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質疑及び一般質問(2・3面)(令和4年4月)

質疑及び一般質問(2・3面)

令和4年2月22日の各党(会)派代表による代表質問、24日、28日、3月1日の質疑及び一般質問では、次の議員が質問を行いました。

質疑及び一般質問の映像はこちら令和4年第1回定例会(群馬県議会インターネット中継)<外部リンク>

質疑及び一般質問の中から一部を掲載します。

2月22日(火曜日)代表質問

福祉医療制度の実施に伴う国庫負担金等削減措置(福祉ペナルティ※注)について 自由民主党 星名 建市

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星名 建市議員

質問:子ども医療費無料化に対する福祉ペナルティは、地方自治体における取組を妨げるものであり、廃止すべきと考えますが、県としてどのような取組を行ってきたのでしょうか。

回答:地方自治体による子育て世帯などを支援する取組を阻害する措置と考えており、直ちに廃止するよう国に要請を続けてまいりました。平成30年度からは未就学児に係る措置は廃止されましたが、それ以外の措置は依然として継続されているため、引き続き、全ての削減措置を廃止するよう国に強く要請してまいります。
※注 福祉ペナルティ 窓口負担を軽減する福祉医療制度は医療費を増加させるものとして、国が地方自治体に対する国民健康保険の負担金等を削減する措置。

荒廃農地の森林化への取組について 自由民主党 岩井 均

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岩井 均議員

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早生樹(コウヨウザン)

質問:荒廃農地のうち、再生利用が困難と考えられる農地については、早生樹を活用した森林化も一つの手段として有効と考えますが、県の早生樹の取組について伺います。

回答:早生樹は植林から収穫までの期間が短いこと等から収益性向上が期待されています。現在、林業試験場で本県の自然条件における生育状況の調査研究、林業事業体と連携した低コスト施業の実証等を進めています。今後とも、本県に適した早生樹の選定や育成方法などの調査研究を進め、樹種の特性等を踏まえた利活用方法について検討してまいります。

リトリート推進について リベラル群馬 後藤 克己

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後藤 克己議員

質問:キャンペーン等に依存せず、持続的に稼げる観光地づくりのために、観光地の特色あるコンテンツを活かした商品化と、ターゲットを絞った誘客が必要と考えますが、どのように進めていくのか伺います。

回答:本県の最大のキラーコンテンツである温泉をはじめ、豊かな農畜産物や自然、アウトドアなどを組み合わせたサービスを提供し、都会の人々などをターゲットに、忙しい日常から離れ、疲れた心や体をリラックスさせ、ゆっくりとした時間を過ごしながら本来の自分を取り戻す「リトリート」を新たな旅のスタイルとして進めてまいります。

学校施設のバリアフリー化について 令明 金沢 充隆

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金沢 充隆議員

質問:高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)の改正等を踏まえ、本県においても学校施設のバリアフリー化を一層推進していくべきと考えますが、現状と今後の取組について伺います。

回答:公立小中学校では、車椅子使用者用トイレ設置は56%、建物内の段差解消は42%、エレベーター設置は31%の学校で整備済みです。県立高校では、それぞれ78%、40%、45%で整備済み、特別支援学校では全ての学校で整備済みとなっています。県立学校については、長寿命化改修の機会を捉えて、今後とも計画的にバリアフリー化を進めてまいります。

2月24日(木曜日)

子どもの居場所づくりについて 自由民主党 松本 基志

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松本 基志議員

質問:今後、県としてどのような支援に取り組んでいく予定か伺います。

回答:令和4年度は、子ども食堂や学習支援・体験活動の場などの開設費用を補助する「子どもの居場所づくり応援事業補助金」の内容を拡充し、新型コロナ対策やオンライン対応に係る費用も補助対象に加える予定です。また、団体間のネットワークの設立促進による各地域での連携強化や、子ども食堂のさらなる理解促進・利用拡大にも取り組んでまいります。今後も、市町村や関係機関等と連携・協力しながら、積極的に支援を行ってまいります。

福祉職員の離職率及び人材育成について リベラル群馬 鈴木 敦子

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鈴木 敦子議員

質問:児童虐待の相談件数が年々増加する中、児童福祉の職場には高いスキルが必要とされます。人材育成の強化が必要と考えますが、福祉職員の離職率の現状や今後の人材育成について伺います。

回答:平成25年度からこれまでに採用した40名の福祉職員のうち、7名が離職しており、県職員の中でも離職率の高い職種であると認識しています。今後は、ワークライフバランスの取れた働き方ができるよう検討するほか、経験年数に応じた研修体制の整備などにも取り組み、高い専門性とやりがいを持って仕事を続けられるよう、計画的な人員配置と人材育成に努めてまいります。

啄木鳥橋(きつつきばし)の今後の整備方針について 自由民主党 狩野 浩志

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狩野 浩志議員

啄木鳥橋の写真
啄木鳥橋

質問:県立赤城公園内の啄木鳥橋は老朽化により通行止めとなっていますが、今後の整備方針について伺います。。

回答:啄木鳥橋は赤城大沼のシンボルであり、絶好のビュースポットとして多くの方に親しまれています。設置から約50年経過し、老朽化で危険な状態のため、平成31年2月から通行止めにしています。県では赤城大沼のシンボルが通行できないことによる損失等を考慮し、橋桁の架替工事を実施することとしました。現在は厳冬期で工事が困難なため、春になってから着手する予定です。

伊香保リンクの今後の運営について 令明 金子 渡

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金子 渡議員

質問:伊香保リンクは、令和2年度に「県有施設のあり方見直し」の対象となりましたが、今後の運営について伺います。

回答:県有施設のあり方見直しの最終報告で、今後の運営には収支改善が必須となりました。そのため、収入増加策としてリンクの使用料改定や夏場の有効活用、ネーミングライツの導入など、また、支出削減策として屋外リンクの開場期間の短縮や電気料金を含む経費の見直しなどを予定しています。県としては、収支改善策にしっかりと取り組み、伊香保リンクの効率的な運営に努めてまいります。

2月28日(月曜日)

スクールカウンセラーについて 自由民主党 大林 裕子

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大林 裕子議員

質問:県内全ての公立学校に配置されているスクールカウンセラーを有効活用するための工夫と、相談したいときに速やかに相談できる体制整備について伺います。

回答:小中学校で同じスクールカウンセラーを配置し、継続的な支援を行えるようにするなど、工夫した取組を行っています。スクールカウンセラーは、児童生徒や保護者へのカウンセリングに加え、教職員への助言も積極的に行っており、学校にとって欠くことのできない存在です。効果的に配置することで、速やかに相談に対応できるよう努力してまいります。

居場所としての学校について 日本共産党 伊藤 祐司

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伊藤 祐司議員

質問:過度な学力競争、異質な者を排除する同調圧力、過干渉な管理主義など、学校をストレスフルな場所にしている現状を正さなければ始動人は育たないのではないでしょうか。

回答:学校において、過度な学力競争をあおる指導や、皆同じでないと違和感を覚えるような学級経営は避けるべきです。学校では、児童生徒がストレスを抱え込まず、安心して生活できる居場所づくりに努めています。互いのありのままを受け入れながら共に成長できる学校づくりが行われるよう、市町村教育委員会と連携して支援してまいります。

館林インターチェンジ進入道路の課題と今後のあり方について 自由民主党 泉沢 信哉

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泉沢 信哉議員

質問:国道354号から館林インターへ進入する車両による渋滞の解消と今後の館林邑楽地域の発展のために、館林インター進入道路の改良が必要と考えますが、県の考えを伺います。

回答:渋滞対策については、既に右折矢印信号の新設などにより、一定の改善効果が見られました。現在は館林インター前交差点等の交通流動や事故の発生状況、渋滞の原因を正確に把握するための調査を実施しています。今後、将来の交通需要の変化や実施中の調査結果を基に、館林インター進入道路の改良の必要性の有無を含め、円滑なインターアクセスに向けた対策を総合的に検討してまいります。

ぐんまちゃんアニメについて 新時代 矢野 英司

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矢野 英司議員

アニメぐんまちゃんの画像
アニメぐんまちゃん

質問:ぐんまちゃんのアニメ化の目的と知事の思いについて伺います。

回答:4月からNHK前橋放送局で全13話が再放送されますが、アニメの内容を高く評価していただいた結果だと考えています。アニメ化によってぐんまちゃんの認知度が上がることにより、群馬県の農畜産物の販売や観光客の増加、県民のプライド増進などに繋がることを目指しています。経済効果が出てくるまでにはある程度時間がかかりますが、くまモンに追いつくこともできると考えています。良い続編を作りますので、県議にも応援してもらいたい。

3月1日(火曜日)

企業版ふるさと納税について 自由民主党 高井 俊一郎

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高井 俊一郎議員

質問:企業版ふるさと納税を官民共創の⼀つとして活用することについて、知事の所見を伺います。また、企業版ふるさと納税の推進に当たっては、知事によるトップセールスの活用も有効と考えますが、いかがでしょうか。

回答:県では、産学官民が多様な分野で連携し地域課題に取り組むことを推進しており、企業版ふるさと納税はこれに合致する制度です。また、現在トップセールスを積極的に進めているところですが、民間資金の活用は重要であるため、こういった機会を生かし、当制度を紹介していきたいと考えています。

県庁組織の在り方について 如水会 入内島 道隆

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入内島 道隆議員

質問:事象全体を俯瞰(ふかん)的に捉えなければ解決が難しい課題が増えています。縦割りの行政組織に横串をどう刺すかが重要ですが、知事の目指す県庁組織の在り方についての見解を伺います。。

回答:これまでも県庁の組織改革を行ってまいりましたが、前例にとらわれない組織、部署に横串を刺した仕事ができる組織、職員が高いモラールを持って働ける組織、自分の意見が言いやすいフラットで風通しの良い組織にしたいと考えています。こうした考えに基づき、必要な組織改革を進めてまいります。

人口減少対策としての移住・定住促進の取組について 友信会 追川 徳信

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追川 徳信議員

質問:人口減少対策は、県において大きな課題であり、その対応策として、移住・定住促進が重要であると考えますが、県の取組について伺います。

回答:コロナ禍による地方分散化の流れは、県内へ人を呼び込むチャンスであると考えています。従来から取り組んでいる移住施策に加え、群馬に興味を持ち、関わりを持つ「関係人口」を増やす取組や東京圏に勤務する人を対象とした「転職なき移住」を推進しています。新しい人の流れに対応したさまざまな取組を通じて、市町村と連携し、より多くの人を本県に呼び込んでまいります。

ぐんまスーパーキッズプロジェクトについて 自由民主党 星野 寛

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星野 寛議員

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スキー競技の育成

質問:事業が始まり11年目となりますが、成果について伺います。

回答:スーパーキッズプロジェクトは、競技人口が少なく、地域ごとでは育成が難しい個人競技種目を中心に、運動能力が発達する小学4年生から6年生までの3年間、専門の指導者の下で育成強化するプログラムであり、今年度は、13競技種目263名で実施しています。これまでの卒業生は458名にのぼり、出身選手は全国・世界で活躍しています。今後も県スポーツ協会や各競技団と連携し、ジュニアの発掘・育成強化に取り組んでまいります。

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