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2月 第53回日本農業賞「大賞」受賞

更新日:2024年2月21日 印刷ページ表示

前橋市の須藤牧場が8年ぶりの快挙

 前橋市の須藤牧場(酪農)が日本農業賞「個人経営の部」で大賞を受賞しました。群馬県の生産者による大賞受賞は8年ぶりの快挙となります。

ねらいと背景

 日本農業賞は日本農業の確立をめざし、意欲的に経営や技術の改革にとりくみ、地域社会の発展に貢献している農業者と営農集団を表彰するものです。
第53回目となる今年は前橋市で酪農を営む須藤牧場(晃氏・淳子氏)が群馬県代表として選考されました。

取り組み成果

 須藤牧場は10年以上前から近隣の耕種農家と連携し、飼料用稲や飼料用とうもろこし等の地域産飼料の生産・利用を積極的に行う耕畜連携に取り組んでいます。開始当初は飼料の品質が安定せず、苦労もありましたが、耕種農家や関係機関と検討を重ね、今では粗飼料自給率は80%と高い割合を確保しています。また、「HOTEL 須藤牧場」とコンセプトをかかげ、アニマルウェルフェアに配慮した飼養管理を行うことにより、牛たちが快適に過ごせる環境を提供しています。ICT 機器の利用も積極的に取り組み、繁殖成績の向上や疾病の早期発見、従業員間の情報共有や負担軽減を図っています。特別支援学校の卒業生を雇用する農福連携や「食」・「命」の大切さを伝える酪農教育ファームなど酪農を担う後継者の育成にも力を入れています。
 また、農場HACCP を取得している自農場の安全・安心な生乳を使ったチーズを作り、地元飲食店の食材として利用、直売所にて販売するなど6次産業化もしています。これらの取り組みが高く評価され、須藤牧場は日本農業賞「個人経営の部」において大賞を受賞しました。

今後の方向

 今後も中部農業事務所普及指導課では、畜産経営の充実強化、耕畜連携の取り組みについて支援をしていきます。

第53回日本農業賞「大賞」受賞の写真
須藤牧場の皆さん

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