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8月 水稲の高品質安定生産に向けた現地講習会の開催

更新日:2023年8月17日 印刷ページ表示

感染症流行乗り越え3年ぶりの開催

 水稲の高品質安定生産を目指して、JA前橋市南部及び西部営農センター管内の生産者を対象に水稲の現地講習会を開催しました。南部での開催は令和2年以来3年ぶりとなりました。水稲の基本的な栽培管理をはじめ、高温対策、環境負荷低減、農作業安全に関する情報も提供し、これらの意識向上を図りました。

ねらいと背景

 前橋市の平坦地では「あさひの夢」を主力品種とした二毛作が盛んで、中山間地では「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」を中心とした一毛作が行われています。今年の6月~7月上旬の平均気温は平年よりも高く推移しており、藻類の発生、薬害、ガスによる生育抑制が目立ちました。気象庁の長期予報では、7月~9月の気温は平年よりも高く推移すると予測されているため、適切な高温対策の周知を図ります。また、熱中症について注意喚起を行い、農作業安全の意識向上を目指します。

取り組み内容

 JA前橋市の南部、西部営農センター管内(7月11日、7月20日)において、水稲現地講習会を開催しました。南部での開催は3年ぶりとなり、延べ58人の生産者が参加しました。普及指導課からは、水稲の基本的な栽培管理をはじめ、発生の準好適条件が続いた「いもち病」に対する効果的な薬剤の説明を行いました。また、被覆肥料のプラスチック被膜殻の流出防止対策や、メタンガス抑制に向けた中干しの徹底・延長等の環境負荷低減に向けた取組を呼びかけました。熱中症対策に関する注意喚起も行い、農作業安全の意識を高めることができました。生産者からは、農薬に関する質問が多く上がり、雑草及び病害虫防除に対する関心の高さが伺えました。
 JA全農ぐんま及びクミアイ化学工業(株)からは、おすすめの中後期除草剤、殺菌剤、殺虫剤を紹介いただき、有意義な講習会となりました。

今後の方向

今後の気温も平年より高い状態が続き、不安定な気候になりやすくなると予想されています。そのため、現地巡回や水稲作況ほ調査を定期的に行い、気象に応じた適切な栽培管理を生産者に提案し、水稲の高品質安定生産を支援します。

水稲の高品質安定生産に向けた現地講習会の開催の画像

講習会の様子

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