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令和8年度 発生予察注意報 第1号(果樹カメムシ類)
更新日:2026年5月28日
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令和8年度病害虫発生予察注意報第1号(果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ)) (PDF:624KB)
県内全域で、果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ)の多発生が予測されるため、果樹への被害に十分注意してください。
1 注意報の内容
- 作物名:果樹(ウメ、オウトウ、モモ、スモモ、ブドウ、ナシ、リンゴ、キウイフルーツ)
- 病害虫名:果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ)
- 対象地域:県内全域
- 発生量:多い
2 注意報発表の根拠
群馬県の果樹カメムシ類の主な種であるチャバネアオカメムシ(写真1)について、以下の状況が確認されています。
- 県内9地点のトラップ注1における5月第4半旬注2の誘殺数は、6地点で平年の約2~15倍に達し、このうち5地点では、記録的な多発生年となった令和6年注3の約3~7倍です(図1~6)。
- 令和8年1月の越冬量調査では、県内8地点の平均値は平年の約1.5倍です(表1)。このことから、令和8年夏期の発生量は、平年に比べて多くなると予想されます。
- 関東甲信越地方(5月21日気象庁発表)の今後1か月の気象予報では、気温が高い確率は60%で、果樹カメムシ類が増加しやすい気象が予報されています。
3 防除対策
- 収穫期のウメ、収穫期直前のオウトウ、果実肥大期を迎えるモモ、スモモなどへの飛来および加害が予想されるため、特に注意してください。
- ナシおよびリンゴでは、落花後から収穫期まで被害を受けますので、注意が必要です。
- 果樹カメムシ類の飛来状況は園地によって差があるため、園内の巡回をこまめに実施し、早期発見に努めてください。飛来を認めた場合は速やかに防除を行ってください。特に、夜間の最低気温が高くなると飛来の可能性が高くなるため注意してください。
- 多目的防災網(4ミリメートル目合以下)を設置してある園地では、速やかに完全展張し、園全体を隙間なく被覆してください。また、破損箇所や隙間からの侵入を防ぐために十分に点検を行い、必要に応じて修繕してください。
- 有袋栽培では、袋掛けを早めに行ってください。
4 防除上の留意点
- 果樹カメムシ類は夜行性であるため、薬剤防除は夕方または早朝に行うと効果的です。
- 過度な薬剤散布は天敵を減少させ、ハダニ類やカイガラムシ類の発生を助長するおそれがあります。必ず果樹カメムシ類の飛来を確認したうえで防除を行ってください。合成ピレスロイド系薬剤は天敵への影響が大きいため、多用を避けてください。
- 農薬の使用に際しては、必ず農薬のラベルに記載されている使用方法、注意事項等を確認して適正に使用するとともに、他作物への飛散防止および周辺住民等への十分な配慮と事前周知を徹底してください。

写真1 チャバネアオカメムシの成虫(体長10~12ミリメートル)

図1 トラップ調査結果(高崎市上里見町)

図2 トラップ調査結果(高崎市高浜町)

図3 トラップ調査結果(高崎市箕郷町)

図4 トラップ調査結果(渋川市横堀)

図5 トラップ調査結果(沼田市井土上町)

図6 トラップ調査結果(中之条町折田)
| 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 | 令和7年 | 令和8年 | 平年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1.67 | 0.08 | 2.50 | 0.21 | 1月21日 | 0.78 |
注1 トラップ:今回の調査では、チャバネアオカメムシの集合フェロモンを利用したフェロモントラップを用いています。
注2 半旬:旬(上旬、中旬、下旬)の概ね半分の期間で、第1半旬が1~5日、第6半旬が26日~月末までの期間です。
注3 令和6年の多発生:令和6年は、トラップ1地点平均の年間総誘殺数が2,952頭と平年の約9倍で、記録的な多発生年となり、果樹類に大きな被害が確認されました。
トラップ調査結果は代表的な地点のみ掲載しました。







