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群馬県スポーツ推進審議会 平成25年度第2回開催結果について

更新日:2014年2月18日 印刷ページ表示

1 日時

 平成26年2月4日(火曜日)10時00分~12時00分

2 場所

 群馬県庁舎 29階 第一特別会議室

3 出席者

(1)委員(15名中13名出席)

 大谷 武夫 群馬県スポーツ推進委員協議会会長

 大山 華子 群馬県市町村教育委員会連絡協議会会長

 鬼澤 陽子 群馬大学教育学部准教授

 小野里順子 群馬県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会副会長

 小野里真弓 上武大学ビジネス情報学部講師

 金子 博 群馬県高等学校体育連盟会長

 小池 せん 群馬県スポーツ推進委員協議会女性委員会会長

 児玉 三郎 (公財)群馬県スポーツ協会会長

 下城 茂雄 群馬県障害者スポーツ協会会長

 中沢 丈一 群馬県レクリエーション協会会長

 中島 直人 群馬県小学校体育研究会会長

 松本 富子 群馬県女子体育連盟会長

 涌沢 孝幸 会社員

欠席委員

 相原 俊子 民間スポーツ指導者

 須川 清 群馬県中学校体育連盟会長

4 配付資料

  • 次第
  • 群馬県スポーツ推進審議会名簿
  • 群馬県スポーツ施設の設置及び管理に関する基本計画(案)
  • 群馬県スポーツ施設の設置及び管理に関する基本計画について

5 協議事項

  1. 群馬県スポーツ施設の設置及び管理に関する基本計画(仮称)について

内容(意見等)

  • 協議事項

(1)群馬県スポーツ施設の設置及び管理に関する基本計画(仮称)について

事務局説明
 前回の審議会に引き続き、本日の審議会においても、群馬県スポーツ施設の設置及び管理に関する基本計画(仮称)(案)について説明する。前回の審議会では計画の素案について説明をさせていただいたが、本日の審議会では、前回の審議会でのご意見や関係機関等から寄せられた意見等を踏まえ、計画(案)を若干修正したので、その箇所を中心に説明させていただく。

 まず、1の計画の策定趣旨とその次の2の計画の概要のうち、(1)の目的と(2)の期間については、前回説明したとおりであるので、説明は省略させていただく。

 次の(3)計画の対象についてであるが、前回の審議会において、委員の皆様から、スポーツ施設の整備については、「体育館内に体を鍛えるソフト面の整備や大人から子どもまで、いろんな年齢の方々がスポーツに係わるので、そういった方々の視点で施設整備を行うことが必要であるのではないか。」といった貴重なご意見をいただいた。しかしながら、今回、策定を進めているこの計画では、「ぐんまスポーツプラ2011」における、1次、2次、3次拠点スポーツ施設のうち、学校体育施設を除く、2次及び3次拠点スポーツ施設を対象としている。

 資料にもあらためて記載しているが、2次拠点スポーツ施設(広域的拠点施設)とは、地域や市町村の行政区域を越えたスポーツ大会等の場としての機能を重視した施設である。また、3次拠点スポーツ施設(全県的拠点施設)は、県民に夢と感動を与えられるような全国的なスポーツ大会(国体やインターハイ)等の機能を重視した施設であり、本計画では、こうした広域若しくは全県的なスポーツ施設を市町村とも連携しながら、計画的に整備していく基本方針を定めることを目的としている。

  このため、前回の審議会での施設整備に対するご意見は、どちらかというと地域住民の日常的なスポーツ活動や地域の競技大会の場としての機能を有する「1次拠点スポーツ施設」に対してのご意見かと思うので、このようなスポーツ施設の整備に関しては、原則、設置者が行うという考えのもと、本計画では、対象外としているので、ご理解をいただきたい。

 資料2ページの(4)の計画の構成についてであるが、この計画は、前回説明したとおり、3章によって構成されている。次に(5)計画の基本的な考え方についてである。資料本体の8頁、9頁ご覧いただきたい。こちらに記載している本県スポーツ施設の課題については、前回の審議会で説明をさせていただいた。

 再び(5)の計画の基本的な考え方をご覧いただきたい。先ほどの本体に記載してある課題に対応するため、この計画では、3つの基本方針を定め、県内の主要なスポーツ施設を適正に設置・管理していくとしている。この3つの基本方針については、競技別拠点スポーツ施設の選定・整備から計画的な整備まで、前回説明させていただいた内容のとおりである。

 続いて、3の主要な目標について説明する。この計画では、先ほどの基本方針の一つである競技別拠点スポーツ施設に選定した施設の中から、全国的なスポーツ大会の主会場となるものについて、計画的・重点的な整備を検討していくこととしている。選定施設の中には、県有、市町村有の施設があるので、それぞれの競技拠点スポーツ施設について、今後、どのように対応していくのか、その対応方針を明記した。具体的な内容については、前回、説明したとおりであるが、この計画の中で、最も重要な部分になるので、あらためて説明をさせていただく。

 まず、県有競技別拠点スポーツ施設への対応であるが、県有競技別拠点スポーツ施設については、総合スポーツセンターや敷島公園内に整備されており、全国的なスポーツ大会の開催が可能であるため、原則として、新設は行わないこととするが、山岳のリード競技などは、競技別拠点スポーツ施設がない。このように、競技別の拠点スポーツ施設がない場合には、全国的なスポーツ大会の開催に必要な施設かどうか。当該競技の拠点となる施設かどうか。将来にわたって県民のスポーツ活動の受け皿となる施設かどうか。といった観点により対応を検討する。

 次に、改修の場合であるが、改修は、予定される全国的なスポーツ大会の開催に必要な改修(競技施設基準への対応等)かどうか。施設の耐震性能や劣化状態はどうか。といった観点により対応を検討する。
 次に、市町村有競技別拠点スポーツ施設についてであるが、資料の3頁をご覧いただきたい。市町村有競技別拠点スポーツ施設については、設置者による適正な整備を基本としつつ、全国的なスポーツ大会の主会場となることを前提とし、将来にわたって当該競技の拠点になると認められる施設については、県として一定の支援を検討していく。こうした整備を進めていくことにより、(2)の良好な競技環境の提供から(4)のスポーツを通じた地域の活性化といった目標を掲げ、こうした目標を達成できるよう、取り組んでいきたいと考えている。

 次に、前回からの主な変更について説明する。まず一つ目は、競技別拠点スポーツ施設の資料等を再整理した。具体的には、資料本体の11ページから13ページをご覧いただきたい。これまで、競技別拠点スポーツ施設を整理した資料は、県有、市町村有等の区分による資料のみであった。このため、より競技別拠点スポーツ施設を分かりやすくするために資料本体の18、19ページのようにした。ご覧のとおり、今回の見直しで、競技毎にどのようなスポーツ施設が選定されているかがわかる資料も資料本体に加え、さらに、20ページ以降には、これまで、計画本体の中程にあった「選定理由及び大会開催実績」の資料を構成や見やすさなどを考え、関連資料として、このような形で資料の最後の方にまとめることにした。

 二つ目は競技別拠点スポーツ施設で『選定中』としておりました「ゴルフ」と「障がい者スポーツ」施設の調整結果を加筆した。資料19ページをご覧いただきたい。まず、ゴルフ競技については、県内各ゴルフ場で活動しているため、主要な活動拠点が特定することができなかった。このため、今回の計画では、関係団体にも説明した上で、競技別拠点スポーツ施設の選定は行わないこととした。

 次に、障がい者スポーツ施設についてであるが、障がい者スポーツ施設については、2020年に開催される東京パラリンピックのキャンプ地誘致について、今後、検討していく必要があり、その中で、障がい者スポーツ施設の整備も必要となってくると思われるので、当該施設を所管する課とも調整した結果、渋川市にある「県立ゆうあいピック記念温水プール」を水泳競技の拠点スポーツ施設として、また、伊勢崎市にある「県立ふれあいスポーツプラザ」を陸上競技、水泳競技、卓球競技、アーチェリー競技の拠点スポーツ施設として、新たに選定することにした。

 これにより、競技別拠点スポーツ施設は、県有施設が2施設加わり16施設、市町村有等施設と民間施設は変わらず市町村有等施設が35施設、民間施設が6施設の計57施設となった。今回、修正した内容については、(3)の主な修正内容等にあるとおり、一覧にして整理した。ここに示した修正以外にも、所要の文言修正等もあるが、内容が細かいため、記載は省略させてもらった。なお、前回の審議会において、松本委員から、少子高齢化の県内の状況と他県の県有スポーツ施設のバリアフリー化等の状況について依頼があった。そこで、まず、少子高齢化の県内の状況についてであるが、計画本体の3頁の表1に群馬県の年齢3区分別人口及び割合の推移という表をご覧いただきたい。本県の14歳までの人口は減少を続け、65歳以上の人口は、急増しているといった状況にある

 次に、他県の県有スポーツ施設のバリアフリー化等の状況についてであるが、別紙で「県有スポーツ施設のバリアフリー化の状況について」という1枚紙の資料がお配りしてあるので、そちらの資料をご覧いただきたい。本県のバリアフリー化の状況については、「人にやさしい福祉のまちづくり条例」やその施行規則による整備基準をもとに調査したが、この基準は県によって異なるものもあり、一斉照会が困難だったため、照会範囲は北関東のみということで、茨城県と栃木県に限定させてもらった。このバリアフリー化の調査は、例えば、便器の数を全て調べるといった非常に手間のかかる照会内容の上、栃木県においては、冬季国体が開催されていたという事情もあり、全施設から回答がもらえないとのことで、いずれの県も途中経過の回答になっている。しかしながら、先ほども申し上げたとおり、県によって整備基準が一部、異なっているものもあるので、参考ということで、ご理解をいただければと思う。

 続いて、資料5頁をご覧いただきたい。計画の策定に当たり、パブリックコメント等を実施したので、その結果について、報告させていただく。まず、募集期間は、平成25年12月20日から平成26年1月20日まで32日間行ったが、あらかじめ、競技団体等のヒアリング等も十分行っていたので、特に、寄せられた意見等はなかった。

 次に、群馬県スポーツ振興条例第8条第2項において、基本計画の策定等に当たっては、県教育委員会に対し意見を求めることになっている。また、県内の主要なスポーツ施設については、市町村とも連携しながら、適正に設置・管理していくとしているので、全市町村に対しても意見照会を行った。その結果は、県教育委員会から1通(延べ件数で2件)、市町村からは、3市1町で4通(延べ件数で5件)の意見をいただいた。なお、いただいた意見に対する県の考え方については、以下の表のとおり整理したが、その中で、今回、計画に反映したのは、みなかみ町からいただいた競技別拠点スポーツ施設名の修正に係る意見のみである。

 その他、前橋市や高崎市からいただいた、競技別拠点スポーツ施設の選定に関するご意見に関しては、今回、選定した競技別拠点スポーツ施設が、競技団体との調整の上、選定していることもあり、今回の計画に盛り込むのは難しいと考えるが、計画は環境の変化に柔軟に対応し、必要に応じて見直すこととしているので、本計画策定後も、引き続き、検討していきたいと考えている。

 次に6頁をご覧いただきたい。計画策定の経過について説明する。本計画の策定にあたり、これまでにご覧いただいた内容で、計画の策定を進めてきた。今後は、本日ご審議いただき、ご了解が得られれば、2月議会に計画案を提出させていただきたいと考えているので、よろしくお願いしたい。

 最後に、本計画策定後、どのように整備を進めるかについてであるが、施設整備に多額のお金が必要となるので、計画の実施に当たっては、本県の財政状況を踏まえ、計画的・段階的に整備を行っていきたいと考えている。また、大規模大会の開催予定や先ほども説明した高崎市で設置を進めている体育館や昨日の上毛新聞にも掲載されていた浜川の運動公園の整備など、情勢に変化があったら、その都度、必要に応じて、見直しを行っていきたいと考えている。「群馬県スポーツ施設の設置及び管理に関する基本計画(仮称)」に関する説明は以上である。

委員発言
 県によってバリアフリーの施設の基準が異なるということを伺い、大変参考になった。群馬県の基準を設ける場合、そのもとになっているものは何か伺いたい。

事務局説明
 「人にやさしいまちづくり条例」の基準についてであるが、本県の条例については、比較的後につくられたもので、各県を参考にしてつくられており、更に基準を厳しくしている。事業者等の方々に厳しい基準でお願いしている。参考にした基準は、各県で定めている基準のほか、国で定めている法律も参考にしながら策定したと聞いている。

委員発言
 今回の計画で障がい者スポーツを取り上げていただき感謝している。スポーツ施設の課題の中にバリアフリー化の推進の記述を入れていただきありがたい。しかし、第3章のスポーツ施設の設置及び管理の基本方針には、その辺の記述がない。できればここにもバリアフリー化を記述していただければありがたいと思っている。また先月、国は障害者権利条約を批准したし、6年後のパラリンピックもあるので、ぐんまスポーツプラン2011においても、平成27年度の見直しの時にその辺の観点を入れていただきたい。

委員発言
 本県スポーツ施設の課題のところに老朽化した施設への対応というのがあるが、大きな地震がいつ来るかわからないという問題があると思う。耐震診断や補強工事、あるいは新聞等でも取り上げられている吊り天井の問題の調査などの進み具合はどのようになっているか伺いたい。

事務局説明
 新聞等で取り上げられている吊り天井の問題があるような施設はないと思うが、耐震化については、適正に対応していきたい。

委員発言
 この問題は待ったなしだと思う。できるだけ早く予算を確保して改善していただきたい。

委員発言
 前回の審議会で高崎市が新設する体育館についての話が出ていたが、この計画に入れるか入れないかは別として各市の状況を把握するのもスポーツ振興課の役目であると思うので、その辺をお願いしたい。

委員発言
 サッカー場など河川敷がいろんなかたちで使われているが、屋外スポーツができるグランドが増えれば、少年たちの大規模大会の誘致をする機会が増え、競技の裾野も広がると思うが、県はどのように考えているか伺いたい。

事務局発言
 サッカーの拠点スポーツ施設としては、5つほど位置づけており、より多くの方々にスポーツに親しんでいただきたいということで考えている。ただ、団体からは具体的に話を伺っていないので、今後、研究をしていきたいと思う。

委員発言
 市町村有競技別拠点スポーツ施設への対応のところで、当該競技の拠点施設になると認められる施設については、県として一定の支援を検討するとなっている。沼田市の場合、フェンシングで市民体育館が記載されており、改修が必要な場合は該当するということなのだと思うが、これから設置される施設でここに記載されていない施設については計画に乗せていただけないのか伺いたい。

事務局説明
 沼田市民体育館については、フェンシングの競技別拠点スポーツ施設と位置づけているが、他の体育館でも行えるので、原則、設置者である市が対応すべきと考える。またこれから設置される施設については、全国大会の主会場になるような施設であるかを見極めさせていただきながら検討させていただくことになる。

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