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平成29年度第2回肝炎対策協議会について

更新日:2019年2月27日 印刷ページ表示

平成29年度第2回肝炎対策協議会議事録(概要)

出席者数:群馬県肝炎対策協議会委員(9名中7名出席)、オブザーバー3名、傍聴人4名、保健予防課職員5名

(1)報告事項

事務局:資料に基づき、ア.平成29年度肝炎対策事業の進捗状況について説明。

1.肝炎ウイルス検査の受検促進

  • (ア)ウイルス性肝炎患者等の重症化予防事業(特定感染症検査等事業)
  • (イ)普及啓発

2.肝炎医療を提供する体制の確保

  • (ア)肝炎治療講習会の開催
  • (イ)肝炎医療コーディネーター養成事業
  • (ウ)肝炎治療費等助成事業
  • (エ)肝炎患者支援手帳の作成
  • (オ)普及啓発

3.肝炎に関する正しい知識の普及

  • (ア)肝疾患センター
  • (イ)普及啓発

4.その他

  • (ア)研修会への参加
  • (イ)肝炎対策協議会の開催

続いてイ 平成30年度肝炎対策事業について、新規事業として肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業を予定していることを報告。

議長:ただいまの報告について御質問、御意見等はあるか。無いようなので、次の(2)協議事項に移る。

(2)協議事項

ア 群馬県肝疾患専門医療機関について、前回の協議会以降新たに1件の医療機関から申請があったので承認について諮りたいと事務局から説明。

議長:専門医を取得され、治療経験も豊富なので承認して良いか。

(異議無し)

イ 第2次群馬県肝炎対策推進計画について、前回の協議会で審議したものに肉付けした計画案に対し、11月28日から12月27日までパブリックコメントにより県民からの意見を募集した。7人の方から9件の意見が提出された。

  まずは、意見により変更した部分を説明する。

  1. 3ページ5行目の計画の進行管理について頻度が分かるようにしたらいかがとの意見があり、ご指摘を踏まえ追加記載した旨事務局から説明。
    議長:進行管理の頻度とは具体的にどういうものか。
    事務局:進捗状況を肝炎対策協議会に毎年度報告し評価していただくということ。
  2.  2.11ページ8行目などの成果指標等に時点が分かるようにした方が良いという意見があったので、総合指標と成果指標に(平成28年)(平成34年)等の時点を記載した。
  3. 15ページ6行目肝炎診療ネットワークの構築のなかで、かかりつけ医との連携を具体的に盛り込むべきという意見があったので9行目に肝疾患センターの周知や医療従事者向けの研修会において診療連携に必要な情報提供をすること等記載し、37行目の医療従事者向け研修会のところで、「診療連携に関する事項」を追加記載した。
    また6ページ18行目の群馬県肝疾患専門医療機関の一覧を登録順から市町村の建制順に並び替えた。

 続いて変更を伴わない意見について説明する。

  1. 11ページ17行目成果指標2、肝炎ウイルス検査受検率増加、市町村が実施する40歳定期検査受検率を10%から15%へについて、市町村で実施した検査だけでなく他の検査も含めた増加を目指すべき、例えば県人口の50%を目指すべきではという意見があった。14ページ第3章(2)肝炎ウイルス検査の受検を促進の取り組みで目指している内容であり、また毎年報告が有り経年での比較が可能な40歳定期検査受検率を指標として採用した。
  2. 11ページ23行目成果指標3、肝炎ウイルス陽性者フォローアップ事業による検査費用の助成件数増加、46件を140件へとしたことに対して、陽性者全員が治療を受けなければ検査をした意味が無いので受診率100%を目指すとすべきとの意見があった。14ページ15行目、肝炎ウイルス検査の受検機会の提供と検査陽性者の確実な受診で受診率の向上について記載しており、また初回精密検査助成制度を利用せずに受診する方もいるので割合ではなく助成件数を採用した。
  3. 12ページ28行目日本肝炎デー及び肝臓週間に合わせた普及啓発の実施について、街頭キャンペーンも効果的なので盛り込むべきではないかとの意見があった。これは31行目に記載の普及啓発活動に含まれるものと考える。
  4. 12ページ36行目肝炎ウイルス検査陽性者への支援手帳の作成配布について、全患者に配布できるよう取り組むことを明記すべきではないか、現在の作成部数では患者に届かないとの意見があった。今年度も部数を増やして作成予定であり、専門医療機関に協力をいただき患者に届くよう努める、また県ホームページ上でも手帳を公開している。
  5. 公教育現場や職域への働きかけについて言及がないという意見があった。13ページ13行目、若年層を対象とした普及啓発の実施の中で教育委員会等との連携の記載がある。また職域との連携は14ページ29行目、職域における肝炎ウイルス検査の推進の中で職域との連携を記載している。
  6. かかりつけ医の肝炎治療等に関する知識の充実と研修参加が課題であるとの意見があった。15ページ36行目、医療従事者向け研修会のなかで、研修会の充実とさらなる参加促進を図りたいと考えている。

パブリックコメントによる計画への意見と考え方は以上である。整理して県ホームページに掲載予定。計画本体はこれが最終段階となるので修正等ご意見があれば伺いたい。

議長:質疑があればお願いしたい。

 記載すべき事項については記載できているのではないか。パブコメの内容は計画案のなかで触れていることがわかった。指標の数値は最高を目指したいところだが、具体的な数値として比較可能な数値を掲げた。現実的な数値ではないか。

委員:11ページの23行目成果指標3では、29年度から定期検査費用助成の制度が変わって、患者さんにとってより利便性が上がったと思うので、徐々に周知されていけば増えるのではないか。フローアップの数は累積していくのか。

事務局:フォローアップに同意した方に毎年調査を行う。その都度検査を受けて助成を申請すれば件数が増えると考える。忘れずに検査を受けていただきたい。今までの実績は報告事項2ページのとおり。

議長:周知が大切なようだが、先ほどの街頭キャンペーンは実施したのか。

事務局:リーフレットの作成・窓口配布は行ったが、各保健福祉事務所が街頭で実施したかは把握できていない。

委員:のぼり旗を作ったり、そろいのシャツを着たりという県もあるが、予算の問題もある。

委員:例えば大学の学園祭などでの啓発も考えられる。肝炎ウイルスの事件を伝えたりするのも一つの方法である。

議長:学園祭だけでなくお祭りも利用できそうである。ラジオでの啓発は。どのくらい効果があったか。

事務局:FMぐんまで朝や夕方に、一週間で30回放送した。

委員:マスコミを使う方法もある。知って肝炎プロジェクトというのがあって、有名人芸能人が知事に会って肝炎対策を啓発するというもの。以前、提案したが日程調整が難しいようだ。群馬も手をあげてもいいのでは。

事務局:30年度の実施について検討する。知事対応は日程調整も大変なのでできるかはわからないが、検討・調整して可能なら実施したい。難しい面もあるのはご理解いただきたい。

 市町村では肝炎に関する普及啓発は何か実施しているか。

オブザーバー:太田市では肝炎だけではないが、落語家を招いて特定の病気を枕に話していただくことをやっている。

委員:議事の報告事項3ページの肝炎治療講習会の第3回目、参加者17名というのは少ないのでは。

委員:地域のバランスを考えて高崎、前橋だけでなく太田市で開催したもの。ある程度は興味を持って参加してもらえたと思うがもう少し参加があれば良かった。

委員:7月の前橋市での参加が113名と多かった影響もあるのでは。

議長:年間計画で予定を示せれば参加しやすくなるのではないか。

委員:開催3か月前でないと日程は決まらない。

事務局:年間計画を出せるかどうか検討課題としたい。

議長:他に意見は無いようなので議事を終了する。

事務局:今後の予定について、本日の協議を経て肝炎対策推進計画を固め、完成に向け手続きをしたい。協議会終了後、特に意見があれば来週の月曜日までにいただきたい。よろしくお願いしたい。

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