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■日時 令和8年4月9日(木曜日)14時01分~15時03分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事ほか
記者:記者クラブ所属記者等14人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)
20260409山本一太群馬県知事定例記者会見<外部リンク>
■知事発表
それでは、定例会見を始めたいと思います。先週の3日、金曜日に上京いたしました。温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録に向けてご尽力をいただいている、国会議員の方々を訪問してまいりました。スライドをご覧ください。今回は赤羽一嘉議員、それから福重隆浩議員、柴山昌彦議員、牧島かれん議員の4名にお会いしました。皆さんには、「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産登録推進議員連盟で、それぞれ重要な役割を担っていただいております。この場をお借りして、この4人の皆さんにあらためて感謝を申し上げたいと思います。先の衆議院選挙を経て、国政を取り巻く状況も大きく変化いたしました。そうした中で、議員連盟の今後のあり方とか、登録実現に向けた運動の進め方について、こうした方々の率直な意見を伺ってまいりました。頂戴した意見を踏まえて、今後の取り組みにしっかり生かしてまいりたいと思います。次のスライドをご覧ください。
同日夕方には、前熊本県知事の蒲島郁夫さんとも久々にお目にかかりました。蒲島前知事は、実は温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録を応援する知事の会の初代会長として、この運動を力強く牽引してこられた方です。最初、ちょっと電話でお願いしたときに、ご自分がもう次は(知事選挙に)出ないのでということで随分固辞されたんですけれども、かなり頼み込んで、強引にお願いして引き受けていただいた。でも、この方が会長になっていただいたというのは、この運動を前に進める上ですごく大きな力になりました。バランス感覚もあるし、大変ご人望もあるということで、本当に感謝しています。今回、温泉文化が2030年の国内候補に決まった経緯を蒲島前会長にご報告して、あらためて喜びを分かち合うことができました。温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録は、皆さんご存じのとおり、全国の温泉地、旅館・ホテル関係者の長年の悲願です。群馬県としても、この大きな目標の実現に向けて、関係者の皆さんと連携しながら、引き続き全力で取り組んでまいります。また蒲島前知事からですね、くまモンのおもちゃをいただきました。お忙しい中、お時間をいただいた蒲島前知事にあらためて感謝を申し上げたいと思います。
それでは、会見の中身です。スライドをご覧ください。今日の会見の主な項目になります。今日は「県立高校でのTUMO Gunmaプログラムの単位認定」、これすごく大きなことなので、ぜひメディアの皆さんに、これは本当にずっと私が何とかならないかと思っていたことなので、実は画期的なことなので、ぜひですね、今、記者さんもうなずいてますが、ちゃんと取り上げていただけるとありがたいなと思っております。それと「Gunma×EITグローバルアウトリーチプログラム」のこととか、あるいは「ぐんま未来共創トライアル補助金」、こうしたことについて発表させていただきます。
まず、県立高校でのTUMO Gunmaプログラムの単位認定についてです。デジタルクリエイティブ人材育成機関TUMO Gunmaは、先月、オープン当初に予定していた全てのクラスが開講いたしました。このことはこの会見でも申し上げました。今、登録者数も750人を超えて、順調に利用者が増えております。群馬県としては、今後さらに多くの中高生にTUMO Gunmaを利用していただきたいと考えています。これまでの間、県内の学校で知事による特別講演を行うなど、TUMO Gunmaの魅力をPRしてきました。これも結構熱烈なトップセールスなんですけど、しっかりやってまいりました。あわせて、教育委員会とか学校関係者と、さらなる活用策についても話し合ってまいりました。そして、このたび新たな制度を導入することといたしましたので、報告させてください。
令和8年度から県立高校において、TUMO Gunmaのプログラム履修を高校の単位として認定します。もう1回言いますね。高校の単位として認定していただくことになりました。今回対象となるのは、DXハイスクール指定校をはじめとした県立高校24校ということになります。これまでも県立高校では、英検とか日商簿記とか技能審査の結果を単位として認める仕組みがあって、これも多くの学校で活用されております。加えて一部の学校では、インターンシップとか、学校外での学びとか体験の成果についても単位認定を行っております。令和5年度と令和6年度では、各年度約2,000人前後の生徒が追加で単位認定を受けています。今回はこの仕組みを活用して、TUMO Gunmaでの学びを単位として認めることといたしました。具体的には、放課後とか休日にTUMO Gunmaのプログラムを一定時間以上履修した場合、在籍する高校の「情報1」、「美術1」、こういう科目で単位を上乗せして認定していただくことになりました。例えば、「情報1」は通常2単位ですけれども、TUMO Gunmaで30時間以上学んだ場合は、そこに1単位を上乗せして認定していただきます。これによって、学校外で学んだデジタル・クリエイティブ分野の成果が、ちゃんと学校教育の中でも正式に評価され、それが生徒の学習意欲の向上、進路形成にもつながるというふうに確信をしています。また、学校にとっても教育課程の充実とか特色化、群馬県しかできませんので、こういうふうにつながるという意義もあると思っています。
まずは今回対象となる学校で着実に取り組みを始めたいと考えております。その上で、今後より多くの県立高校で単位認定が広がるように、この取り組みをぜひ広げてまいりたいと考えております。群馬県としては、TUMO Gunmaでの学びを学校教育と結びつけて、子どもたちの「好き」とか「得意」を伸ばせる環境を、ここからさらに充実させていきたいと考えております。
続いて、Gunma×EITグローバルアウトリーチプログラムについてご報告をしたいと思います。群馬県では、企業の新たなビジネスの創出とか課題解決を目的に、昨年度からEIT、欧州イノベーション・技術機構、これはイノベーションの支援機関ということで欧州最大なんですけれども、ここと連携して、欧州のスタートアップと県内の企業同士をマッチングするというプログラムを実施しております。スライドをご覧ください。
このたび、令和8年度のプログラムに参加する企業を募集いたします。EITは、EUを母体とする、さっきも言いました世界最大級のスタートアップ支援機関です。一昨年、EITの本部がある欧州、具体的に言うとハンガリーのブダペストを訪問して、私自ら群馬県の魅力や投資環境の素晴らしさをPRした結果、新たにプログラムを開始することになりました。これは日本で初めての取り組みであり、まだどこの自治体も取り組んでいない。これはもう本当に群馬モデルだと思います。プログラムの募集対象は、群馬県内に本社や生産拠点、研究開発拠点などを置く企業などです。このプログラムに参加するメリットは、群馬県とEITの公的なバックアップを受けながら、欧州の最先端技術へアクセスできるという点です。参加費は無料、無料ですね。募集期間は本日から5月8日までということになります。
昨年度初めてプログラムを実施した結果、具体的に両者間で守秘義務を共有する契約とか基本合意書を結ぶといったマッチングが11件に至りました。参加した企業からは、信頼性の高い欧州スタートアップとつながることができたとか、公的なバックアップがあったので安心してプログラムに参加できたとか、こうした声もいただいております。新規事業や新たな技術のヒントを探している方、欧州への事業展開やネットワーク構築を検討している方、やっぱりチャンスがあるときに、どんな結果になってもバッターボックスに立たない限りはヒットを打てないと思いますので、ぜひ群馬県にしかないこういうプログラムをご利用していただきたいと思います。皆さんのご応募をお待ちしております。詳しくは、このスライド記載のQRコードから群馬県ホームページをご覧いただきたいと思います。
今回2年連続でこのプログラムを実施することになりますが、EITは通常、毎年プログラムを実施する地域を変えているんですね。同じ地域で2年連続して実施することはめったにないんです。群馬県での2年連続実施は、群馬県の地域としての価値があらためて高く評価され、群馬県とEITとの強固な信頼関係が構築できた結果だというふうに受け止めております。このプログラムをきっかけに、最先端テクノロジーを持つ欧州スタートアップと群馬県の企業が連携して、新しいイノベーションが生まれることを期待しております。群馬県内企業のさらなる発展、海外スタートアップの県内への進出につなげていく。このプログラムが群馬県に新たな富を生み出せるような流れを、ぜひつくっていきたいと思います。
いい機会なので、ちょっと申し上げたいと思いますけれども、知事になってからずっと、皆さんご存じのとおり、他の県とは違う独自の地域外交というのを展開してきました。私が行った出張は、全て中身を詳細に皆さんに報告して、なおかつ常にちゃんとした目的を持って、それなりの成果を出してきたというふうに自負しているんですよね。ヨーロッパのハンガリーに何で行くんだと。このために行ったんですよね。EITは他にもいろいろパートナーを見つけているんですけど、シリコンバレーとかね、まさにロンドンとかね、確かロンドンもだったと思うんですけど、そういうところなんですよ、相手は。そもそもこの調査団が来たときに、東京だけ見て帰るところを、いろんなルートでお願いして、わざわざ群馬県まで来てもらって、東京よりも群馬県がいいということで、かなりお願いして、群馬県とこのいわゆるパートナーシップ契約を結んでもらったということなんです。これを知事の外交の成果として見ていただけるかどうかということなんですよ。つまり、群馬県の企業に他の県の企業には無いチャンスを与えるということの価値をですね、ぜひあらためて県議の皆さんとか、あるいは県民の皆さんにもご理解をいただければと思います。
もう一つ言うと、ベトナムのチン首相が今度首相を退任されることになったと。残念ですけれども、チン首相と6回会いました。6回首相と、やっぱりね、シャトル外交をやっている知事はおりません。でも、この6回チン首相と会って信頼関係をつくったために、例えば群馬県の企業がベトナムに進出しやすくなるとか、あるいは今進出した企業も、何かあったら群馬県の方からサポートできる体制をつくっているということから言うと、何度もここでも言いましたが、大体5、6回行って、5,000万円ぐらいかかっていますけれども、その代わり、一緒に同行してくれた企業が全体として100億円ぐらいのちゃんと投資の方針を決め、すでに投資も行われ、さらには向こうの有名なデジタル関係の企業、FPTをちゃんと太田市に誘致してきたということで、何度も申し上げますが、群馬県がやっている知事の海外出張で無駄なものはたった一つもありません。全部、何のために行って、どんな成果があるかということは皆さんに報告できる。ただ、それをチャンスと見ていただけるか。ベトナムなんか分かりやすいですよね。だって群馬県の企業が全体で100億円以上の投資をベトナムに決めたわけだし、おそらくFPTが投資している金額も、それは5,000万円をはるかに超えているんで。でもこういうことも、ただハンガリーに行っただけじゃなくて、ブダペストの本部まで行って交渉して、同時に旧知の小野大使にもいろいろお願いし、サポートしていただいて、こういうものが実現していると。もう一度申し上げますが、群馬県の未来ってグローバルの展開の中にあるという、ぜひ私の感覚を県民の皆さんにはご理解していただきたいし、こういういわゆるトップ外交の成果みたいなものもご理解いただけるように、しっかり我々は説明していかなければいけないと思っています。
続いて、ぐんま未来共創トライアル補助金についてご説明したいと思います。群馬県では、「新しいことは群馬で試す」をテーマに、社会課題を解決する新たな事業の挑戦を群馬県が全面的にバックアップする「全県リビングラボ」構想というものを掲げております。群馬県の新たなビジネスモデルが次々創出される環境づくりに取り組んでおり、異業種連携とか官民共創を推進しております。スライドをご覧ください。
その一環として、本日から令和8年度ぐんま未来共創トライアル補助金の募集を始めたいと思います。この補助金によって、デジタル技術を活用した新たなビジネスモデルの社会実証とか実装プロジェクトを支援してまいります。3月18日水曜日の定例会見では、Newさんからも、Newさんって言ってもう分かりますよね。県民の皆さんも(会見を)見ているので、大塚副知事、Newさんからもこの「Newさんの一言コーナー」で、この補助金について非常にタイムリーに説明して発表していただきました。
対象者は、3社以上で構成されるコンソーシアムとさせていただきます。コンソーシアムに県内事業者が1社含まれていれば、県外の事業者がメインになるようなプロジェクトでも構いません。これも対象にします。知事のトップセールスを契機として、ベトナムの企業が参画した例も出てきています。補助対象は、群馬県内で実証する「バーチャル・AI」をはじめとする7つの領域、ここにありますよね、7つの領域です。予算額は3億2,000万、補助額は1件当たり最大で3,000万円ということにさせていただきます。加えて、コンソーシアムにスタートアップが参画している場合には200万円を追加で支援いたします。あわせて最大3,200万円の補助を受けられる、こういう仕組みになっています。この補助金を立ち上げた令和4年度から、合計149件の申請があって、44件の社会実装プロジェクトを採択しております。申請の受け付けは本日から開始し、締め切りは5月29日金曜日です。いつものセリフですが、このスライド記載のQRコードから、細かいことについては群馬県公式ホームページを参照していただければと思います。新しい事業を検討されている事業者の皆さんから、多くの申請をお待ちしております。
群馬県なら新しい実証に取り組める、群馬県はとにかくいろいろ新しい試みを応援している、こういう環境を整える、こういうイメージをしっかり発信することが知事として非常に重要だと考えております。引き続き大きく胸襟を開いて、新しい人とか考え方をどんどん取り入れていく「全県リビングラボ構想」を今まで以上に推進して、異業種の連携とか官民共創を進めていきたいと考えております。
続いて、命のコンテナプロジェクトです。スライドをご覧ください。群馬県では、近未来構想の一つにレジリエンスの拠点を掲げ、災害に強い地域づくりを進めています。災害に強い地域をつくるためには、災害が起こる前から被害を最小限に抑える備えを進めるということが大事ですよね。被災後の支援とか復旧・復興も見据えた取り組みを日頃から進めていくことが求められていると思います。
その取り組みの一つとして、日本総合研究所の会長で、医療・防災産業創生協議会会長も務める寺島実郎さんが主導する命のコンテナプロジェクトに賛同し、群馬県モデルとなる取り組みを進めてまいりました。この命のコンテナプロジェクトの話は、これまで会見で何度か申し上げているので、皆さんご存じだと思います。このプロジェクトは、民間事業者と連携して、コンテナを通常は店舗などとして運営しながら、災害時には被災地支援にも活用できる設備・サービスを広げていく取り組みになります。群馬県ではこれまでに、モバイル機器の充電に対応したチャージスポットの設置なんかを行ってまいりました。
そして、このたび、水を循環させて繰り返し洗濯できる、これいいでしょ、繰り返し洗濯できるランドリーコンテナの実証実験を実施いたします。このランドリーコンテナは専用のろ過ユニットを備えてまして、上下水道が無いところでも洗濯が可能ということで、これ災害時にはすごい役に立つと思います。明日の10日金曜日から6月28日日曜日までの期間、道の駅よしおか温泉に設置いたします。期間中はどなたでも無料でこのランドリーをご利用いただけます。今回の実証実験を通じて、運用上の課題、災害時の有用性を検証いたします。そして、平時にも災害時にも活用できる新たな製品・サービスとして、社会実装の可能性を検証したいと考えております。ぜひ多くの方々にご利用いただければと思います。群馬県としては、この取り組みを通じて平時から災害時を見据えた備えを着実に進めていく、災害に強い地域づくりにつなげてまいります。
ちょっと宣伝させていただくと、この話、皆さん何年か前でしたっけ。寺島会長と意見交換したときに向こうからお話が出て、かなりのスピードで我々は対応をまとめたんですよね。その後の調整の中で時間はかかったんですけど、私の感覚で言うと、寺島実郎会長にも協議会の関係者の皆さんにも、群馬県は意思決定が早いなと、きっとこういう印象を持っていただけたんじゃないかなと思います。これもかなりのスピードで担当部と協議して、群馬県の提案というか、「群馬県これできますよ」ということを打ち返して、それがこうして何段階かに分かれて実施ができるということは、本当に良かったなと思っております。
続けて、これもぜひ皆さんに今日はお伝えしたかったテーマですね。ぐんまちゃんの新曲「ぐんまちゃんバ!」についてご報告をしたいと思います。ぐんまちゃんバですよ。まずはこっちをご覧ください。
~動画再生~
まだ全部お見せできないんですけど、一応すごい気に入っているので。先日制作を発表したぐんまちゃんの新曲「ぐんまちゃんバ!」のティザー動画を、本日から公開いたします。「ぐんまちゃんバ!」、子どもから大人まで県民みんなで楽しく歌って踊れるサンバ調の楽しい楽曲です。これ、すごいノリいいです。もうだまされたと思って絶対聴いてほしいと思うんですけれども、ぐんまちゃんの方から知事に対して、「みんなでサンバみたいにもっと楽しく歌って踊りたいな」みたいな声があったことをきっかけに制作をいたしました。作詞作曲は、TAGO STUDIO TAKASAKI代表で、アニメ「ぐんまちゃん」のエンディング曲を手がけた、私すごく気に入っている、このエンディング曲を手がけた多胡邦夫さんですよね。「ないないないよ 問題はない 君がそばにいれば」、あれですよね。歌は、この「ぐんまちゃんバ!」の歌は、群馬県出身で櫻坂46の石森璃花さんをゲストに迎えた「ぐんまちゃんバ!隊 フィーチャリング 石森璃花」が担当をしております。現在、フルバージョンの公開に向けて調整を進めております。歌詞に群馬県ならではの要素も数多く盛り込んでおりますので、楽しみにしていただければと思います。ティザー動画は、本日からソニーミュージックのYouTubeチャンネルで公開をしております。このスライド記載のQRコードから、ぜひご覧ください。
葬送のフリーレンファンでアニメもいっぱい見ている、特に記者さんには絶対見ていただかなければいけないと思っていますので、ちょっとお願いしておきますので、必ず最後まで聴いてください。また、今年の秋に開催予定のご当地キャラカーニバルでは、この「ぐんまちゃんバ!」の歌とダンスで、必ず会場を盛り上げたいと思っております。それまでぜひ多くの方々に、やっぱりサンバってものすごくノリがいいから、それだけで雰囲気がばーっと盛り上がるんですけれども、ぜひ多くの方々に聴いていただければうれしいです。引き続き大勢の方々にぐんまちゃんと群馬県の魅力を知っていただけるよう、様々な取り組みを進めてまいります。
最後に、直滑降ストリームについてお知らせします。スライドをご覧ください。県議と知事の紅茶懇談第36回目のゲストは、リベラル群馬の加賀谷富士子県議です。番組では、大学時代に新宿ゴールデン街でアルバイトをして、幅広いお客さんと交流をした経験、加賀谷さんね、めちゃめちゃ面白い人なんですよね、ご主人との普通では考えられない思わぬ出会いとか、あるいはLGBTなどをテーマに講演会を主催した経験とか、こういうことについてお話を伺いました。この人は本当に性格に裏表がなくて、多くの方々に慕われている人だと。ただもんじゃないですね。やはり私の直感は正しかったと思いますが、そのことがよく分かりました。多様性を尊重し、一人一人が自分らしくプライドを持って生きていける社会を目指す。加賀谷さんの思いが分かりやすく感じられる内容となっております。明日10日金曜日の20時から、群馬県公式YouTubeチャンネル「tsulunos」で配信をいたします。ぜひご覧ください。
ということで、いよいよ、もう1度言いますが、直滑降ストリームもフリーレンの旅も終わりが見えてきて、あとたぶん6、7人だと思うんですけれども、いよいよフリーレンの旅の終わりまであと4、5人になりましたけれども、これ全体見ると、やっぱり一人一人の県議の人間性とか人柄が分かる、結構神回がいっぱいあるんでですね。またあらためて、どんな形で全体が出来たら発信していくかというのは考えますが、ぜひ県民の皆さんにも、今日集まった記者の皆さんにも注目をしていただければ幸いでございます。
ということで、私からは以上です。皆さんからご質問を受けたいと思います。
●ぐんまちゃん新曲「ぐんまちゃんバ!」について
(記者)
まず案件内からで、ぐんまちゃんの「ぐんまちゃんバ!」のことで伺いたいんですけれども、これは何か本格公開のめどとか、そのあたりをまず教えてください。
(知事)
これは知事戦略部長からどうぞ。
(知事戦略部長)
フルバージョンの時期ですが、今、関係者と協議中でございまして、本日の段階でいつとは申し上げられないんですけれども、近日中に公開したいと考えております。
(記者)
月内ともまだ言えない・・・
(知事戦略部長)
そうですね、一応、「近日中」というところまで今日は出せるんですけれども、ちょっと月内とか区切った発表がまだできないものですから。ただ、やはりフルバージョンの前に、今回のショートバージョンで皆さんに先行して出させていただいたと。
(知事)
いわゆるティザー。
(知事戦略部長)
はい、そうです。
(記者)
フルバージョンの公開は県のYouTubeとかにも上がるんですか。どこで見られるんですか。
(知事戦略部長)
今、この曲なんですけれども、実はソニーミュージックさんのYouTubeチャンネルの方に掲載をしております。その理由としますと、やはりご協力いただいたソニー側との調整の上、このような対応になっております。実は他のぐんまちゃんの歌の関係でも、例えば「∞リボンをギュッと∞」、これは内田彩さんの歌ですね。それから「ぐんまちゃん えかきうた」、それから「ぐ~!ぐ~!ぐんまちゃん」、これは出口たかしさんなんですけれども、やはり音楽関係の会社との関係上、内田彩さんのものは日本コロムビアの方のYouTube配信になっておりますし、出口たかしさんのものは「コロムビアキッズTV」というところで、そこの関係上、「tsulunos」で上げるということはできないんですけれども、ただ、「tsulunos」の方でもしっかりとリンクを貼るとか、きちんとPRしていくという形になります。
(記者)
この件では最後なんですけれども、石森璃花さんが、今後あるキャラカーニバルとかにご出演される予定とかはあるんですか。
(知事戦略部長)
ぜひ出ていただければありがたいなとは考えておりますが、現時点で石森さんの登場は未定でございます。
●県立高校でのTUMO Gunmaプログラムの単位認定について
(記者)
次に、知事にTUMOの件で伺いたいのですが、卒業の判定については、今回、単位の追加というのがあまり影響はしないということなんですけれども、生徒の興味関心とかが見える化されて評価されるということについて、この影響についてどうお考えですか。
(知事)
せっかくだから、どうぞ、担当者。
(高校教育課長)
今回のTUMOの単位認定でございますけれども、まず学校として、TUMOでの学びというもの、その価値というものを正式に、そして見える形として認めるということは、非常に大きなことかなと思います。子どもたちにとっては、生徒の主体的な学び、そして校外での学びが見える実績になっていくということ、それから例えば調査書ですとか志望理由書などに書いて、それをアピールすることができるということ等で、非常に大きいと思っております。教育委員会としては、これからもTUMOの魅力を広げていきたいと思っております。
(知事)
今ちょっと高校教育課長から説明があったんですけど、これはもう教育長の平田さんとか高校教育課長に随分頑張っていただいて、実現をしていただきました。これ、やっぱりTUMOって一言で言うと、「放課後革命」みたいなやつだから、文科省の別に事業の中身に入っているわけじゃないわけですよね。TUMOに来る、例えば高校生だとしたら、放課後に来るわけですよね。今の高校生は、いろいろクラブ活動をやったり、勉強も忙しいし、いろんなことをやって、なかなかTUMOに興味があっても来にくい人もいるし、むしろ保護者の方も、TUMOに行っても別に何の単位にもならないんだったら、という方もいるかもしれないという中で、やっぱり県立高校として、TUMOの学びというものを正式にしっかり評価して、それが単位になると。これはものすごい、TUMOに来るインセンティブとしてはすごく効果があるなと思うんです。
それから、今TUMOは始まったばっかりなんですけど、ここから例えばTUMOを出て、いわゆるクリエイティブな分野とか映像の分野とか分かりませんけど、そういうものを作る、いわゆるクリエイティブな世界で活躍する人が出てきたりすると、さらにやっぱりTUMOに行くことのプレステージって高まってくると思うんですよ。今、知事のリバースメンターの高校生がいわゆる3期目になって30人になったんですけど、多くのリバースメンター経験をしている高校生が、どんな道に行くにも、大学入試のときも、面接のときみたいなものも、高校生メンターとして政策を実現したというのがものすごく大きな力になっているんですよね。
だからそういう意味で言うと、将来TUMOがどんどん発展していったときに、ここで単位を取ったということが高校生の力になればいいなと思っているので、これはずっと前から言っていたことなんですけど、ようやく第一歩を踏み出せたなと。この状況を見極めながら、ぜひもっと多くの学校に広げていければいいなと思っています。
●中東情勢と群馬県の対応について
(記者)
別件になるんですけれども、中東の情勢の関係で、日本時間の8日の朝に2週間の停戦でアメリカとイランが合意したという報道がありましたけれども、まずその受け止めと、あと県として、有識者会議などのその後の協議があれば教えてください。
(知事)
まず、知事というよりは一人の政治家としての意見を申し上げたいと思うんですけれども、まずトランプ大統領が事前にあれだけX(旧Twitter)等でも、もう「石器時代に戻す」とかね、「一つの文明が消えるかもしれない」みたいなことを言っていて、本当にカーグ島に、ある意味ブーツ・オン・ザ・グラウンドというんですけれども、地上軍を送るとか、あるいはイランの本当に経済の要というか、9割ぐらいの原油が輸出されているカーグ島の石油施設を攻撃すると思っていたので、そうなったら本当に悪夢のシナリオだなと思っていたので、ひとまず安堵しました。少なくともこの流れを受けて、原油価格が下がったりとか、あるいは株価が大幅に上がったりとかしているんですが、ただ状況は、一人の政治家として考えると、全く予断を許さないと思います。
前も申し上げたとおり、地政学的リスクはこれからも残り続けると思うんですよね。トランプ大統領の発表をちょっと聞いて、正確に全部覚えていないけど、ホルムズ海峡の即時完全な開放を条件に停戦に合意したと言っているんですけど、ホルムズ海峡を完全封鎖するとか、イラン側がまた怒っているじゃないですか。イスラエルがレバノンを爆撃したからだと思うんですけど、そういう意味で言うと、状況は全然予断を許さないということで、また同じようなことが起こるかもしれないんで、そこについては安心はできないと。ひとまずほっとしたんですけれども、やっぱり同じ危機感を感じています。
それで、記者さんも本当にいろいろと勉強されているに違いないので、今特にネットの世界でバズっている中国のゲーム理論の教授がいるんですよ。ジャン・シュエチン教授って言うんだけど、ここ1カ月くらいかなりネットでバズっているんですよね。この人はゲーム理論を展開して、イラン情勢の行方、世界がどうなっていくのかということを予言しているわけなんですよね。このジャン教授についてはかなり賛否両論あって、なかなか面白いという人もいれば、「何だこれは」みたいに怒っている人もいたりして、この人物自体は毀誉褒貶が激しいようなんですが、今から20日前ぐらいに、タッカー・カールソン、ここでもよく出てくるアメリカの保守派の論客のタッカー・カールソンの番組に出てきたんですよね。ご存じのとおり、タッカー・カールソンってFOXニュースにいたときからものすごい人気のある番組を持っていて、今ポッドキャスターとして、YouTubeに上げたりXに上げたり、いろんなところで発信しているんですけど、このタッカー・カールソンの番組にまずこのジャン教授が出てきたと。これだけですごいことなんですよ。そもそもアメリカのレガシーメディア、いわゆる主要なテレビ局よりも全然タッカー・カールソンの番組の方が視聴率は高いですから、いろんな意味で。すごいことなんですけど、その中で、いろいろ批判もある、いろんな評価のあるジャン教授が、ゲーム理論からいろんなことを言っていて、一言で言うと、最終的な勝者は、例えばイスラエルとかロシアだみたいな話になっているんですけど、その中で日本のことでも言及していて、ジャン教授の話によると、見ていない方、ぜひメディアの方も1回見ていただいたら面白いと思うんですけどね、日本についてもジャン教授が言及していて、タッカー・カールソンとのインタビューの中で、多分また何百万人も見られていると思うんですけど、日本は脆弱だと。日本はまず人口が高齢化している。債務がかなり超過になっている。さらにはほとんどの資源を海外に依存しているということで言うと、日本という国の脆弱性はあると。ただし、歴史的に見たときに、やっぱり日本人のレジリエンスというか、回復力とか底力というのは侮れないと言っていて、彼が言っているのは、例えば世界最強のモンゴル帝国の侵略を2度にわたって防いだと。元寇でしょうね。第二次大戦で原爆まで落とされて、徹底的に破壊された中で、1世代で本当に世界有数の経済大国として復活したとか、日本人の持っているレジリエンスというか、力というものは侮れないということを言っていて、一番いいなと思ったコメントがあってね。そこは彼、中国の先生ですからね。自分が例えば中国と日本のどっちかに投資するとしたら、全て日本にベットすると言ったんですね。消されているのか分からないけど、大丈夫かなと思って。そんなことを言っているので、それを聞きながら、いろんな議論のある人だけど、こういう見方をタッカー・カールソン・ショーの中でやってくれたというのはありがたいなと思ったんですが、ここからはいつも言っているように、やっぱり高市総理の外交手腕が問われる場面が続くと思うんですよね。
私は高市さんの外交手腕を信じています。まずトランプ大統領との関係は、トランプさんは感情でいろいろ日本の悪口も言いましたけど、しっかり築いているし、何度も言うようにね、政治的な基盤という点で言うと、衆議院で3分の2を持っているわけでしょう。だから、この間予算成立して、今回はちょっと参議院の関係で年度内(の成立は)できなかったかもしれないけど、3分の2を使わなければいけない場面も出てくるから、やろうと思えばできるわけなんで。そういう意味で言うと、これは高市総理に頑張っていただくしかないし、私は高市総理を信頼していると。
今、日本政府が、皆さんご存じですけど、あらゆる努力をして、とにかく原油、それからLNGというか天然ガスみたいなものの確保のため、おそらく、あらゆる努力をされているということなので、それをよく見ながら県の対応を考えていきたいということで、我々はエネルギー危機が万一起こったときの対応は考えていきたいと思うんですけど、過剰反応はしません。政府がちゃんと、まだ落ち着いていますよと言うからにはそれをちゃんと信頼して、ただし、万が一そういう危機になったときの備えは大事なので、我々としていろんなシミュレーションをしておこうということで、有識者会議を立てるということで、今、有識者会議のやり方を少し政策会議で議論したり、どなたをどういう形でアドバイザリーボードに加わっていただくかというところをやっているので、もうちょっと時間かかると思いますが、大体形ができたら、ちゃんとこの記者会見で発表させていただきたいなと思っております。
●知事のブログについて
(記者)
最後にまた別件で知事に伺いたいんですけれども、最近、会見とかブログを拝見、拝聴していると、知事の発言の中で、あと6年間は知事として頑張りたいという趣旨の発言が目立つように感じています。次の知事選はまだ来ていないですけれども、あと次の知事選を勝った4年間と、今残りの2年間、約2年、合わせて、そこがもう1つの区切りだとお考えなんでしょうか。
(知事)
よく見てもらうと、「少なくとも」って書いてあるんで、別にそこを区切りだと思っているわけじゃないんですけれども、とりあえず今、前立腺がんと戦っているわけですよね。人間って誰でも寿命に限りはあるんですけれども、自分の覚悟として、少なくとも次の6年間というのは、次の5年間になりつつあるけど、選挙を通ってからもう1期ということですよね。6年ないと、だって次の4年間は全うできないでしょう。少なくともまず最初の目標として、少なくともそのまさに6年間、次の選挙に勝って4年間を全うできるまでは、とにかく元気で生き抜こうと。その間に群馬県のために一つでもいいことをしようという、心の中でそういう一応目標を立てて申し上げているので、それで何かここまでやるとか、ここまでやらないとか、そういう意味合いはありません。
やっぱり5年生存率98%、多分10年(生存率)も9割近いので、もう1回言いますが、必ず完治できると思っています。でも分からないからね。神のみぞ知るじゃないですか。でもそれだったら、とにかく次の、ここから多分高市総理がしっかりとやっていただけるとは思うんですけれども、ここからの6年は群馬県にとってすごい大変な時代になると思うんですね。そういうときに僭越ながら、やっぱり私、欠点だらけですけど、やっぱりここは自分でやるしかないと思うんですよ。だって場合によっては総理に掛け合わなければいけない。政府と連携しなければいけない。大臣に直接要望しなければいけない。そういう枠組みをつくるという点で言うと、ちょっとそれができる人というのは、僭越ながら、欠点が多いんですけど、なかなか見当たらないんで、ここはやっぱり私が一つでも踏ん張ってやらないと。コロナ禍とは違う意味の、やっぱり大きな危機。エネルギー危機とは言いません。まだどうなるか分からないし、何とかしていただけると信じているけど、そういう試練がやっぱり遅かれ早かれやってくることを考えると、ここはしっかり頑張ろうと。もう1回言います。少なくとも、そこの次の6年は元気に生き抜いて、ちゃんと県民の皆さんに、がんと戦いながらでもちゃんと仕事ができると、しかもちゃんと完治させられるということを見ていただくことが、同じ病気と戦っている方々に対する勇気とエネルギーにつながるんじゃないかなと思っています。
あと、ごちゃごちゃ感情で書いていることは、ほとんど憶測の域を出ないんで、放っておいてもらえば。ああいうことは、必ず届いている人にしか届いていないんで。やっぱり6歳児ですから、頭に来ると書いたりしているんですけど、男性ホルモンがほとんどないのに全然戦闘意欲が衰えないというのは、いいことかなと思ったりして、だんだん人間丸くなっていかないといけないなと思いつつ、いろいろ考えながら発言をしております。
●知事の長野県への出張について
(記者)
今日の午前中、長野に行かれたということだったんですけど、どんなご用件だったんでしょうか。
(知事)
長野県のことはちょっと秘密。全然秘密にするほどのことでもないんですけど、相手が言わないでくれと言うから、秘密にしたいと思います。一言で言うと、大変意味のあるいい出張だったなと思っています。とんぼ返り。最近、三菱商事の社長のインタビュー記事見ていたら、この人はエルサルバドルやコロンビア支局とか危ないところばかり行っていて、今社長なんだけど、この方のインタビューを聞いていたら、例えばいろいろ問題があって、相手方がちょっと不安になったりしたらすぐ行くと。0泊3日の弾丸出張というのをやっていたんだって。この三菱商事の社長、どこかで訪ねて行きたいぐらい魅力的な人なんですけど、そこまではいかないにしても、何か本当に必要なことがあれば、山本一太の弾丸出張みたいな感じで行くと決めているので、その弾丸出張の一環として行って帰ってきたということです。もちろん群馬県の未来につながることです。
●旧群馬県民会館について
(記者)
別件ですけれども、県民会館の建物についてなんですが、知事はこれまで2026年度の早期に結論を出されると説明されてこられました。26年度になったんですけど、お気持ちはどうでしょうか。
(知事)
ちょっとまだ、そこは今いろいろと考えているところなので、現時点でここまでにこういう結論を出すということは、今日はちょっと控えたいと思います。
●第34次地方制度調査会における議論について
(記者)
別件なんですけれども、地方の行財政制度の見直しを進める第34次地方制度調査会というものが、市町村事務の一部を都道府県に移すという再編を含めて議論をしているそうです。人材不足が深刻化する中でも行財政サービスを維持する目的があるということですが、一方で地方分権と逆行するのではという指摘も出ています。知事の受け止めをお願いします。
(知事)
せっかくだから総務部長から。その後でコメントします。
(総務部長)
1月から第34次の地方制度調査会で検討しているということを承知しておりまして、まず現在の地方自治制度につきましては、ご承知のとおり、分権改革の動きを経まして、住民に最も近い市町村が行政の主たる担い手であるという考えの下で、県や国の関与をできるだけ小さくしていくという考えで、市町村に対していろんな事務を移譲してきたという流れの中に今いる状況にあると思います。
その中で、人口減少とかいろんなニーズの複雑化とか、そういったもので人材不足、インフラの老朽化などが進む中で、やはり小さい町村については単独で全ての行政事務を遂行することが難しくなっているということが課題になっているということかと思います。今回の地方制度調査会の議論は、こういった状況の中でも、地域に必要とされる行政サービスを持続的に提供していくために、地域の市町村の自主性を維持しながらも、必要な分野について都道府県が補完する方策を検討していると考えております。これは地方分権に逆行するというものではなくて、むしろ地方分権の目的、住民自治と行政サービスの維持、こういったものを守るために必要な議論をしていると考えております。決して逆行しているとは考えていないものだと思います。
こういった議論の動向をしっかり注視することも重要でございますし、群馬県としても市町村間の広域連携、こういった動きをしっかりと支えていく方針でございますので、市町村と力を合わせて、持続可能な行政サービスのあり方について検討していきたいと考えております。
(知事)
今、総務部長の言ったことに尽きると思うんですけどね。ポイントは最後にちょっと総務部長が言及したことに尽きると思うんですけれども、地方自治の精神に逆行しているというよりは、現実的に地方自治を守るための措置だと思うんですよ。やっぱり今、少子高齢化が進んできて、残念ながら、もちろん人口減少対策、少子高齢化対策ってやらなければいけないんですけど、そんな簡単に戻ってこないから、やっぱり近い将来というか、ある程度人口が減っていくということも前提にしながら、政治を考えていかなければいけないという中で言うとね、あまりにも規模が小さい、あまりにも過疎化が進んでいる自治体だと、なかなか災害なんかのときにも対応ができないという状況が続いていると。
そういうことを考えながら、むしろ足りないところは県で補完しながら地方自治の仕組みを守っていくという趣旨だと理解しています。群馬県が目指すのは自立分散型の社会なので、やっぱり地方自治体それぞれの役目を果たせるのが一番いいと思うんですが、現実を見ると、やっぱり今の制度を守っていくためには、こういう今の地方制度調査会の議論も、決して時代には逆行していないんじゃないかなと思います。
●自民党の党勢について
(記者)
最後にもう1点なんですが、自民党員が2025年末時点で100万人余りとなって、3年連続で減ったそうです。知事、先ほど高市総理のことも言及されていましたけれども、現時点で自民党の党勢というのは回復されていると思いますか。
(知事)
そこはなかなか難しいところで、前回の選挙で高市総理が歴史的な勝利を挙げたというのは、自民党が復活したというよりは、やっぱり高市総理、初の女性総理である高市さんに対する期待なんだと思うんですよね。ここでも申し上げたとおり、無党派層で20代から60代、70代ぐらいまで全部、自民党が1位になったということはほとんど無いから。小泉さんの郵政選挙でも多分無かった現象が起きたのは、やっぱり高市さんの個人的な人気だと思うので、自民党の党勢が全体で回復しているとは考えていません。
それから群馬県は保守王国と言われていて、個人的には5人の現職、みんな大事な方々なので、小選挙区で勝っていただいたのは本当に良かったと思うんですけどね。やっぱり票の出方を見たら、今までの保守王国とは違うということは、有権者の意識はもう変わってきていて、かつての保守王国の自民党とはずいぶん様相が違うということなので、もう1回言うと、高市さんの人気が高い、前回自民党が3分の2を単独で超えるという歴史的な勝利を成し遂げたことと、自民党という政党に対する国民の期待が戻っていくというのは、必ずしも一致していない気がしています。
●温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録について
(記者)
冒頭ご発言のあった温泉文化のところでお尋ねしたいんですが、今後の進め方として、今までは自民党と公明党の国会議員の方を軸として議連をつくってやってもらっていたかと思うんですが、この進め方自体にも変化はあるというようなことなんでしょうか。
(知事)
それはこれからよく今議論しているところなんですけれども、今までこの議連というのは、おっしゃったとおり与党でつくっていて、自民党と公明党だったわけですよね。この選挙の結果、まず、与党の枠組みが変わって、維新と自民党という組み合わせになって、公明党の方も参議院には公明党が残っているけれども、衆議院は立憲と公明党が一緒になって中道になっているということを考えると、今のままの仕組みでいいのかというのは、やっぱり幹部の皆さんの方からも意見が出てきているので、そこを踏まえながら、少しこの議連の枠組みをどう変えたらいいのかというのを今は議論しているので、今のままの自公の枠組みでいくのかいかないのかということも含めて、これからよく考えていきたいなと思っています。
(記者)
まだ結論は出ていないという。
(知事)
まだ結論は出ていません。
●県立高校でのTUMO Gunmaプログラムの単位認定について
(記者)
次、ちょっとTUMOのことでお伺いしたいんですけど、今回、高校の単位認定ということですが、TUMO自体は高崎の拠点のみで、どうしても高崎近くだと通いやすく、遠いと不便だというお話があると思います。伊勢崎だと来年度ですかね、TUMO BOXというのを作ると思うんですが、知事としてどれくらいそういったサテライト施設を増やしたいというところ、目標とか、そういったものがあるんでしょうか。
(知事)
まだ具体的に、例えば何年までにこういうものをここに作りたいというのはなくても、最初から言っているように、私の野望は、TUMOとtsukurunをつる舞う形の群馬県の隅々までネットワーク化したいということなんです。これは記者さんご存じのとおり、例えばTUMOが誕生したアルメニアでも、首都のエレバンはもちろん都会で大きなTUMOの本部があるんですけど、田舎はやっぱり何もないというか、産業はなかなかないところもあるから、そういうところにはTUMO BOXがあるわけですよね。向こうに行ってくれた宇佐美メディア戦略アドバイザーとか、宇留賀(前)副知事によれば、古い客車か何かを組み合わせたような建物があって、中に入ると別世界と。まさに子どもたちの未来が広がる別世界になっているみたいなやつを、ぜひ全県に広げていきたいと。
そのためには、うまくサステナブルな仕組みをつくらなければいけないので、これからいろいろ民間の協力なんかも得ながらと思うんですけど、tsukurunは、今、桐生にtsukurunがあって、それから確か吾妻だっけ、それから高崎、そこら辺の高校にもサテライトをつくっているんですけど、やっぱりTUMOとtsukurunは、少なくとも全県に、どのくらいの数かというのはともかくとして、例えば吾妻、利根沼田みたいなところにもちゃんとあって、まさに記者さんが言ったように、いちいち高崎まで通わなくても、「あそこにTUMO BOXがあるね」と、「tsukurunの支部があるみたいな形にするのが最初からの目標ですから。
ただ、それはなかなかいろいろ知恵も必要で、やっぱり今、tsukurun KIRYUがありますけれども、維持するのはなかなか桐生、大変ですよね。当然自治体として、市にきちっと負担してもらう部分はあるんだけど、これをうまくいろんな形で少し負担を減らしながら各地域に作れたら、これはやっぱり知事になった甲斐があるかなと。だって他の県ではできないことができるわけですよね。何度も言いますが、高崎に住んでいようと草津温泉にいようと南牧村にいようと、どこにいても、どこに住んでいようが、親の収入とかそういうことにもかかわらず、やる気のある子どもたちが同じチャンスを得られるっていう社会をつくるっていうのがやっぱり理想なので、それは究極の目標として、これからもやっていきたい。だから、できるところからよく見て、このシステムをつくって、ある程度サステナブルなところから、できるだけこのTUMO BOXとかtsukurunを増やしていきたいと思います。
(記者)
いつまでにっていう、いつまでにサステナブルな仕組みをつくるかっていう時期の目標というのは特に。
(知事)
それはまだ今いろいろ考えているので、簡単には言えないんですけれども、できるだけ早く。少なくとも、来年の選挙を勝てるかどうか分からないんで、来年の選挙を勝てれば少なくともあと6年やりますから、その間にはやっぱり自分が知事でいる間には、ちゃんとポイント・オブ・ノーリターンのところまでは持っていきたいと思っています。
●次期群馬県知事選挙に向けた対応について
(記者)
今、ちょっと知事選の話も出たので、ブログで今年の7月に戦略会議を開くという話ですけれども、ここでは3期目の公約とか、そういったものの発表まで至るんでしょうか。
(知事)
公約まで行くか分かりませんが、かなり多分人数が集まることになると思うんですけど、各地域の後援会の皆さんに集まっていただくので、公約までは行くか分かりませんけれども、やっぱりそこで群馬県が成し遂げてきたこと、これからやりたいこと、なぜ自分が再選を目指して立候補するのかの理由、そういうものをしっかり説明して、この1年間どういう形で選挙戦を展開していくかということについても、大筋やっぱり後援会とか応援していただいている団体の方々と共有するということがすごい大事だと思うんですよね。
こんなに忙しいし、スーパーフードを食べたりとかサウナに行ったりとか、病気とも戦わなければいけない。1カ月に1回チクッて注射を打たなければけないし、ホルモン剤を飲まなければいけないという中で、ある程度決めておかないとあっという間に過ぎちゃうんで。でもこれを決めたら、本当に本気でそっちも手を抜かずにやっていこうと。公務は公務、選挙は選挙なんで、こっちの政治活動の方もしっかりやっていくための、大きな1年間の、ある意味で言うと計画というか流れをつくる。この流れを支持者の方々と共有するための、多分大会になるんじゃないかと。1年前ですけれども、ブログにも書いたんですけれども、戦略会議だけじゃなくて、決起大会にしたいなと思っています。
(記者)
一応公開で考えていらっしゃるという。
(知事)
だってそんなに大勢の人数を集めるのにクローズでできるわけないし。記者さんがだって納得しないでしょう。記者さんが秘密で入ってくるでしょう。「何でですか」とかここで言われるでしょう。だからもう公開、もちろん公開でやります。
●熊本県知事との面会について
(記者)
最後に、今回は蒲島さんの話も出ましたが、今の熊本県の木村知事に面会されるという予定だと書かれていたと思うんですが、そちらはどういったご用件ですか。
(知事)
まず、これから温泉文化の会をやっていく上で、馳浩知事という得難い盟友を失ってしまったんで、私が事務局長、馳さんが事務局次長。馳さんって国会議員も長くて、文科大臣までやっていたわけだから、ちょっと馳さんの力はなかなか借りにくくなったんで、これからその事務局次長とか決めていかなければいけないんですけど、ここから運動を進めていく上で、ぜひ力をお借りしたいのが木村知事なんですね。やっぱり木村知事にお願いする前に、木村知事の、ある意味師匠ですから、東大の。しかも初代の会長を引き受けていただいた、まずは蒲島前知事にしっかりそのことをお願いして、ご報告した上で行こうと。
熊本にしばらく行っていないし、熊本で知事を訪ねて、これからの温泉文化の運動について力をお借りできるように、どういう形か分かりませんが、しっかりお願いしていこうと。この人、ご存じのとおり、すごく立派な方なんですよね。いろいろお話していても、ものすごく優秀だし、なかなか胆力もある方なんで、やっぱり木村知事の力を借りたいなと思って。それで実は、行く前に蒲島前知事に会ったということです。1泊で行ってきます。
(知事)
それでは、Newさんが待っていますので、Newさんコーナーに行きたいと思います。
●ぐんまマラソンについて
(大塚副知事)
私から1点ご紹介。今日の上毛新聞でも一つ面を押さえて周知、告知がなされていましたけど、群馬最大のスポーツイベントであるぐんまマラソン、これが例年どおり11月3日に予定をしています。今年は36回ということになります。1991年に始まったということです。これまで同様、「走る」「支える」「応援する」という形で、走る方のみならず、走らない方も含めて、誰もが楽しめる大会というのを目指しています。また、自然、食、歴史、文化といった形で、群馬の魅力を楽しんでいただける大会というのを目指しています。
私の知っている方も含めて、昨年の大会は、ひょっとすると皆様の知人の方もいらっしゃったかもしれませんけれども、全国から広く、このぐんまマラソンの機会に来ていただいていますけれども、今年も同じようなコンセプトでしっかりやっていきたいと思っています。昨年の35回大会は、フルマラソンと10キロマラソンとリバーサイドジョギングの合わせて3種目で、1万7,607人という方、これは過去最大ですけれども、エントリーをしていただきました。
今回ですね、今日4月9日の朝からこのエントリーを開始していまして、8月17日まで、ただし定員に達してしまうと締め切りということでありますので、ぜひご関心をお持ちの方は早めにご登録いただければと思っています。普通のエントリーのほかにも、出走権付きの宿泊プランであるとか、あるいは群馬県へのふるさと納税によるエントリーなんかもご用意しています。リバーサイドジョギングというのは、0歳の赤ん坊の方もベビーカーなんかでご参加いただける素敵な催しになっていますので、ご家族おそろいでぜひエントリーいただければと思っています。
最後に、先ほど申し上げたように、「走る」「支える」「応援する」ということですので、走る方以外に、これは本当に多くのボランティアの方があって初めてできる取り組みとなっております。毎回ご協力いただいて、本当にありがとうございます。ボランティアの方々の募集というのも始めておりますので、こちらもぜひご関心をお持ちの方は群馬県のホームページから情報を確認いただいて、申し込みをいただければと思っております。私からは以上です。ありがとうございます。
はい。ありがとうございました。私の方からも最後に県民の皆さんにご報告をしたいと思います。先週の会見でも少し触れましたけれども、ホルモン治療、前立腺がんステージ2のホルモン治療を始めて、ちょうど2カ月目になりました。最初の注射を打ったのが2月9日だと思うので、来週の月曜日にまたお腹のところでチクッとするホルモン注射を打っていきたいと思います。
2カ月が経ちましたが、副作用らしい副作用はほとんどありません。例えば顔がほてったりとか、ちょっと手がこわばったりとか、時々ありますけど、全然大したことはないということで、最近ちょっと足がつりやすくなったりとか、ちょっと腰痛くなったりするので、これに関係あるのかなと思うけど、何か気のせいなような気もするし、よく分かりませんが、今のところ全く体調に大きな変化はありません。何かいろいろ、まだ2カ月で、これから1年6カ月治療するということなので、その中で何か体の異変とかが出てくれば、ちゃんとここでご報告をしたいと思いますし、何度も言いますが、何か体調に変化があれば、無理しないで乗り切っていこうと思っております。今のところ元気です。
昨日の時点でも、体脂肪15%から16%、内臓脂肪5%から6%で、特に筋肉量も減っていないので、何とかホルモン治療するとすごく筋肉が落ちたりとか、いろんな現象があるということなんですけど、今のところ2カ月で体力に全く変化はないということだけご報告をしたいと思います。毎週ちょっとでもご報告をしていきたいと思います。
今のところ元気にやっているということをお伝えして、今日もちょうど1時間になりましたが、記者の皆さん、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。定例会見、これで終わりたいと思います。
( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。