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群馬県スポーツ推進審議会(平成27年度第2回)開催結果について

更新日:2015年11月6日 印刷ページ表示

1 日時

平成27年10月21日(水曜日)14時00分~15時55分

2 場所

 群馬県庁7階 審議会室

3 出席者

 委員(15名中13名出席)
相原 俊子 民間スポーツ指導者
大谷 武夫 群馬県スポーツ推進委員協議会会長
鬼澤 陽子 群馬大学教育学部准教授
小野里順子 群馬県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会副会長
小野里真弓 上武大学ビジネス情報学部准教授
小池 せん 群馬県スポーツ推進委員協議会女性委員会会長
児玉 三郎 (公財)群馬県スポーツ協会会長
片野 清明 群馬県障害者スポーツ協会会長
須川 清 群馬県中学校体育連盟会長
中沢 丈一 群馬県レクリエーション協会会長
林 康宏 群馬県高等学校体育連盟会長
松本 富子 群馬県女子体育連携会長
涌沢 孝幸 会社員(公募委員)

4 配付資料

  • 次第
  • 群馬県スポーツ推進計画(仮称)の現行計画との比較について
  • ぐんまスポーツプラン2011の振り返りについて
  • 群馬県スポーツ推進計画(仮称)素案の概要について
  • 群馬県スポーツ推進計画(仮称)素案について
  • 群馬県スポーツ推進計画(仮称)素案に係る団体意見の概要について
  • 群馬県スポーツ推進審議会名簿

5 協議事項

(1)群馬県スポーツ推進計画(仮称)の素案について

事務局説明

 上記協議事項について、配付資料により事務局から説明を行った。

委員からの主な意見・発言等

○委員発言
 具体的な数値目標を32年度まで明快な数値で出しているが、算定の基準についてどのようなファクターがあったのかなと思った。例えば、総合スポーツセンターの利用者数が最終年度で1,350千人となっている。大雑把なことで良いのでどんな要素、例えば地域別、年齢別、利用者等が考慮されてこの数値になっているのか教えてほしい。

●事務局
 今までの利用数の伸びや、施設のキャパはまだ大丈夫だろうということで、今後利用者を増やすためにいろいろな教室を開いたり、施設の整備をしたりして、頑張れば記載の数値までいけるだろうと出した数値である。地域別・年齢別等は考慮に入れていない。スポーツ協会とも相談しながら出したが、簡単にできるとは思っていない。今後の取り組みに当たっては利用者の分析は大事なものだと思っている。

○会長発言
 大胆に目標数値を出したと思うが、小中学校とかの意見も聞いて、ある程度絞ってもいいのではないかと。裏付けの取れないものは削除しても構わないと思う。

○委員発言
 盛りだくさんの内容で素晴らしいと思う。個人的には設備に関心が行くが、13年後予定の国体を目指して整備していくということで、別の計画があるとの説明だったが、そのへんも素案に入ってくると分かりやすいと思った。

●事務局
 群馬県スポーツ施設の設置及び管理に関する基本計画を策定し、国体種目の競技で主会場となりそうな県内の施設を整理した。県有、市町村有という分けはあるが、老朽化については、施設管理者が責任をもって整備することとし、競技規則が変わったことなどによる整備で、市町村が整備する場合には、県から補助金を出して支援するという体制を整えた。

○委員発言
 高崎にも大規模なスポーツ施設(高崎アリーナ)ができるということだが。

●事務局
 県有施設についても、今の施設を維持・管理していけば国体は開催できると考えているので、現在一種目だけ(拠点となる)施設がないものの、それ以外については、新設をしないという方針である。今あるものをしっかりと使い、足りない場合には市町村のを使うという整備計画となっている。

○委員発言
 障害者スポーツについての扱いの確認だが、生涯スポーツの項の中で、あえてこの障害者スポーツの中に入れた意図とは何か。

●事務局
 内容的には再掲となるが、障害者の方も生涯、スポーツを楽しめることもしっかりと考えていこうということで、再掲で入れている。

○委員発言
 今年の和歌山国体では(群馬県は)総合22位だったが、やはり小中高の連携が重要と感じた。特に小学校の中学年くらいから、はっきりとスポーツをしない子が出てくる。計画における「子どものスポーツ機会の充実」は意味があるものだと思う。学校体育は県教委に頼っている部分が非常に多いのではないかと思った。低迷しているスポーツ少年団の充実であるとか、それなりの目標値を掲げることがスポーツ行政が変わったという観点からすれば意義があるのではないかと思う。目標設定値についても適切なのかどうかを検証することが必要と感じた。前計画から一歩前進した計画と思っている。

○委員発言
 レクリエーション協会から意見を出させてもらったが、盛り込んでいただき有り難い。
 当協会は競技団体と違い、活動の目標が定めにくく、健康寿命を高めようとか、福祉の関係でレクリエーションの取組みをしている。加盟団体も構成している方々が高齢化しているようにお見受けするので、より健康寿命を高めようと、また加盟団体を増やすことによって、役割を果たしていきたいので、計画の中で健康寿命を強調していただきたい。

○委員発言
 これまでの学校体育のスポーツから、子どものスポーツの機会ということで幅広くとらえたいうことで、幼小中高という年齢に応じた取り組みを縦のつながりを持ちながら計画を立ててもらえると有り難いと思った。今回の項立てはこれで有り難いと思っている。

○委員発言
 スポーツ推進委員として活動している。子どもから大人までスポーツに親しみ、楽しめる環境づくりに取り組んでいる。両親が仕事していて昼間いなかったり、学童保育などのこともあり、子どもたちのところに我々も入り込もうということで、地元では保育園や幼稚園の放課後の時間にお手伝いに行ったりしている。高齢者がスポーツに親しむ機会がないように感じている。また、郡部は行事が少ないので、体育協会と協力していろいろな行事を進めようとしているところだ。

○委員発言
 3年前に障害者スポーツ協会ができたこと、来年、障害者差別防止法が施行されることもあり、スポーツの世界に障害者の観点から盛り込んでいただけるのは時宣を得たものであり、有り難い。計画全体を見ると広がりのあるスポーツの取組み、例えばアウトドアスポーツや地域づくり、高齢者への言及もあるなど、良いと思った。健康寿命の関係で元気で、高齢社会を乗り切るんだということが計画のベースに流れていると感じた。
 障害者スポーツにおいては、特別支援学校卒業後、社会に出たあとのフォローが必要と考えているので、記載に加えてもらえればと思う。

○委員発言
 「子どものスポーツ機会の充実」で幼児期からの子どもの体力の向上の推進が一つの項目として位置付けられていることが、大きなことと感じている。幼児期運動指針について、今度の指導要領改訂に向けて、当指針から幼児期の運動を一歩前に進めて指導要領という形で出てくる動きもあると聞いている。幼小中高の連携は子どもたちの成長の過程の中でとらえていくのは重要なことと思う。スポーツを続ける上で、楽しさというのも重要なファクターだと思うので、スポーツプラン2011の「学校における体育の充実」で、楽しいことと運動能力の向上は「相関がある」ととらえた方が良いかと思う。具体的な目標数値を出すのは重要と思うが、現実的で達成可能な、子どもたちの目標になるような目標がいいかなと感じた。前回は教育委員会が策定し、今回は知事部局を中心にということで広範囲になってくると思うが、学校体育は競技スポーツ、生涯スポーツに向けて重要なところとなるので、前回同様学校体育の充実を引き続きお願いしたい。

●事務局
 子どもの分野の施策は、基本的には教育委員会の計画を尊重している。先ほど数値目標の裏をきちんと取りなさいといった発言があったが、この項の数値目標についても、教育委員会と相談しながら精査していきたい。

○委員発言
 今回のプランでは目的や目標、課題といったところで、6項目になっていることは分かりやすくなったし、課題が明確になったと思う。非常に丁寧に、また、盛りだくさんに示しているので、この内容が実現するような働きかけに力を注がなければと実感した。学校運動部の充実はその後のトップアスリートの育成にも大きく影響してくる。少子化、学外の指導者の活用については、メリット・デメリットあると思う。学校と地域の連携の必要性を改めて感じた。

○委員発言
 計画の内容を拝見し、いかに総合型地域スポーツクラブが大事かということを痛感した。
 まだまだ活動の認知がされていないし、資質向上を図ることが大事かと思う。
 計画では会員数を最終年度に8,900人と見込んでいるが、ちょっと甘いのではないかと思った。クラブに関わる地域の方が多いほど、スポーツに触れている機会が多いということなので、そういったスポーツ人口を増やすといった視点からの統計も良いのではと思った。素案の書き方を変えるか追加をするなどしてほしい。
 クラブが学校体育の授業に関わっている事例はたくさんあり、地域の活性化に寄与している。総合型地域スポーツクラブをまだよく理解していない市町村がたくさんあるので、信頼・信用できるクラブとするよう、我々も努力するとともに、行政も何か仕掛けていただきたい。

○委員発言
 スポーツ推進委員としては、生涯にわたって楽しむきっかけを作りたいと思う。

○委員発言
 計画に示された施策が実行に移せれば非常によいことだと思う。今までは縦割りといった感じが強かったが、連携プレーになったらもっと広がっていくだろう。
 計画推進のための財源確保はどのくらい進んでいるか。

●事務局
 県、市町村が施設を整備したり、国体などの大きな大会をするときに助成金をいただいている。あくまでも自治体が整備する場合の助成金である。

○委員発言
 外部コーチをもっと上手に利用していただきたい。能力を持っている方が活躍できる場所がない、あるいは気が付いていただけないことがある。是非指導者の発掘をお願いしたい。

6 審議結果

 群馬県スポーツ推進計画(仮称)の素案について、委員から了承を得た。
 今回各委員からいただいた意見及び今後実施するパブリックコメントによる県民からの意見を参考に計画内容を精査し、次回の審議会で改めて諮ることとする。

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