彷彿とさせる曲線、これ(スライド)を見てください、屋根ですね。それと、長さ3メートルのひさしとか、赤城山の豊かな自然とか景観との調和を意識した外観にしています。延床面積は約1,320平方メートルで、広々とした空間を確保させていただきました。加えて、これを見ていただくと分かるように、ガラス面を多く取り入れて、周囲の自然を楽しめる、そういう造りになっています。

 次に館内について、木材をふんだんに使って、自然豊かな赤城山の雰囲気を内部でも感じられる空間としています。館内では、赤城山頂エリアとか周辺施設の観光情報をご案内いたします。また、アウトドア用品とか、赤城山麓を中心とした地元の物産品も、ここで販売させていただく予定です。ランドステーションは、カフェ、コワーキングスペース、多目的ルームも併設されますので、来ていただいた方には、ここでゆっくり快適にお過ごしいただけるということです。ランドステーションはキャンプフィールドの受付機能も兼ねております。キャンプフィールドの利用者にも観光情報を届けることで、赤城山頂エリアを周遊するきっかけをつくっていきたいと思っています。次のスライドをご覧ください。

 あらためて赤城山の魅力をお伝えしたいと思います。これから夏本番を迎えます。赤城山頂エリアは前橋の市街地より約10度低い、10度ですよ。涼しい環境の中で大自然を満喫できます。その後も秋の紅葉、冬の雪景色、氷の上のワカサギ釣り、四季を通じて、本当にいろんな魅力があるんですね。私も4月にキャンプフィールドを視察してまいりました。赤城山の豊かな自然に心が癒やされた、非常に清々しい気持ちになって帰ってまいりました。

 ぜひ多くの皆さんにお越しをいただき、赤城山ならではの、群馬県がずっと言い続けてまだまだなかなか広まりませんが、リトリートの魅力、心と体を癒やすリトリートの魅力を皆さんに実際体感していただければと思っています。群馬県としては、引き続き地元や関係者の皆さんと連携して、この県立赤城公園をはじめ、赤城山頂エリア全体の活性化に向けて、地域の魅力を高められるようなさまざまな取り組みを進めてまいりたいと思っています。

2. 群馬県国際情勢アドバイザリーボード

 続いて、群馬県国際情勢アドバイザリーボードについてです。群馬県では、国際情勢を巡って、中長期的な観点からも対策を講じる必要があると考え、これ多分本当に全国に先駆けてアドバイザリーボードのような仕組みを立ち上げました。そして今、有識者からご意見をいただいています。本日は2点ご報告があります。スライドをご覧ください。

 1つは、メンバーの変更です。ご参画いただいていた日本銀行前橋支店の宮支店長が異動されるということで、新たに着任された上野陽一支店長にご参画をいただくことになりました。上野さんには、最新の景気動向とか、地域企業、金融機関の状況などについて、専門的な立場からご助言をいただきたいと考えています。

 2つ目に、新たなメンバーの追加です。このたび、エネルギー分野の専門家である一般財団法人日本エネルギー経済研究所顧問の小山堅さんにご参画をいただくことになりました。小山さんは国際的な石油エネルギー情勢の分析やエネルギー安全保障分野について長年研究されており、この方は経産省の各種委員なんかも数多く務められておられます。今般の中東情勢に関しても、各種メディアで発信されておりまして、国際エネルギー情勢について深い知見をお持ちの方です。地方自治体だけでは十分には把握しきれない貴重な情報やご意見を小山さんからいただけるものと期待しています。今回、ご参画いただくお二人には群馬県の取り組みに力を貸していただくということになります。あらためてお二人に感謝を申し上げたいと思います。次のスライド。

 これによって、予定していたアドバイザリーボードのメンバーがそろい踏みとなりました。大変心強く充実した布陣になったと受け止めております。来週8日には、上智大学の前嶋和弘教授、アメリカ政治の専門家でいらっしゃいますけれども、第3回のヒアリングを、前嶋先生を迎えて行う予定になっています。今後も年内を目途に順次ヒアリングを行って、いただいた最新情報とか専門的な知見を群馬県国際情勢連絡会議とも共有しながら、群馬県としての対応を検討してまいりたいと思っています。

3. ぐんま次世代映像クリエイターコンペ

 続いて、ぐんま次世代映像クリエイターコンペです。群馬県では、近未来構想の一つに「クリエイティブの発信源」を掲げております。群馬県内での映像制作の支援や人材育成などに取り組んでいます。スライドをご覧ください。

 これは私、非常にいいなと思っている本当に取り組みの一つなんですけれども、今年度も「ぐんま・ネクスト・ジェネレーション・フィルムメーカー・コンペティション2026」と題して、映像クリエイターコンペを開催いたします。令和6年度にスタートとして今年で3回目になります。このコンペでは、若手映像クリエイターに群馬県を撮影地や舞台とした短い映像作品、いわゆるショートフィルムを制作してもらうと。その独創性やストーリー性などを審査するという流れです。大きな特徴は、単なる作品コンテストではなくて、若手クリエイターの育成に主眼を置いているという点です。応募対象は、将来的に第一線で活躍する意欲のある若手映像クリエイターです。18歳以上であれば、居住地・国籍などは問いません。皆様には、ショートフィルムの企画を提案してもらい、書類・面接審査を経て、9組のクリエイターを選考します。選定されたクリエイターには、制作資金として県から100万円を支援します。加えて、運営事務局とかぐんまフィルムコミッションが、群馬県内のロケ地の相談、撮影許諾の支援などの制作面でのサポートも行います。最終的には、完成した9作品を審査委員が審査して大賞を決定いたします。大賞受賞者には、賞金として100万円を贈呈いたします。この賞金は、国内外への映画祭への出品とか、さらなる制作活動に向けた資金としてご活用いただきたいなと思っています。審査委員長は、映画監督としても活躍されている俳優の奥田瑛二さん。何度もお目にかかっていますが、本当に素晴らしい方です。募集は本日2日木曜日から開始して、7月26日の日曜日まで受け付けたいと思います。申し込み方法などの詳細は、スライド記載のQRコードから専用のホームページをご確認いただければと思います。

 昨年度、多くのクリエイターから高い関心を集めて、国内外から290名の応募があったんですよね。この中から企画審査を通過した、厳選した10名によって、非常にクオリティの高い作品が制作されました。もちろん全て拝見しました。今年ももちろん見ようと思いますけれども、この中には、他の映画祭の出品とか上映につながった作品もあるんですよね。すなわち、この事業はクリエイターが次のステージに挑戦するきっかけになっているということなんです。

 クリエイターの育成に加えて、作品は群馬県を撮影地として制作をしてもらうということで、これは群馬県の魅力発信にも大きく貢献していると思います。さらに制作過程で新たなロケ地の魅力が発見されるというメリットもありますし、クリエイターと県内の映像関係者との交流を通じて、群馬県とのつながりを持っていただくという利点もあると思うんですよね。今言ったことも、私が気に入っているこの取り組みの大きな成果になってきていると思います。

 今回のコンペにも創作意欲あふれる多くの映像クリエイターの皆さんからご応募をいただきたいと思います。群馬県としては、このコンペをきっかけに、先ほど申し上げましたが、次代を担うクリエイターの皆さんがさらに大きく羽ばたいて、再び群馬を舞台にした新たな作品を生み出していただくことを期待しております。

4. 直滑降ストリーム

 最後に、直滑降ストリームについてのお知らせです。スライドをご覧ください。

 「県議と知事の紅茶懇談」第45回目のゲストは、リベラル群馬の後藤克己県議です。番組では、県議会のあり方、産業政策に対する考え方、そして群馬県の目指すべき方向性などについてお話を伺いました。後藤県議のご希望で、ライフストーリーとか子どもの頃の話は全部省いて、後藤さんは政策通なので、県民とか企業のために何ができるかということを真摯に考えているということがよく分かりましたし、信念を持って行動している県議だと、そのことが皆さんに伝わる中身になっています。明日の20時から、群馬県公式YouTubeチャンネル「tsulunos」で配信をいたします。ぜひご覧ください。次のスライドをご覧ください。

 ということで、先ほど紹介した後藤県議の配信をもって、特別企画「県議と知事の紅茶懇談」シリーズは完結となります。「群馬県知事版フリーレンの旅」は終わったということで、昨年4月から配信を始めたこのシリーズでは、県議の皆さんと毎回30分間、サシで対談を重ねてまいりました。あらためてこの場をお借りして、ご出演いただいた県議の皆さんに感謝を申し上げます。

 この番組の目的は、地方自治体の二元代表制の一翼を担う県議会を構成する県議一人一人の姿がなかなか県民に伝わっていないということで、これを県民の皆さんに身近に感じていただくということでした。番組では、政治的な話は後藤さんを除いて極力無しにして、それぞれの県議の生い立ちとか、趣味、地域に対する思い、もちろん政策を語ってもらった部分もありますが、幅広いお話を聞くことができました。その結果、議場だけではなかなか伝わらない、ホームページをちょっと見ただけでは伝わらない人柄とか、意外な一面とか人間的な魅力を発信できたと確信しています。こうした形で、県議の人となりに光を当てる機会って意外と多くないですよね。このシリーズは、今後もアーカイブとして残ります。将来、例えば「この県議は何をしたんだろう」、「どんな方だったんだろう」ということを思う人がいたときに、しっかり確認できると。ご覧になったことのない方も、この機会にぜひ視聴していただいて、県議会議員の存在というものをより身近に感じていただければと思います。このシリーズは一区切りとなりますが、今後も県議会と信頼関係を築きながら、切磋琢磨し、より良い群馬県をつくるために取り組んでまいります。

 ちょっぴり自慢というか、言わせてもらうと、いろいろ事情があって、お一人の県議とはとてもできる状態じゃなかったんですけれども、全ての会派の県議と知事が1対1の対談をして、それを配信すると。これ、空前絶後だと思うんですよね。そもそもやろうと思う知事はいないと思うんですよね。だから私は、本当にこのフリーレンの旅は良かったと思います。やはり知事として、県議会との関係をいかに重視しているかという何よりの証明にもなりますし、それから知事として一人一人の県議の個性とか考え方をつかむということは実は県政にとってはとても大事なので、そういう意味では私にとっても本当に貴重な機会になりました。これはずっと残りますので。ぜひ将来、またそれぞれの県議に興味がある方が出てきて、おそらく人となりとかを研究するときには、必ずこれが役に立つんじゃないかと思っております。

ということで、県議と知事の紅茶懇談、群馬県知事のフリーレンの旅は終わりました。人間を知るためにあらためて旅に出たフリーレンはまだ続いていますけれども、一応知っていると思っていた県議について、知らなかったことが多かったということに気付いた。私もフリーレンと同じようにずっと県議を旅して、やっと彼らの核心、それぞれの方々のハートの核心に迫ったような気がしております。

 ということで私からは以上です。何かご質問があれば受けたいと思います。

質疑応答

​​●GUNMA PASSPORTについて
(記者)
 私からは1点、案件外の質問についてです。GUNMA PASSPORTについてです。今週月曜日から申請が始まって、本当に多くの人気で、今回も即日で申請の受け付けが終了となりました。それだけ人気だったということですが、一方で私が取材していて、申請方法が、アクセスが集中してサーバーがダウンというところで課題があったかと思います。次回、第2回、第3回と続いていきますが、それに伴って申請方法の見直しや、逆にこのまま先着順で進める場合は、どういった理由で同じ方法を続けるのか伺いたいと思います。

 

(知事)
 これはちょっと担当の方からどうぞ。

 

(観光リトリート推進課長)
 今回、アクセスが短時間に集中したことで、サーバーに大きな負荷がかかり、6月29日には5,599件の申請を受け付けた時点で一時的に受け付けを停止せざるを得なくなってしまいました。申請を予定されていた皆様にはご不便、ご心配をおかけしたことを心からおわびしたいと考えております。その後、システムの点検やサーバーの増強などを行いまして、7月1日から申請受け付けを再開し、受け付け上限の1万件に達したところでございます。
 再開後も、申請の途中で手続きが止まってしまう事象が多く見られたことに対しまして、大変申し訳なく思っているところでございます。次回はこのようなことが無いように、対策を検討していきたいと考えております。なお、この後7月8日に2回目の申請受け付けが、その後7月17日から3回目の申請受け付けがございます。現状のところはその形で進めていきたいと考えております。

 

(知事)
 今、観光リトリート推進課長の方からお話があったとおりなんですけれども、知事の方からも、せっかくこれだけの方々に申し込んでいただいたということを考えると、こんな形でサーバーダウンしてしまったことは本当に申し訳なかったなと思います。これ、ある意味うれしい悲鳴みたいな感じで、ここまで人気が出るとは思っていなかったというのはあるんですけれども、今、記者さんがおっしゃったように、これから2回、3回とあるので、(サーバーを)補強しましたけれども、やはりこういうことが起きないように、我々としては今言ったような形で対策を講じていきたいなと思っています。

 

(記者)
 これからも先着順ということですけれども、それはどういった理由があるんでしょうか。

 

(観光リトリート推進課長)
 基本的には、抽選順でやったりとか、または先着順でやったりとかということはあろうかと思うんですけれども、今回はLINEのシステムを使ってデータを取得する予定でございますので、今のところは、まずLINEを使うというところから、先着順、いわゆる申請順というような形で対応していきたいと考えております。

 

(記者)
 第3回が終わった後の今後のスケジュールとか予定はいかがなんでしょうか。

 

(観光リトリート推進課長)
 まずこの3万部をしっかりと必要なお客様に届けていくということが重要であろうかと考えております。もしこの3万部がすぐに終わるような状態であれば、またその時に再度検討していきたいと考えております。

 

(知事)
 今のお話のとおりなんですけれども、自治体が出したこういうものが4万部はけるってすごいことだと思うんですよね。ただ、今の流れからすると分かりませんが、今、記者さんがおっしゃったような事態になることもあり得るので、その時の状況を見てどうするか考えたいと思います。知事としては、できるだけ県民の皆さんのご希望に沿えるような形にしたいと思いますけど、まずはこれからの状況を見た上で判断をしたいと思います。

 

●山本龍元前橋市長の次期知事選出馬表明について
(記者)
 まず、案件外で、元前橋市長の山本龍さんが知事選への出馬を正式表明しました。動画をご覧になっているようでしたら感想をお願いします。

 

(知事)
 まず、最初に申し上げたいのは、前回か前々回ぐらいの会見でもちょっと申し上げたんですけどね、私は同郷の山本龍元市長のことは嫌いじゃないんですね。向こうは、前回の市長選挙の時、厳しくいろいろと言われたということもあって、どうか分かりませんけれども、私はすごくいいところのある人だと思っています。まず、そのことをちょっと申し上げたいと思います。かつては同郷だということもあるし、知事と市長として助け合っていたということもあります。さっき言ったように何の個人的な恨みもないし、むしろ好感を持っているほうだったので、ちょっとこういう流れになっちゃったというのは少し残念なところもありますが、今の元市長の動きを見ていると、2年前の市長選挙に4期目を目指して立候補されたと。この時は記者さんも覚えていらっしゃると思いますが、山本元市長のことを私、相当応援しました。その時は、今の小川市長ですけれども、相手の新人候補のことはできるだけ個人的な中傷はしないという一応原則を貫きながら、ブログも山本元市長の陣営の方々からの強い要望もあって、結構睡眠時間を削って書いた覚えがあるんですね。その時も相当視聴率が高かったんですけれども、もちろん例えば決起大会なんかにも行って応援演説もさせていただきました。その前の知事選の時は、山本元市長も私の陣営のところに来てくれたということなので、そうやって助け合ってきたということなんですけれども、2年前の市長選挙に残念ながら敗れたと。ちょっと思ったよりの大差だったんですけど、敗れた。

 ご存じのとおり、その後に、同じふるさとである草津町の町長選に出ようとされたと。しかしながら、いろんな事情で、なかなかうまくいかず、この草津町の町長選に出るということもできなかった、断念されたわけですよね。これ、出ていれば、また私との関係も違ったものになったと思うんですけれども、これは残念ながら出られなかったと。その後、今の市長の、小川市長のあの事件があって、結局、小川市長がその時は辞任をされて、そして出直し選挙が行われるという流れを覚えていらっしゃると思うんですけれども、その時にも、それ本当今年ですよね、今年の1月。その時にも山本元市長が出馬に非常に強い意欲を最後まで持たれて、ご本人は本当にもう一度やりたかったのかもしれませんが、いろんな事情で保守系市議団の支持がまとまらなかったということとか、仲間を割っちゃいけないという意識もあったと思うんですけれども、それを断念されたと。その後、しばらく何カ月か経ってから、次は知事選に挑戦したいと。

 この流れを見てみるとね、やっぱり自分は県議としても市長としても経験があるので、そういう経験を生かして、政治家として地域のために働きたい、貢献したいと、こういうご本人に強い気持ちがあるんだと思うんですね。それは私も同じ政治家として、ちょっとブログにも書きましたけれども、理解できるところもあるし、できることなら、山本元市長がもう一度その経験を生かして活躍できるような場所があればいいなということは、傍目から見ていて思っていたんですね。ただ、来年の知事選挙は、現職である私も出るので、ここは山本元市長含めて、申し訳ないんですけれども、どなたが出ても、これは残念ながら申し訳ないんですが、お譲りするわけにはいかないと。やっぱりこの2期8年やってみて、やっと群馬県に勢いが出てきたわけですよね。群馬県の知名度が上がり、存在感が上がり、経済もある意味活性化されてきて、ここからさらに群馬県の存在感を上げていく、県民の幸福度を上げていくというプロセスの途中なので、8年で途中で放り投げるということは、いろいろ考えてもできないと思っていますし、もう一つは記者さんもよくご存じのとおり、2030年に群馬県にとってもものすごく大事な、温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録、これが実現するかどうかという節目というか、正念場が来るわけですよね。これは、これもちらっとブログに書いた覚えがありますが、私よりも優秀な知事の方は山ほどいると思うんですが、これは私しかできないと思います。今までの経緯とかも考えても、これは本当に僭越ながら、山本一太群馬県知事にしか最後の後押しはできない。だからここは、申し訳ないですが、来夏の知事選については負けるというかね、誰にも譲れないと、ここは何としても県民のために勝ち抜かなければいけないと思っています。

 それからさらに付け加えると、今回、山本元市長が立候補されたと。これ会見でもちょっと言ったか、よく覚えていませんが、ぶら下がりだったか分かりませんけれども、そのこと自体は私は良かったと思っているんですね。ちゃんと政治経験のある方が同じ選挙に手を挙げたということは、私は良かったと思っていまして、それは、この人が出た後、陣営の緊張感が違いますよね。それから危機感が違いますよね。それは侮れない相手ですから。おかげで明日、7月3日に前橋のドーム(日本トーターグリーンドーム前橋)で後援会全体戦略会議、これは365日前の決起大会というのをやるんですけれども、かなり盛り上がっています。いよいよ目に見えるライバルが出てきたので、明日かなり集まると思うんですよね。そういう意味でも、かなり陣営が盛り上がっている点でも、私は良かったと思っているのと、あともう一つ申し上げると、正直言って、うちの秘書たちは大変ですよね。後援会の方々も、やっぱり選挙するのは大変だと思うんですが、ずっと前から国会議員の時代から言ってきて、どんな選挙でも有力な対抗馬っていた方がいいんですよ。そうやって競い合っていかないと、政治に緊張感が生まれないと思います。それから知事選、今回の知事選もそうですけれども、やっぱり複数の候補者が出て、複数の選択肢を県民、有権者に示すという方が健全なんで。

 ですから、もう1回言います。これはなかなか侮れない相手だと思っているし、行動力も非常にあるしね。そこは本当に、警戒しながらやらなければいけないとは思うんですが、それでも、こういう言い方をすると誤解を生むかもしれませんが、こうやって挑戦を表明していただいたことに、逆に感謝しているというのが本当の本音です。やっぱり選挙だから、結局は私、これもブログにちょっと書きましたが、選挙至上主義なので、堂々と政策を戦わせて、来年の夏にまだ他にも出る人が何人もいるかもしれませんけどね、そうやって志を持って手を挙げた方々としっかり競い合って、県民に審判を下してもらうと、しっかりとそこで審判を下してもらう。

 これ以上長くは言いませんけれども、やっぱり7年間、無我夢中で、ここで会見をやっているから記者の皆さんには分かっていただけると思うんですけど、全身全霊でやってきたので、そのことが本当にどのくらい県民に伝わっているのか、そういうことを政治家として、やっぱり一人一人の県民に伝える自分に、言霊とか魅力があるのかということも知りたいし、やっぱりね、真価を問われる戦いに身を投じるということが大事だと思っているので、そこは私は前向きに捉えています。

 それから、この山本元市長の会見、これは実はYouTubeは見ていません。なぜかというと、私の仲間が全部見て、詳細に報告してくれたというのもあるし、記者の皆さんも行かれたと思うんですけど、あそこにいた複数の方々からもかなり詳細に伺ったので、直接は見てないんですけれども、大体の中身というか、ほとんどは把握をしています。その中でまず感じることは、選挙は1年後なんでね、これから多分、彼はマニフェストを秋ぐらい(に公表する)と言っていましたよね。ここから多分、いろいろ具体的に練り上げていくと思うんですけれども、まだ今の段階では結構ふわっとしていると思うんですよね。だから、まだ、ものすごい具体的な政策、公約みたいなものではないんだろうなと思います。

 その中で感じたことも、ちょっと率直に言わせていただくと、ちょっと意外だったというか、ちょっとうれしかったのは、上毛新聞にも書いてあったし、他の新聞にもあったでしょうか、報道にもあったように、今の県の政策は結構評価していると。中身、方向性は間違っていないと言っているわけじゃないですか。ということは、この山本元市長も、群馬県が活性化している、元気になっている、群馬県の政策の方向が間違っていないということは多分評価していただいているんだろうなと。そこは、ちょっと私はうれしかったですね。ただ、いわゆる評価してもらっている、群馬県が活性化している、方向が間違っていないという政策は、知事である私が主張してきたので、全体として言うと、やっぱり政策の方向性はいいけど、知事の能力とかスタイルに問題があると言っているんだと思うんですよ。その中で、一部の方々から時々言われる、県政はトップダウンで、例えば職員がみんな知事の顔色をうかがって、意見も言えない、風通しが悪いというのがあるんですね。それは事実と違うと思っていて、ただ事実と違っても、もしかしたらそういう側面があるんだとすれば、そこはちゃんともっと努力して、違うということを説明していかなければいけないし、あるいはまだ改善する点があるんだったら改善したいと思います。やっぱりこうやって相手が出ると弱点を突いてくるので、弱点というのはすなわち、ここが弱点だろうと思われるところなんでね。逆に言うと、ある意味、自分の課題が分かるというところはあるかなと思います。

 それから、今日は群テレの別の記者さんはいませんけど、「がるがる」という番組で予算協議の場面を取材してもらったんですよね。トップダウンってなかなか定義が難しいんだと思うんだけど、トップダウンというのは、知事がいろんな構想を出していくということを言っているんであれば、元市長も、市長時代はそうだったと思うんですけれども、やっぱり自分の思うことをリーダーとして実現するためになったんであって、自分の構想というものを実現するために、いろんな提案を出していくと。これができなかったら、そもそも首長としての資格もないし、手を挙げるべきでもないと思っているので、トップダウンというのはよく分からないんですけれども、当然トップとして実現したいものがあるから知事になったということなんですよね。

 じゃあ、自分がこの政策をやりたいと言った時に、すごい乱暴に決めているかというと、そんなことはないと思うんです。前の知事には前の知事のスタイルがあったと思うんですけれども、一番大事な、事業をつくっていく予算編成作業は何十時間もやっているから。だって、本予算だったら50時間とか60時間やっているわけでしょう。一つ一つの協議を、担当部局の提案を聞きながら、財政当局も入れて、2人の副知事もいてやっているわけでしょう。その中で例えば、最後は私が決めないと。リーダーにとって一番最悪なのは優柔不断なことですから。最後はいろんな意見があっても私が判断するわけなんですけど、担当部局の意見を高圧的に抑えるとかいうことは1回もなくて、例えば議論の中で、「じゃあこれはこうかな」と言っても担当部局が食い下がりますから。「もう1回やらせてくれ」と、「もう1回協議をやらせてくれ」という時は、ちゃんと「分かった」と。どうしてもやっぱり担当部局が納得しないときは、「じゃあもう1回やりましょう」ということでやっているので、周りからどう見えるのか分かりませんけれども、実は独裁型リーダーではないので、でもそういうちょっと誤解を与えているところがあるとすれば、そこはそれでちょっと反省して、そうじゃないということは一生懸命説明していかなければいけないかなと思っています。

 あと、そのYouTubeを見た人から聞いたんですけれども、「政策決定プロセスを徹底的に透明にする」とおっしゃっているらしいので、これは一つの考え方だと思うんですけどね。群馬県は、私は相当透明だと思っています。記者会見もここまでちゃんとやっている人はなかなかそんなにいないと思うし。ただ、よく分からない、まだ中身が分からないので、あまり意地悪なことを言いたくないんですけど、最初から全部政策決定プロセスを、みんな一緒に考えようみたいなことをやったら、そもそも県政は動かない。それをもしやったら、まずまとまらないし、例えば議会と知事というのは、やっぱりある程度緊張関係があっての二元民主制じゃないですか。知事が予算をつくって議会は議決するという機関ですよね。だからそれ全部、例えば一緒くたにみんなで相談しようと言ったら、財政がまず破綻すると思いますよね。

 それから申し訳ないですけど、まだ多分詳細な制度設計があるから分かりません。分かりませんけど、例えばね、全部透明にすると言った時に、例えば小児医療センターを群馬大学医学部附属病院の隣接地に再整備したじゃないですか。これはいろんな考え方がある中で、ガラス細工のような調整をしていったわけですよ。最初からこうやりますって言ったら、もう全くまとまらない。新しい沼田高校の新設の時もそうで、いろんなプレーヤーに理解を求めながら、こうやっていくということでいうと、やっぱり、分かりません、もうちょっと詳細な制度設計がないと分からないんだけど、最初から全部オープンにしていくということは、なかなかちょっと難しいのかなと感じます。

 それからあと、いわゆる市町村との連携を非常に大事にしようということを、多分一生懸命打ち出されていて、これもいいと思うんですよ。円卓会議でしたっけ、これもまだ制度が固まっていないので、あまり決めつけは良くないし、しっかりこれが出てきた時にちゃんと反論しようと思うんですけど、円卓会議で何の問題も市町村と一緒に円卓会議で決めようという趣旨だとすると、まあそうじゃないと思うけど、全然、市町村というのは、置かれている位置も違う、政策についての考え方も違うという中で、一緒に全部円卓にして、ものを考えていくというのは、普通はなかなか難しいと思うんですよね。だから今、知事と市町村長との意見交換会ってあるじゃないですか。その時にも、一緒にものを考えるというよりは、市町村の要望を聞く。例えば今、市町村だったら2時間やっていますけど、全部私が答えているわけですよね。ここら辺を充実させていくということとどう違うのかとかね。

 あと市町村の連携というのは、いわゆる円卓会議みたいにみんなで集まらなくても、それぞれずっとやっているわけですよ。例えば、信越化学、スーパー企業、時価総額10兆円以上の信越化学の投資を伊勢崎市に呼び込むときも、臂市長と連携して、臂さんもすごい頑張られて、県と市がいろんな水面下でも議論しながら、なんとかこれを成功させたわけじゃないですか。だから、例えば工業団地みたいなことも、当初からどうやったらうまくいくかということも、ちゃんと個別の問題で連携しているわけじゃないですか。だからそういうものと、円卓会議みたいなのがどう違うかというのは、ぱっと見てまだちょっと分からない。でもこれからまだいろんな制度設計が出てくるんだと思うんですけれども、ぱっと見た限り、どういう方向なのかなというのは思いますよね。

 それとあと、これもご本人の市町村との連携を重視していくという、それはもう本当にいいと思うんですね。ただ、権限を市町村に移譲するということもおっしゃっていたらしいんですけれども、これも全然別に否定しません。ただ、今の段階を見ると、県では移譲できるものはほとんど移譲していますから、何でも移譲できないじゃないですか。例えば、南牧村に土木事務所を渡せないですよね。無理だもん、人いないから。だから、市町村の方から県がやってくれと言ってやっているものもあるので、その権限移譲という考え方は別に否定しませんけど、もうちょっと精緻に、どういうふうにやるのかなというのは、ちょっとまだ今の段階では分からないかなと。うちの政策チーム、個人の政策チームに投げても、ちょっとまだみんな、もうちょっと明確にならないと反論のしようがないと言っているので、これから多分、だんだん構想が明らかになって、制度設計ができて、よく分かんないですけど、マニフェストが出たら、それを見て、精緻に、冷静に反論していきたいなと思います。

 その中で一つ、傾聴に値するなと思った批判があったのは、知事の頭の中にある政策が全然県民に伝わっていないという厳しいご指摘があったらしいんですよね。これはどの自治体の長も感じていると思うんですけど、やっぱり有権者というか、住民の皆さんに政策を理解してもらうというのは大変なんですよ。これは本当に傾聴に値する点だと思っていて、だからこそ、未来構想フォーラムを4年連続でやってきて、今年は特に35市町村でやってきて、でもやってみると、「こうだったのか」と言われるから、日頃すごい努力しているつもりでも、この会見でもやっているし、ブログにも書いているし、いろんな形で伝えようとしているんですけど、あらためてこの35市町村(での未来構想フォーラム)を始めると、「こうだったのか」と言う人が多いから、やっぱりまだまだ伝わっていないというところで言うと、この元市長のご指摘は真摯に受け止めたいと思います。

 ただ、もう一つだけ言わせてもらうとね、じゃあ全部伝わっていないかというとそうでもないと。伝わっている部分もあるんじゃないかなと思うのは、例えば今から7年前に最初に知事選挙に出たと。その時にかなりちゃんとした政策集を作って、それを掲げて選挙をやったわけですよね。一応、皆さんご存じのとおり、得票率はもちろん7割を超えたし、群馬県知事選史上最多得票で勝ったということは、知事がやろうとしていることについての理解はある程度あったと思うんですよ。それから4年経った。もちろん、相手が共産党の方で実質的な無風なんて言われていたので、残念ながら投票率は3割まで下がったんですけど、得票率は8割、正確に言うと79.何%までいっているので、全く伝わっていないというわけではないと思うんですよ。全く伝わっていなかったら、2回目の選挙で、一応得票率8割とかいかないと思うんですよね。

 それから、去年1,500サンプルで調査をやって、これもちゃんとここで公開しましたけど、細かい調査は今もやりますが、これまでの山本県政を評価するかっていうのは7割を超えているし、あと続けてほしいかというのも7割を超えたと。いや、今は分かりませんよ、3割ぐらいになっているのか分かんないけど、でもこういうことからすると望みはあるんじゃないかと。だからこの厳しい指摘は受けたいと思うんですけど、今までの流れを見ると、通じているところもあるので、やっぱり足りないところを、これからしっかりやっていきたいと思います。

 何度も言いますが、侮れない相手が出てきたというのは、非常に良かったと思いますし、まだこれからさらなる強敵が出てくるような予感もするし、本当に複数の候補者による激戦になるという気もしますけれども、やっぱり常に緊張感を持って、なかなか難しいチャレンジですけど、根治を目指して病気の治療をしながら、知事の公務には手を抜かず、なおかつ、その余った時間で選挙活動についてもしっかりやり、やっぱり公務が最優先ですから、そうやって来年の選挙も勝つというのは、なかなか難しいチャレンジですけれども、ここで何度も言っているように、内村鑑三氏の本を、いろいろピンチがあるときには、いつも「後世への最大遺物」という軽井沢の講演録を見るんだけど、とにかく難しければ難しいほど面白いと、成し遂げるのが。それを胸に置いて頑張りたいと思います。

 それから、やっぱり私は本当に6歳児で感情的なので、何か言われると、もう速射砲のように反撃してしまう癖がついているんですけど、やっぱりこれは、こういう言い方をするとちょっと不遜ですけど、病気になって良かったなと思うのは、やっぱり自分の寿命が限られているというのが分かってから、ここでも言ったんですけれども、心境が変わって、今までよりも周りの方々の立場とか考えるようになったし、それから自分のことも謙虚に見つめられるようになってきたというのは、これであらためて分かったんですけどね。とにかく、さっき言ったように、馬鹿にされ、笑われ、それでも地をはって、泥をすすって勝つということで、本当に政治の原点に戻って頑張りたいと。最後に言いますが、ネガキャンはやらずに、議論で突破していきたいなと思います。

 すみません、いろいろ質問出ると思ったんで、ここまで言えばもう二度とこの質問は出ないと思って、そういうことです。

 

●利根商業高校の閉校について
(記者)
 別件ですけれども、利根商業高校が2030年3月に閉校するそうです。運営組合が県立の利根実業高校に商業系の学科を設置するよう県教委に要望したそうですが、知事の受け止めをお願いします。

 

(知事)
 まず、担当部局からどうぞ。

 

(高校教育課高校未来づくり室長)
 今のご質問なんですけれども、利根沼田学校組合の方から、利根実業高校に商業系学科新設の要望をいただいております。現時点で決まっていることはないんですけれども、今後、利根沼田学校組合としっかり連絡を取り合いながら、適切に話し合っていきたいと考えております。

 

(知事)
 これやっぱり少子化で募集定員も割れているところも多いですから、相当、学校側というか組合側、苦渋の決断だったと思うんですよね。みんな残したいと思っているに決まっているんだから、やっぱり歴史もあるし。でも、どうしてもこういう決断に至ったということは残念ですけど、それはしっかり我々も受け止めて、これから学校の方で、保護者とか生徒さんとか、こういう方々にものすごくきちんと説明をするということなので、それもちょっと見守って、その推移によって、例えば県として少しいろいろ協力できることがあれば、それはその時によく考えていきたいと思います。

 

●中曽根弘文参議院議員の発言について
(記者)
 最後にもう1点なんですが、中曽根弘文参議院議員が、「天皇陛下の長女愛子さまによる皇位継承はありえない」と述べ、「独身の愛子さまが天皇になったら結婚する人もいない」と語ったそうです。後にその言葉が適切でなかった点があったとしたそうですが、知事の受け止めをお願いします。

 

(知事)
 中曽根弘文先生は、郷土の、まさに参議院の尊敬すべき先輩で、ご自分の信念もあっていろいろやってこられて、ですから、それについてどうコメントするつもりはないんですけれども、中曽根先生のご説明のとおりなのかなと、そういう説明をされたとおりのことなのかなと受け取っております。

 

●県議と知事の紅茶懇談について
(記者)
 冒頭、紅茶懇談が後藤さんの公開で終わるというお話がございましたけれども、知事、45人を振り返って、印象的なやり取りとか、もしあればいくつか教えていただければ。

 

(知事)
 そうですね。でもね、全ての回、私、基本的に手を抜くということしないので。全ての回は30分だけど全力でやったんですけど、やっぱりね、長く付き合ってきて一応知っている人もいるんだけど、全然知らないことの方が多くて。他の県議は分かりませんけど、群馬県の県議は会派にかかわらず、なかなかみんな魅力的ですね。人間としてすごく魅力を感じる部分が多いなと。一人一人を見ると、いろいろ立場の違いはあってもね、非常に志があって魅力的な人が多いということが分かったのは、ちょっと救いというかね、すごくうれしかったですよね。

 とにかく趣味とかだけでも、その人の人柄が分かるじゃないですか。音楽の趣味とか、どんな本を読んでいるのかとか、例えば今の県議であるご本人に影響を与えた人とか、そういうことを知るだけで、ものすごく勉強になるし。これから基本的に、県議会としっかり付き合っていく。ある意味せめぎ合わなければいけないわけですよね。県議会が手ごわいほど健全だと思うんで。ただ、時には協力していったりするんですけど、県議会と交渉するって言っても、人間対人間だから、そういう意味で言うと、これからも多分苦労はすると思いますが、他の知事に比べたら、大変な、私はある意味で言うと武器を手にしたなと。一人一人の人生観みたいなのが分かっているというのはすごく良かったと思う。これからの交渉とかにもすごく役に立つと思うし、これはアーカイブに残りますから。だからこれはやって本当に良かったなと思っています。

 

(記者)
 お一方は状況がどうしても許さなかったというお話です。それは刑事裁判で被告人の立場になっていらっしゃるので、そういうことを考慮してということでよろしいですか。

 

(知事)
 言い方はあれですけど、いろんな事情があって、とてもそれはできる状態じゃないということです。

 

(記者)
 まずは紅茶懇談の関係なんですけど、これまでも県職員の方とか県議の方でいろんなシリーズを出してこられましたが、今後こういうシリーズをやってみたいというのがあればお聞かせください。

 

(知事)
 とりあえずフリーレンの旅が終わったんで、結構大変だったんですよ、実は。だって1日2人とかでしょう。一応メモはあってもシナリオはないわけでしょう。だから、全部その場で流れはあっても、私がインタビュアーとして、相手に対して、やっぱり全力で向かうからエネルギー使うんで、結構大変だったんで。フリーレンの旅のね、勝手に自分で言っているんですけど、偉業を終えたばかりですから。次の魔王を倒す旅は、ちょっとしばらく充電してから考えたいと思います。

 

●GUNMA PASSPORTについて
(記者)
 話は変わりまして、先ほどGUNMA PASSPORTの話がありましたが、県のホームページではGUNMA PASSPORTを活用したサービスを尋ねる、お店とか事業者向けの報告フォームが立ち上がっていますけれども、今後の展開とか検討されていることがあれば教えてください。

 

(知事)
 それはどうぞ、観光リトリート推進課長から。

 

(観光リトリート推進課長)
 このGUNMA PASSPORTでございますけれども、県内を巡るきっかけづくりとして大変有効なツールだと考えております。今回の増刷分を含めました事業効果を検証した上で、この観光施設や地域との連携なども含めて、継続的な関心喚起、誘客促進につながるよう、今後もさまざまな展開について幅広く行っていきたいということから、今回、フォームを立ち上げて、各企業様、事業者様の方から「一緒に連携できないか?」というような形で展開の方を進めております。

 

(知事)
 この間、久しぶりに東京同窓会で東京の友達と会って、いつも「来てくれ」って言われているんですけど、なかなか時間がなかったんですけど、行ってみて、みんなそれぞれすごく活躍して、ただもう引退しているんですよね、同世代だから。だけどね、GUNMA PASSPORTの話が出たから。「欲しい」とか言って。だから結構、全国的に話題になっていると思うので、これある意味、天才・糸井重里さんからも褒められたから。だからこれ、すごくもしかすると群馬県を起爆させるためのいいきっかけになると思うし、県民の郷土愛を向上させるだけじゃなくて、関係人口みたいなのも増やせるかもしれないので、今のところやっている我々のいろんな仕掛けの効果を見ながら、また新しいことを考えていきたいと思います。

 

(記者)
 お店とか事業者を絡めることも今後検討されていると。

 

(観光リトリート推進課長)
 はい、考えております。

 

(記者)
 一方で、昨日の申請受け付けの時に、県公式のLINEとか、県の代表電話の方も混雑のアナウンスが流れたり、つながりにくかったりという状況があって、他の用がある方にも影響が出た可能性があるかなと思うんですけれど、今後、この殺到する問い合わせへの対応についてはどうお考えでしょうか。

 

(知事)
 どうでしょう、観光リトリート推進課長。

 

(観光リトリート推進課長)
 今回、問い合わせが非常に多く寄せられております。主な内容としますと、申請ができない、それからエラーが表示される、手続きが途中で止まってしまうといったようなシステムの利用に関するお問い合わせが中心でございました。基本的にはこういったことがないように、次の申請受け付け時には対応していきたいと考えております。

 

(知事)
 とにかくご迷惑をかけて、いろいろご迷惑をかけたことを本当に申し訳なく思って、せっかく応募しようって来てくださった県民の方々に申し訳なかったと思うんですけど、自治体が発表したもので、こんな現象って今までないから。今まであまり経験したことないことなんで、ちょっと戸惑っていますけど、今日もご質問ありましたが、だんだん我々としてちゃんと対応を進化させて、なるべくスムーズにいくように努力したいと思います。

 

●県議と知事の紅茶懇談について
(記者)
 紅茶懇談に関連してなんですけれども、企画としては一区切りをつけたということですが、逆に県議の皆さんの方から知事をインタビューしたいみたいな、そういう声というのはこれまでなかったんでしょうか。

 

(知事)
 なかったですね。インタビューはいつでも、もしそういう希望があればいつでも受けたいと思います。全員が知事に聞きたいというシリーズがあっても受けますけど、そういう話は向こうから残念ながらありませんでした。

Newさんのひとこと

​​​​​(知事)
 もうNewさん(大塚副知事)が「まだかよ」みたいな顔をしているので、ではNewさん、お待たせして大変申し訳ございませんでした。Newさんコーナーです。

●産直ECサイト「ポケットマルシェ」と「食べチョク」と連携した取り組みについて
(大塚副知事)
 じゃあ私から1点だけ。群馬県は皆様ご案内のとおり、大変恵まれた自然と、あるいは東京への近さといった立地も生かしまして、畜産だとか野菜といった農産品の出荷額というのは全国でも大変高い順位を誇っています。今日ご紹介させていただくのは、群馬県では、こういった県産の農畜産品がより多くの消費者の手元に届くように取り組んでいますけれども、今日はその一例として、農畜産品の産直ECサイト、ECというのは電子商取引ということですけれども、電子商取引サイト「ポケットマルシェ」というのと「食べチョク」というものが代表的なものがございますが、こちらと連携した取り組みをご紹介させていただきたいと思います。

 この産直ECサイト、すみません、私は使ったことないんですけれども、使われた方もあるかもしれませんが、農畜産品がリストアップされていて、普通の電子商取引のサイトと同様に購入ができます。この産直ECサイトの素晴らしいところがいくつか、ここ(スライド)にまとめています。生産者からの直送のため、流通を介することなく新鮮な商品が手に入るということだとか、あるいはどういう方が生産しているか、どの地域のどういう方が生産しているのかという顔が見える安心感、あるいは規格外の商品だとか地域の限定品といった市場に出回らないような商品にも出会えるという面白さ、購入代金がこれも流通を介さないということで、生産者へ届きやすく地域を応援できるということ、それから最後に季節ごとのおすすめ商品なんかも多く掲載されて、旬を楽しむことができるというものです。

 私も昨日、この2つのサイトを見てみましたら、群馬県でも大変面白いものがいっぱい出ていて、農畜産品というとちょっとイメージしにくいかもしれませんが、お花なんかも含めて、あるいはこんにゃくだとか、加工品も含めていろんなものが出ています。このたび、県として今回やらせていただいているのが、県が連携しているこの2つのサイトにおいて、送料の割引というものを実施しています。キャンペーンは、県内の生産者が出品する商品を対象としたものでして、これまで送料を負担に感じておられる方もあったかもしれませんけれども、気軽にお試しいただく絶好のチャンスかと考えています。

 こちら(スライド)の「ポケットマルシェ」さんについては送料300円、それから「食べチョク」さんについては500円の割引ということです。時期等、詳細については、(スライドに)QRコードを付けそびれているので、QRコードはないんですけれども、県のホームページ、Instagramで報道発表でもこれも出しておりますので、ぜひご覧いただければと思います。

 キャンペーンというのは、夏と冬に実施しまして、いずれも予算の上限に達し次第、終了ということを考えさせていただいていますので、ぜひお早めにご利用いただければと思います。こういった機会もぜひご利用いただいて、県内の方はもとより、県外の方々も含めて、より多くの方が群馬県の素晴らしい農畜産品を手に取っていただければということを考えております。私からこの取り組みについてご紹介させていただきました。ありがとうございます。

知事メッセージ

 Newさん、ありがとうございます。それでは私からも最後に一言、県民の皆さんにお伝えをしたいことがあります。知事になって7年経ったんですけれども、これは人事課がよっぽど考えてくれているんだと思うんですが、歴代の秘書課長が非常に素晴らしいんですよ。知事に合う人を選んでいるのかどうか分からないんですけれども、本当に歴代の秘書課長はすごく良くて、極めて、それぞれタイプは違うんですけれども、知事の仕事を的確にサポートしてくれているんですね。

 実は知事には、秘書課に係長というのがいて、知事担当の係長というのはだいたい2人いて、交互に、例えば公務では知事に同行する。知事車に乗って知事に同行したり、海外出張に一緒に行ってもらったり、東京への弾丸出張に付き合ってもらったりしているんですけど、この係長2人が交互に、やはりずっと置いておくわけにもいかないので、キャリアを考えれば、いろんなところを経験してもらわなければいけないんですけど、交互に変わっていく感じなんですけれども、実は2年前までですかね、秘書課の係長として頑張ってくれていた笹川達夫さん、40代ですかね、まだ40代後半かな。先般、残念ながら病気で亡くなられたということで、ご自宅に伺って、ご両親と会ってご焼香をさせていただいたんですけれども、笹川さん、なかなか県庁でのことをご両親にお話をされていなかったということなので、私の方からね、いかに頑張ってくれたか、いかに私と親しかったか、そもそも歴代の係長はこういう言い方をすると本当に6歳児みたいなんですけど、友達なんですよ、みんな今もずっとね。だから本当に出張に行って苦労して頑張ってくれたこととか、ご両親にご報告したんですけれども、その話を庁議でも、もう1回みんなにあらためて、次の庁議でお話をして、笹川さんの分も我々はやはり頑張っていこうと、県民のために。笹川係長と、当時いろんな形で関わってくださった県民の皆さんも、もしかしたら見ていただいていると思うんですけれども、とにかく笹川係長の分まで我々しっかり頑張っていきますので、ぜひ県職員の活躍を、いろいろ間違いをする時もありますけど、行政ですから、ぜひ引き続き県職員の活躍を県民の皆さんに温かく見守っていただければと思います。

 ということで、これにて、今日はちょうど1時間ぐらいでしたかね。これにて今日の定例会見を終わりたいと思います。記者の皆さんには毎回最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。