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6月 グリーンな栽培体系への転換サポート事業

更新日:2023年6月30日 印刷ページ表示

「ナシ栽培における天敵農薬導入の検証」の取り組みについて

 ナシの産地活性化と生産安定を目指して、JA前橋市粕川支所果樹部会のナシ生産者や関係機関を対象に、事業計画説明会を開催しました。

1 ねらいと背景

 前橋市粕川地区では、直売を主とするナシ生産が盛んであるが、近年ハダニの発生が目立っており、防除方法や農薬散布時間の増加が課題となっています。
 そこで、従来からの化学農薬だけに頼らない防除方法の確立と、省力化を進めていくため本事業により、天敵製剤の導入による化学農薬の使用量低減及び農薬散布回数の削減等の効果を検証し、グリーンな栽培体系の普及に取り組んでいます。

2 取り組み内容

 普及指導課では、5月19日に前橋市粕川地区の実証ほ場で事業計画説明会を開催しました。当日はJA前橋市粕川支所果樹部会員の他、事業支援体制を構成するJA前橋市東部営農センター、前橋市役所農政課、全農ぐんま肥料農薬課、石原バイオサイエンス I C M部の各担当者が参加して開催されました。
 普及指導課からは事業実施体制を示し、地域内2カ所の圃場で実証ほを設置し、防除計画や天敵製剤の設置計画、今後の調査方法等の事業計画を説明し、関係機関で分担協力して実施していくことを確認し、生産者や関係機関への情報共有や合意形成を図ることができました。
 また、全農ぐんまや農薬メーカーの石原バイオサイエンスからは天敵製剤の特徴や注意点について説明してもらいました。参加者からは今年度から一部の圃場に設置してみたいとの前向きな意見も出され、積極的な質問や情報交換ができ関心の高さがうかがえました。

3 今後の方向

 今後も引き続き、関係機関と連携しながらグリーンな栽培体系の普及に向けた取り組みを継続します。
グリーンな栽培体系への転換サポート事業の画像1

グリーンな栽培体系への転換サポート事業の画像2
実証ほ場での事業計画説明会の様子​

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