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第12回三県知事会議の結果概要

更新日:2019年5月10日 印刷ページ表示

平成31年4月18日(木曜日)に群馬県で開催された第12回三県知事会議では、これまでの検討成果を踏まえて意見交換を行い、さらに連携を進めることで合意しました。

1 合意事項

(1)空港を活用した相互観光の推進

 これまで三県で取り組んできた、新潟から東京間の「縦断ゴールデンルート」について、平成29年度からシンガポールを新たな誘客対象市場として取り組み、三県を周遊する旅行商品の造成を図ってきたことを受け、次の点で合意した。

  • シンガポールの国際旅行博への共同出展など、シンガポールをターゲットとした連携事業を継続
  • 新潟空港を活用し、就航地(中国、台湾等)への情報発信等を継続
  • 国内における三県共同のPR事業を継続して実施。併せて、長野、富山、石川を交えた六県による観光連携も継続実施

(2)対岸貿易による産業振興の共同研究

 これまで、北東アジアを視野に入れたマーケット開拓に向け、三県の中国事務所間での情報共有・意見交換や、群馬県・埼玉県企業に対し新潟港利用のポートセールスを実施してきたことを受け、次の点で合意した。

  • 三県の中国事務所長等意見交換会の定期開催による連携可能な事業の検討や、進出企業等の情報交換の場を提供することによる企業活動サポートの実施
  • セミナーなどを通じた、群馬県・埼玉県企業に対する新潟港利用の働きかけ
  • 時期を捉え、新三国トンネル・三俣防災の早期完成、国道17号(新大宮上尾道路、上尾道路、本庄道路、上武道路、前橋渋川バイパス等)の整備促進、海外における食品の輸入規制の早期解除について国に働きかけ

(3)ラグビーワールドカップ2019開催気運の醸成

 これまで、ラグビーワールドカップ2019の開催気運の醸成を図るため、各県でのPRイベントや、三県ラグビー交流戦を実施してきたことなどを受け、次の点で合意した。

  • 各県で行われるイベントやトップリーグの試合会場において、埼玉・熊谷開催のPRを引き続き実施するとともに、大会本番などで、群馬県、新潟県の観光PRを実施
  • 外国人を含めた観戦客を三県の観光に誘導するため、ラグビーワールドカップの情報と合わせ、三県を巡るモデルルートの情報を発信
  • 本大会終了後においても、三県のラグビーフットボール協会によるラグビー交流試合や合同練習会など三県の子供たちの交流事業を継続
  • 今後はラグビーファンや競技人口の増加に向けて、各県の担当部局による連携を継続

(4)歴史文化遺産の活用・発信

 これまで、三県をつなぎ、歴史上重要な役割を果たした「道」に注目した魅力的なストーリーをつくり、三県が連携してPR活動を実施してきたことを受け、次の点で合意した。

  • ストーリーを盛り込んだコースマップを作成・配布し、各県の史跡や文化財の情報をさらに強力に発信
  • 各県で実施されるイベントの開催等を通じて、引き続き、三県連携したPR活動を積極的に展開

(5)大規模災害における広域的な福祉支援の推進

 これまで、各県で整備を進めている福祉専門職による災害派遣福祉チームの広域的な連携を図るため、情報交換や共同研究を行ってきたことを受け、次の点で合意した。

  • 災害派遣福祉チームの広域派遣を行う場合の連絡調整方法や、チーム員の養成研修の内容等について、引き続き情報交換や共同研究を実施
  • 北関東磐越五県知事会議で設置した事務レベルの検討会に、平成29年度から埼玉県が参加しており、今後も六県の枠組みで検討を継続
  • 六県での検討の詳細については、事務レベルで調整

(6)少子化対策に関する三県連携の継続

 新たなテーマとして、少子化対策に関する三県連携の研究について意見交換を行い、次の点で合意した。

  • 三県はもとより、我が国全体が抱える課題である人口減少・少子高齢化に対する、より効果的な施策の構築に向け、特徴的な各県の施策や民間企業等の取組事例について情報共有を実施

(7)先端技術の活用により農業生産性の向上を図る共同研究

 新たなテーマとして、先端技術の活用により農業生産性の向上を図る共同研究について意見交換を行い、次の点で合意した。

  • 現在各県が取り組んでいるAIやIoTなどの先端技術を活用した試験研究を効率的に進めるため、先端技術を活用した研究の取組や成果等を共有するための情報交換会を実施
  • 現在も行っている成果発表会への相互参加を、引き続き実施

2 報告事項

三県における高度医療資源等の相互活用に向けた情報共有

  • 各県が自薦した、群馬大学重粒子線医学研究センター、埼玉県立小児医療センター、新潟大学医学部災害医療教育センターについて、今後、各県において、相互活用に向けた情報共有のための具体的な取組を進める。

3 次回の開催

 新潟県主催で開催する。

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