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環境農林常任委員会(3月18日)

環境農林常任委員会 委員長 今泉 健司

委員長報告をする今泉 健司委員長の写真
委員長 今泉 健司

 環境農林常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告申し上げます。
 はじめに、付託議案についてでありますが、第2号議案「令和4年度群馬県一般会計予算」に関して、まず、環境森林部関係では、林業従事者の状況及び定着率について質疑されるとともに、労働環境を整え定着を進めるよう要望されました。
 次に、令和4年度の組織改正に関して、改正までの経緯やぐんま5つのゼロ宣言を所管する部局について質疑されました。
 次にSDGsのファシリテーター養成に関して、予算の内訳や養成するファシリテーターの人数及び年齢層、小中学生及び高校生へのSDGsの普及方法などについて質疑されました。
 次に、EV導入実証実験に関して、導入車種やEVを配置する所属などについて質疑されるとともに、リースやカーシェアリングなどの運用方法等は慎重に検討するよう要望されました。
 次に、林業の競争力強化に関して、新規事業である架線系作業システム推進事業及び県産材品質向上強化対策事業について質疑されるとともに、実効性のある事業とするよう要望されました。
 次に、プラスチックごみ「ゼロ」推進に関して、プラごみ削減ビジネスプラン募集やプラごみ削減アイデア募集について質疑されました。
 次に、ぐんま緑の県民税に関して、その活用状況や平坦部における事業の方向性などについて質疑されました。
 続いて、農政部関係では、生分解性マルチフィルムの利用促進に関して、現地への普及・啓発や資材の供給体制などについて質疑されました。
 次に、鳥獣被害対策について、川場村の捕獲アプリの取組状況やICTを活用した捕獲対策について質疑されました。
 次に、農業次世代人材投資及び新規就農者育成総合対策に関して、令和4年度事業の変更点や「経営開始型」の給付者数などについて質疑されるとともに、多くの新規就農者が利用できるよう要望されました。
 次に、企業的経営体育成対策に関して、農業経営体の育成に係る取組やぐんま農業フロントランナー養成塾の事業終了後の支援などについて質疑されました。
 次に、県産農畜産物ブランド力強化対策に関して、ぐんまプレミアム認証制度の認証基準やGUNMA QUALITYとの関係性、YouTuber等の活用方法などについて質疑されました。
 次に、豚熱対策に関して、緩衝帯整備の取組内容と河川の整備地区選定の理由や農場へのウイルス侵入要因と対策などについて質疑されました。
 次に、グリーンな栽培体系への転換推進に関して、事業内容や普及指導員への研修内容、有機農業の推進方法、GAPの取組について質疑されました。
 また、第15号議案「群馬県高濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物処分等措置費用徴収条例」に関して、行政代執行の対象となる案件が発生する可能性及び今後の調査や事業所への働きかけなどについて質疑されました。
 その他の議案についても慎重に審議の上、採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも、全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 引き続き行いました、請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
続いて、「事前協議規程における廃棄物最終処分場の1kmルールの見直しを求める決議」の発議についてですが、これは、他の最終処分場から1km以上の距離を設けなければ、地元の理解が得られていても、廃棄物最終処分場をつくることができないという、事前協議規程における1kmルールに対し、見直しを強く求めるものであり、一部修正のうえ採決の結果、全会一致をもって本委員会から発議することに決定いたしました。
続いて、「養豚場を豚熱から守るための意見書」の発議についてですが、これは、養豚関係者が安心して事業を継続・発展できるよう、財政的支援策や防疫指針の柔軟な運用を可能とすることなどを、国に強く要望するものであり、採決の結果、全会一致をもって、本委員会から発議することに決定いたしました。
 このほか、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
 まず、環境森林部関係でありますが、

  • 県立赤城公園活性化に向けた基本構想案について
  • 県内のCLTの利用状況について
  • 廃棄物最終処分場の立地基準の見直しについて
  • ドギーバッグの普及や衛生面の課題について
  • 生ごみコンポストの普及について
  • 尾瀬サスティナブルプランについて
  • 県有施設のあり方見直しについて
  • 鳥獣保護管理事業計画について
  • 森林クラウドシステムについて

 次に、農政部関係では、

  • 生産資材の高騰に対する支援について
  • 農振除外について
  • 県試験研究機関の大学や民間企業との連携等について
  • 温暖化に対応した新品種育成の取組状況について
  • 県オリジナル蚕品種「なつこ」について
  • アユ改良の取組状況と成果について
  • ニホンジカ適正管理計画について

 これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
 以上、申し上げて、委員長報告といたします。


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