ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 知事戦略部 > 戦略企画課 > 第2回三県知事会議の結果概要

本文

第2回三県知事会議の結果概要

更新日:2011年9月27日 印刷ページ表示

 平成23年1月22日に埼玉県で開催された第2回三県知事会議では、これまでの検討成果を踏まえて協議を行い、さらに協働・連携を進めることで合意しました。

結果概要

1 合意事項

(1)空港を活用した相互観光の推進

 これまでの共同研究の取り組みとして、アジア、ロシア極東からの観光客をターゲットに、3県の強みを生かしニーズにあった国別・用途別観光モデルルートを作成した。また、中国の富裕層に向けて三県の観光名所を紹介するため、パンフレットを作成し中国国内での説明会で配布した。
 今後は、三県ビジット・ジャパン事業などを通した三県の魅力発信や、各旅行業者に対して観光モデルルートの売り込みを行うとともに、三県の魅力をそれぞれの県のキャンペーンの中で相互にPRしていく方策などについても、引き続き研究していくこととした。

(2)対岸貿易による産業振興の共同研究

 これまでの共同研究において、新潟港の利用促進に向けて関係企業からの情報収集を行ったところ、課題として、新潟港の認知不足、コストと運行頻度、三国トンネルの老朽化の3点があがった。そこで、まずは新潟港の認知度向上に向け、充実した釜山航路、対岸貿易の中継点となる可能性などを新潟港の優位性として整理した。
 今後は、新潟港を活用したマーケット開拓セミナーを開催するなど新潟港の優位性を生かしたポートセールスの展開を連携して実施していくこととした。また、三国トンネルの改築について、関係機関へ要望していくことで合意した。

(3)防災協力体制の可能性の共同研究

 具体的な連携テーマとして、地域防災力の向上、県境を越えた災害対応、建物の被害認定調査に係る広域連携の3点で進めていく方針を決め、県境を越えた災害対応として、非常時の無線通信について、三県の相互通信訓練を初めて実施した。
 今後は、自主防災組織の事例集を作成し市町村などにフィードバックして、実際の避難訓練等に役立てるなど地域防災力を強化するとともに、建物の被害認定調査における広域連携など災害時の協力体制の充実などを進めていくこととした。

(4)次世代自動車に関する共同研究

 これまでの共同研究において、次世代自動車の普及のためには、環境整備(インフラ整備)と中小企業の育成が共に必要であることを確認し、高速道路を含めた三県を結ぶ沿道への充電インフラの整備促進や企業支援に関して、連携して実施するための検討を行った。
 今後は、関係機関へ要望していくとともに、国道17号等をモデル路線として広域で充電器の設置を促進する方策等、三県が共同で取り組める事業の洗い出しや課題について整理することとした。

(5)統計からみた三県の特徴について

 三県の農業生産規模や製造品出荷額などの統計からみた三県の特徴が報告された。

2 意見交換事項

(1)地域産業の活性化について

 埼玉県から「生活サポート産業振興による地域産業の活性化」について、群馬県から「三県工業系公設試の連携で中小企業の技術開発支援」についてそれぞれ説明があり、これらを踏まえて意見交換を行った。
 今後は、医療・福祉サービス分野等における新たなサービス・機器の開発について連携して検討することとした。また、三県の工業系試験研究機関の強みを生かした相互の連携を強化し、中小企業の研究開発をサポートしていくこととした。

3 次回は、群馬県主催で開催する。