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10.お口と歯の健康
更新日:2025年1月22日
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(1)歯の生える時期について
乳歯は上下10歯ずつ、合計20歯あります。生後6~7か月頃で下の前歯から生え始め、2歳半~3歳頃、20歯が生えそろいます。また、歯の生える時期や順序には個人差があります。
永久歯は親知らず(第三大臼歯)を除くと上下14歯ずつ、合計28歯あります。多くの場合、6歳ごろに下の前歯から永久歯に生え替わり始めます。次に乳歯のうしろにかむ力の大きい奥歯(第一大臼歯)が生えてきます。乳歯は順に永久歯へと生え替わり、12~13歳頃までに永久歯が生えそろいます。
(2)歯みがきのポイントとうがいについて
歯みがきのポイント
こどもの歯みがきを習慣づけるために、下記の工夫を参考にしましょう。
- お口の中は敏感です。歯が生える前から口の中を指でやさしくタッチして徐々に準備しましょう。乳歯が生え始めたら、保護者のひざにあお向けに寝かせこどもの歯を観察する(歯を数える)ことから始めましょう。歯の生え方を見ながらガーゼみがきなどから始め、 徐々に歯ブラシに慣れさせるようにしましょう。歯ブラシを口に入れることに慣れてきたら、歯みがきを始めましょう。こどもの機嫌を取りながら、鉛筆を持つ持ち方で力を抜いて歯を見ながら1本ずつやさしくみがいてあげましょう。1本5秒ぐらいで十分です。
※歯をきれいにみがくことも大切ですが、歯ブラシの刺激に慣れさせ、 歯みがきを好きになってもらうことが重要です。
※嫌がる場合は、機嫌の良い時を見計らって行ったり、保護者が楽しそうに歯をみがく様子をみせてあげたりしてみましょう。 - 仕上げみがきは寝かせて、こどもが自分で磨くときは必ず座らせ、「歯ブラシ喉突き事故」に気をつけましょう。仕上げみがきの習慣づけと共に、こどもによる歯みがきは、朝食後と寝る前を含む1日2回以上を目安に続けましょう。
※歯科受診の際に正しい歯のみがき方を習うことをお勧めします。
うがいについて
うがいはかぜやむし歯の予防、お口の機能発達を促す効果もあるので、手洗いとともに進めていきましょう。うがいは大きく分けて、口を洗浄する、ブクブクうがいと、のどを洗浄する、ガラガラうがいがあります。保護者が見本をみせながらすすめていきましょう(2歳を過ぎたら、少しずつブクブクうがいの練習をさせていきましょう。)