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甘楽町への有機オリーブ栽培の導入・定着に向けて

更新日:2024年6月12日 印刷ページ表示

1 目的

 甘楽町が「オーガニックビレッジ宣言」を目指すにあたり、甘楽町有機農業実施計画の柱の一つに、遊休地対策として有機栽培オリーブを導入することとしました。

 西部農業事務所では、甘楽町、農業者と連携し、有機栽培オリーブの導入、生産拡大及び特産品開発に関する指導・助言等に取り組むこととしました。

2 取組内容

 甘楽町有機農業実施計画策定に先立ち、令和4年11月に農業経営士からの要望を受け、県内先進地(太田市、館林市)の視察研修、関連情報の収集を行い、寒さや風害が心配されるものの、甘楽町での有機栽培が可能と判断し、導入のための検討を開始しました。

 令和5年2月、甘楽町でのオリーブの実証栽培を開始するとともに、栽培予定農家を対象とした栽培指導や検討会、先進事例調査を実施し、栽培技術の向上に努めました。

 また同年9月、ぐんまAgri×NETSUGEN 共創事業(県単独事業)を活用し、オリーブ茶用品種「ひなかぜ」を300本植栽するなど、特産品開発にも参画しました。

 これらの取組によりオリーブは良好に生育し、葉を製茶した「有機オリーブ茶」を地域特産品として開発、道の駅「甘楽」で販売を開始するに至りました(写真1,2)。

3 課題と今後の方向

 今後は、オリーブの葉に加え、果実を活用した加工品開発を進めるとともに、有機栽培オリーブの安定生産に向け、収穫作業や調整作業の効率化や、効果的な病害虫対策などの技術を確立し、栽培面積の拡大に向けた取組を展開していきます。

主な取組内容(時系列)
期日 活動内容
令和5年2月 オーガニックビレッジ宣言に向けた甘楽町有機農業実施計画策定の打ち合わせ
令和5年3月~ オリーブ実証試験ほ設置、植付け管理、防除指導等
令和5年6月~

甘楽町オーガニック検討委員会

 6月:振興方向の検討 7月:行動計画の検討 8月:先進地視察

令和5年9月 ぐんまAgri×NETSUGEN共創実証事業キックオフ会議
令和5年10月 甘楽町オーガニックビレッジ宣言
令和6年1~3月 製茶用オリーブ収穫と煎茶・抹茶加工、試食会

 オリーブ葉の調製作業の写真

 写真1 オリーブ葉の調製作業

 道の駅での販売商品の写真

 写真2 道の駅での販売商品