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11月 耕畜連携による6次産業化の取組

更新日:2023年11月16日 印刷ページ表示

地域産飼料で生産されたチーズを食卓へ

 前橋市にある須藤牧場(酪農)では、耕畜連携により生産された地域産(主に前橋市産)飼料を給与した乳牛から搾乳した生乳を使い、自農場の工房でモッツァレラチーズを製造し、販売を行っています。

ねらいと背景

 須藤牧場は同市内にあるコントラクター組織(飼料生産に係る農作業を請け負う組織)と10年以上前から耕畜連携(畜産農家が生産した堆肥を耕種農家が土づくりに利用して循環させること)に取り組んでいます。耕畜連携により生産された子実用トウモロコシや飼料用稲を始めとする地域産飼料を給与した乳牛の生乳を使い、自農場の工房でモッツァレラチーズの製造・販売を行っています。中部農業事務所普及指導課では耕畜連携を通じ、その取組を支援しています。

取り組み成果

 須藤牧場では10年程前から耕種農家と連携を行い、飼料用稲WCSや飼料用麦WCS、籾米サイレージなど地域産の飼料を率先して利用する取組を行ってきました。その結果、多品目の自給飼料を給与することができ、粗飼料自給率は8割程度と高い水準となっています。
 平成30年にはチーズ工房を建設し、自農場の生乳を使ったモッツァレラチーズの製造を開始しました。今年からは本格的に子実用トウモロコシの給与を始め、地域産飼料をより多く与えた乳牛の生乳を原料としたチーズの製造を行っています。今後は、地域産飼料のみを給与した生乳でのチーズ製造を目指しています。

今後の方向

 須藤牧場の耕畜連携の取組をモデルに、管内における耕畜連携の取組を推進・支援していきます。

耕畜連携による6次産業化の取組の画像1

飼料を食べる牛たち

耕畜連携による6次産業化の取組の画像2

須藤牧場のチーズ

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