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10月 ミライの技術に期待

更新日:2023年10月16日 印刷ページ表示

ぐんまAguri×NETUGEN共創事業 病害虫予測アプリ農家説明会を開催しました

 JA前橋市では県の事業を活用し、病害虫発生予測ソフトの実証試験に着手しました。まずはブロッコリー、ネギ、キャベツ生産者から取り組みを開始するため希望する生産者への説明会を行いました。今年度からアプリの活用を開始し、将来的には誰でもわかる病害虫の発生予測という未来の技術について現地の期待が高まっています。

ねらいと背景

群馬県では農業経営で問題を抱える生産者と斬新なアイデアの実証フィールド等を求めるスタートアップ企業をマッチングさせ双方の課題解決と育成に取り組む「ぐんまAguri×NETUGEN共創事業」を実施しています。
 前橋市は県内でも有数な野菜産地ですが、ベテラン農家でも作型や天候等で発生が変わる病害虫の予測は難しく、経験に基づいた農薬の予防散布等が行われています。病害虫の発生は収量や品質低下の一因であるため、病害虫を正しく判断し、早期に対応することは農業経営を行う上で非常に重要です。

取り組み内容

 本年5月以降、関係機関を中心に(株)ミライ菜園が開発している病害虫発生予測ソフトの現地実証試験について検討を行ってきました。現在では多くの生産者がスマートフォンを所有しており、若いJA営農指導員も増加している中で、現地指導の効率化などを目的に、現地での実証試験を実施することにしました。
 今回は 9月19日にJA前橋市アグリサポートセンターを会場にブロッコリーやネギ、キャベツを栽培する生産者10名が参加し、ミライ菜園の担当者がアプリの機能等について説明を行いました。参加した生産者は自分のスマートフォンにアプリをダウンロードし、活用に向けた準備を行いました。
 その後の質疑応答では「発生が予測される病害虫に対するおすすめの農薬は出るのか」「間違った投稿をした場合に取り消し機能はあるのか」など活発な意見が出されていました。

今後の方向

 今後は実際にアプリを使用しながら、より現地で使いやすく精度の高い病害虫予測に向けたブラッシュアップを図っていく必要があります。引き続き関係機関と連携を図り、地域での生産活動に向けた取り組みを支援していきます。

ミライの技術に期待の画像

ダウンロードを支援するJA営農指導員の様子

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