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群馬県スポーツ推進審議会 平成27年度第1回開催結果について

更新日:2015年8月17日 印刷ページ表示

1 日時

 平成27年8月4日(火曜日)10時30分~11時50分

2 場所

 群馬県庁7階 審議会室

3 出席者

委員(15名中10名出席)
 相原 俊子 民間スポーツ指導者
 大谷 武夫 群馬県スポーツ推進委員協議会会長
 鬼澤 陽子 群馬大学教育学部准教授
 小野里真弓 上武大学ビジネス情報学部准教授
 小池 せん 群馬県スポーツ推進委員協議会女性委員会会長
 児玉 三郎 (公財)群馬県スポーツ協会会長
 片野 清明 群馬県障害者スポーツ協会会長
 内藤 年伸 群馬県小学校体育研究会会長
 須川 清 群馬県中学校体育連盟会長
 涌沢 孝幸 会社員(公募委員)

4 配付資料

  • 次第
  • 群馬県スポーツ推進計画(仮称)の策定について
  • 群馬県スポーツ推進計画(仮称)の策定の基本的考え方
  • 群馬県スポーツ推進審議会名簿

5 協議事項

  • (1)群馬県スポーツ推進計画(仮称)の策定について
  • (2)群馬県スポーツ推進計画(仮称)の策定の基本的考え方について

事務局説明

 上記協議事項について、配付資料により事務局から説明を行った。

委員からの主な意見・発言等

○委員発言
 基本施策のところで6つの柱での説明があった。スポーツプラン2011では1.学校体育・スポーツの振興 2.生涯スポーツの振興 3.競技スポーツの振興 4.スポーツ環境の整備の4つの柱があり、これまでのものをよりよいものにしていくということで意図はよく分かっているつもりだが、学校体育のところを今まで4つの施策の一つとしてあげてたものが、今回「スポーツに親しむ機会の確保」とか「青少年の育成」の中に学校体育の関係は含まれると考えてはいるが、豊かなスポーツライフを実現するための基礎となる学校体育を中に埋め込まずに、できれば外出しにしてもらって学校教育のところも、一つの柱として位置付けていただけるとその後、スポーツに親しむ機会とか、生涯スポーツとか、そういうところに広がっていくものと思う。できればその辺を検討していただけるとありがたい。

○事務局
 学校体育に関する部分は「青少年の育成」のところで書かせていただこうと考えている。学校体育は教育委員会の所管であり、その部分については教育委員会が「第2期群馬県教育振興基本計画」を策定しており、そこには大きな柱として計画が立てられている。当計画は県のスポーツの最上位計画であるので、学校体育も含めた計画にさせていただく。教育委員会の策定したものは計画に盛り込ませていただくので、学校体育を柱にしなかったという事情がある。6つの柱は県のスポーツ振興条例の第2条に掲げているので、これに沿った整理をさせていただいた。学校体育の重要なところは計画に取り込んでいきたい。

○委員発言
 先日事務局に申し上げたのは、スポーツプラン2011は教育委員会が作ったものだったので、せっかく(スポーツ行政が)知事部局に移ったのだから、その色を出すのと同時に(2020年の)オリンピック・パラリンピックも決まったので、それを一つのターゲットとして、(計画に)出してみてはいかがかといった話をさせてもらった。もちろん青少年スポーツの中に教育委員会の関連しているところを計画に反映させることはできると思うし、そういうことでご理解をいただければありがたいと思っている。

○委員発言
 今回の計画で障害者の関係を大きく取り扱ってもらえるのはありがたい。説明の中でスポーツ団体に意見聴取するとの説明があった。意見聴取はどういった方法でどういった団体に実施するのかを伺いたい。2点目として、県庁のなかに検討組織を設けたということだが、この検討組織は立ち上がっているのか、確認したい。

○事務局
 団体等からの意見聴取については、スポーツ協会に加盟している団体を中心にヒアリング等を実施したい。庁内組織については構成メンバーには内諾をもらっており、本日計画の方向性が了承されたら具体的な話をしていきたいと考えている。会議は8月21日に開催する予定である。なお、障害者スポーツに関しては、現在障害政策課が検討会議を実施している。いろいろな課題の把握や施策の方向性もだいぶまとめられているようなので、それを参考に取り入れたいと考えている。「障害者スポーツの支援」の【記載する事項】の各項目についても、上記検討会議で重要だと整理したものを記載したものであり、検討会議での意向を反映したいと考えている。

○委員発言
 基本施策3の「青少年の育成」のところで、小体研が抜けているようだが。今、スポーツ界全体に言えるのは、ジュニア世代のことちゃんと考えていかないと先につながらないと感じている。スポーツ少年団なども保護者の都合、送迎や経済的な面などで入れない子どもたちもたくさんいる。底辺の拡大のためにはエキスパートでチャンピオンスポーツに行った子どもたちだけではなく、拡大をしていかないと生涯スポーツにつながっていかないと危惧している。群馬だけに限らず、日本のスポーツはどうしていくのかという先駆けにこの審議会は斬新な計画のもとにやっていければいいかなと思っている。

○事務局説明
 小体研も記載したい。競技スポーツだけでなく、やはりスポーツに親しむという面においてもジュニアから取り組むのは大事だと考えるので、そのような視点で検討したい。また、具体的な施策として、現在、総合型地域スポーツクラブを推進しているが、そこでは学校やスポーツ少年団だけではなく、スポーツに親しむ環境整備ができると思うので、そういった視点からも記載できればと考えている。

○委員発言
 小学校全体、中学校全体というと、この審議会ではなく、どちらかというと教育委員会の方で扱うものではないかなと。今度立ち上げる検討会には教育委員会も入っているようなので、そちらのほうでよく議論していただけるとありがたい。

○事務局説明
 スポーツにとって学校体育は大事な柱であるので、検討会でよく検討して教育委員会でどのように今後進めていくのか、そのエッセンスを取り入れたいと考えている。

○委員発言
 話を聞いていて、教育委員会との連携が大事だと感じている。小学校から裾野を広げるには、箱物を作るのではなくて、「人=指導者」次第だと思っている。

○委員発言
 普段は学校体育の中でいろいろ活動をしているが、小さいうちからスポーツに親しませることは大きな課題であるが、早いうちから親しませることにより、成果に結びつくことと考える。学校のなかだけでは子どもたちが遊ぶ機会が少なくなってきているので、地域にも受け皿があって、学校体育と社会体育を小さいうちからうまく融合させていく中で、競技力の向上を目指していければいいかなと考えている。中体連という組織のなかで、数多くのスポーツに関する要望や欲求になかなか応えられない歯がゆさはあるが、限られた教職員の数や施設の数でなかなか子どもたちのニーズに応えられないところを地域で支えられればいいなと思っている。知事部局、教育委員会の連携のなかで進めていただくと私たち学校体育に関わっているものにとってはありがたい。

○委員発言
 あまり縦割りにならずに、横の連携を事務局にお願いしたい。

○委員発言
 いろんな行事を行っても、年々参加者が減ってきている気がする。子どもたちの送迎する親御さんの数が多くて、その親を取り込んだらいいのでないかと思い、人数を増やそうとしたが、なかなか集まらないのが現状だ。

○委員発言
 スポーツマネージメントの面から考えた場合、こうした組織として取り組むべき柱というのはとても重要だと思う。前回のスポーツプランに関する調査もそうだったのだが、県民の方は総合型地域スポーツクラブのプログラムや取り組みをあまり知らなかったり、行政が行うサービスに対して、あまり関心がなかったりといったところがあった。県民に意識づけるという働きかけを教育委員会や学校体育などと連携させることが重要だと思った。

○委員発言
 現在、総合型地域スポーツクラブの関係で力を入れているが、他県では先生が中心になって取り組んでいるところが結構ある。参加できる先生はそこに入ってもらって指導できれば、高校スポーツと生涯スポーツ、オリパラの関係もうまくいくのではと感じている。今後、どうやったら底辺を広げていくことができるのか勉強中なので、何かあれば教えていただきたい。

○委員発言
 スポーツは底辺を広げるのが一番大切で、裾野が広がれば山は高くなる。一番難しいのはスポーツに興味がなかったり、やらない人をいかに引っ張り込むかだ。

○委員発言
 中学、高校に関してはだいぶ外部コーチを活用しているように思えるが、小学校に関してはあまりそういった例をみない。小学校にも専門的な能力を持っている外部コーチが入ると怪我が少ないように思う。小さい子どもたちの身体能力の低下を痛切に感じている。歩く、走るから始まって非常にレベルが下がっている。幼児教育を含めて、そこが根本のような気がするので、そこから始まってくれたらと思っている。スポーツの一番の基本は陸上・水泳・体操と認識しているが、そういったものを軸にして、基本的な体作りをしてもらえればと感じている。特に思うのは上半身が弱い。背中が丸い子も多いと具体的に感じている。

6 審議結果

群馬県スポーツ推進計画(仮称)の策定及び基本的考え方について、委員から了承を得た。
今回いただいた意見や各団体から意見聴取した内容等を考慮のうえ原案を作成し、次回の審議会で諮ることとする。

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