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11月 下仁田ネギ立毛共進会開催 ~より良い下仁田ネギの生産を目指して~
要約
下仁田ネギの本場である甘楽富岡地区で、10月23日に下仁田ネギ立毛共進会を開催しました。天候等の影響により、各種病害虫による被害が例年よりも多い状況でしたが、出品ほ場の生育状況や病害虫管理は概ね良好であり、高水準な審査会となりました。
1 ねらいと背景
甘楽富岡地域では、管内を代表する地域特産野菜である下仁田ネギの栽培技術や品質の向上、更なる経営発展を図るため、出荷前の10月下旬に立毛共進会を毎年開催し、栽培管理状況や優れた栽培技術の伝達を図っています。
2 取り組み内容
各地区から選出された優良な15ほ場について、JA生産部支部役員、JA担当者、全農ぐんま担当者、指導センター職員の計12名を審査員として、生育状況、品質、ほ場管理等について審査を行いました。
今年度は、春先の温暖な気温、梅雨明けの遅れによる低温・日照不足、長引く残暑、相次ぐ台風の接近、秋期の天候不順により、各種病害虫による被害や作業の遅れが例年よりも発生しやすい環境でした。そのため、今年度の気象状況に合わせた栽培管理講習会の開催や巡回指導を随時実施したところ、各地区を代表する出品ほ場では、いずれも適切な病害虫管理及びほ場管理が行われ、良好な生育状況であり僅差での審査となりました。
3 今後の方向
毎年4月に開催される下仁田葱生産部会通常総会において、上位3点の表彰が予定されています。出品ほ場の優れた管理技術について部会員同士での情報交換を図り、産地全体の栽培技術の更なる向上を目指し、産地の維持、高品質安定生産を支援します。
審査の様子
ほ場の様子