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質疑及び一般質問(2・3面)(令和3年4月)

令和3年2月24日、25日、3月1日、2日に開催された質疑及び一般質問では、次の議員が質問を行いました。

質疑及び一般質問の映像はこちら令和3年第1回定例会(群馬県議会インターネット中継)<外部リンク>

質疑及び一般質問の中から一部を掲載します。

2月24日(水曜日)代表質問

新型コロナウイルス感染症に伴う経済対策について 自由民主党 金井 康夫

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金井 康夫議員

質問:県内観光業を支えるため、昨年実施した県民向け「愛郷ぐんまプロジェクト 泊まって!応援キャンペーン」を再度実施することについて、知事の考えを伺います。

回答:前回実施した愛郷ぐんまプロジェクトでは、県民に「マイクロツーリズム」が浸透し、宿泊者数でも極めて大きな成果を上げることができました。再度の実施については、今後の感染状況をよく見極める必要がありますが、苦境にある観光関連産業を支援するため、幅広い分野や業種に効果が及ぶような形で実施できるよう検討してまいります。

群馬県民会館のあり方見直しについて 自由民主党 安孫子 哲

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安孫子 哲議員

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県民会館

質問:県民会館は、存続を求める2万筆を超える署名が提出されていますが、最終報告の公表に向けた進捗状況と最終報告の検討状況について伺います。

回答:県民会館は、現状は、全県的な文化施設というよりも、前橋市域の文化会館としての位置付けが大きいと考えています。現在、プロジェクトチームで、県と前橋市の連携により施設の機能を維持することは可能か、協議を進めています。県民会館の方向性については、議会の決議も踏まえ、年度内の最終報告での決定にこだわらず、時間をかけて、丁寧に検討してまいります。

コロナ禍における予算等について リベラル群馬 後藤 克己

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後藤 克己議員

質問:イベント・プロモーションをはじめ、さまざまな事業の見直しを行っている中で、知事肝いりの施策についても例外扱いすべきでないと考えます。特に、ぐんまちゃんブランド化の全国プロモーションなど、コロナ禍にあっては慎重に執行すべきだと考えますがいかがでしょうか。

回答:財政改革に取り組む中においても、歳出を削るだけでなく、新たな富や価値を創り出す部分にも力を入れていきたいと考えています。ぐんまちゃんのプロモーションは、必ずしも人を集める方法だけを考えているわけではありませんが、注意しながら進めていきたいと考えています。

アーティスティックGunmaについて 令明 井田 泰彦

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井田 泰彦議員

質問:桐生市出身の画家である山口晃氏の作品を購入するとのことですが、その活用について伺います。

回答:山口晃氏は、東京2020公式アートポスターの作品などで知られる現代アートの第一人者です。山口氏の作品購入は初めてであり、館林美術館を中心に展示し、多くの方に御覧いただきたいと考えています。また、「アーティスティックGunma」のアート教育においても活用を考えています。アートの持つ多面的な力を生かした事業を市町村とも連携しながら展開することで、地域に活力を生み出してまいります。

県立専門高校における産業教育設備の更新について 公明党 福重 隆浩

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福重 隆浩議員

Cnc旋盤の写真
Cnc旋盤

質問:国の第3次補正予算を受けて、今後の県立専門高校における産業教育設備の更新に向けた対応について伺います。

回答:卒業後も活用できる確かな技術・技能を身に付けた人材の育成は重要と認識しています。Cnc旋盤など従来導入の難しかった高額設備の充実を図るため、国庫補助を活用して2月補正予算案に6億円を、併せて測量機器など国庫補助の対象にならない設備の整備については、当初予算案に県単独事業として1億円を計上しました。今後も産業教育設備の充実に継続して取り組み、さまざまな産業分野において本県の未来を担う人材の育成に取り組んでまいります。

2月25日(木曜日)

県民幸福度について 自由民主党 川野辺 達也

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川野辺 達也議員

質問:コロナ禍によって県民の幸福感にもさまざまな影響があると思います。また、コロナ禍が収束した後も、幸福感には新たな変化が生じると思いますが、幸福度向上に向け、どのように対応するか伺います。

回答:県民の社会経済活動が制限されている中、県民の幸福感にも大きな影響が生じていると思っています。しかし、withコロナやニューノーマルへの転換は、ライフスタイルを見直す契機にもなります。こうした変化を見定めながら、県民幸福度向上のため、県民の安全・安心と暮らしを守るとともに、群馬を元気にする取組を進めてまいります。また、幸福と教育には大きな関わりがあると感じていますので、教育イノベーションを推進することで、幸福度向上につなげていきたいと考えています。

側わん症(※)の家庭への周知と検診機器の導入について 令明 金子 渡

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金子 渡議員

質問:家庭に側わん症の確認を促すための周知が重要であると考えます。また、側わん症を見落とさないよう、学校の健康診断に検診機器を導入すべきと考えますがいかがでしょうか。

回答:側わん症の早期発見には、日頃の観察が重要で、各家庭の協力が不可欠であることから、健康診断をはじめとするさまざまな機会での周知を通じて、家庭でのフォローアップが行われるよう努めてまいります。なお、検診機器の導入については、機器が高額であることや検診の実施方法を見直す必要もあることから、関係機関等の意見も聞いて検討していく必要があると考えています。
※側わん症:背骨(脊柱)が何らかの原因で左右に曲がってしまう病気です。特に12歳前後の女子が多く発症するといわれています。

こんにゃくの販売・消費拡大について 自由民主党 牛木 義

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牛木 義議員

質問:こんにゃくの販売や消費拡大のためには、こんにゃくの魅力を発信し需要喚起を図る必要がありますが、今後の取組について伺います。

回答:こんにゃくは、低カロリーで食物繊維が多く含まれるため、ダイエット用食材として消費者に認知されてきていますが、ここ数年では、こんにゃくいもに含まれるセラミドに肌の保湿効果が認められるなど、新たな健康機能性が注目されています。健康機能性や魅力的な商品の情報を動画ポータルサイト「tsulunos」(ツルノス)動画等で広く周知することなどにより、こんにゃくの消費拡大につなげたいと考えています。

Pcr検査の抜本的強化について 日本共産党 酒井 宏明

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酒井 宏明議員

質問:感染症多発地域への網羅的なPcr検査や高齢者施設等への社会的検査を実施すべきと考えますがいかがでしょうか。

回答:新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、感染経路不明の感染者が多数発生していたり、クラスターが複数発生しているなど、流行が拡大している地域の高齢者施設等においては、集団感染を防ぐよう、無症状者であっても積極的なPcr検査等を実施する考えです。網羅的なPcr検査については、流行状況に応じた対象者や検査頻度の設定、費用対効果などの課題もあることから、他県の例を踏まえて検討してまいります。

3月1日(月曜日)

信号機のない横断歩道における歩行者優先を徹底する取組について 自由民主党 今泉 健司

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今泉 健司議員

質問:歩行者が被害者となる交通死亡事故の状況と、信号機のない横断歩道における歩行者優先を徹底させる取組について伺います。

回答:歩行者が被害者となる交通死亡事故は、過去5年間で97件発生しています。県警察では、昨年から、信号機のない横断歩道における歩行者優先を徹底させるため、横断歩道における車両の停止実態を調査した上で交通指導取締りを強化する特別対策も実施し、一定の効果を上げています。この取組を継続して実施し、歩行者が関わる交通事故を防止してまいります。

男性県職員の育児参画について 裕心会 大林 裕子

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大林 裕子議員

質問:女性の活躍を進めるには、男性の働き方の見直しや育児休業取得等、男性への働きかけも重要であると思います。一般企業に先んじて、県職員が率先して取り組んでいくことを望みますが、いかがでしょうか。

回答:県では、独自の取組として、家庭のニーズに合った制度を設け、育児休業を取得しやすい環境を整えることにより、男性の育児参画を促してきました。育児は男女がともに担うべきものであり、県には民間事業者の取組をリードする役割があることも踏まえ、今後も、男性職員の育児参画に積極的に取り組んでまいります。

県内におけるボート競技振興と環境整備について 自由民主党 泉沢 信哉

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泉沢 信哉議員

ボート競技の写真
ボート競技の様子

質問:ボート競技は、世界を目指せる競技の一つであると認識していますが、ぐんま国体に向けて、選手の育成や競技振興、環境整備について伺います。

回答:県では、選手の育成・強化として、ボート協会等への活動費に対する補助や高校の部活動で使用するボートの保管庫の整備などを行っているほか、大規模大会の会場となる「城沼」の整備も行ってまいりました。今後とも、競技の普及、振興につながるよう、地元館林市や関係団体、関係部局とも連携しながら、選手の育成、環境整備に努めてまいります。

令和元年台風第19号の災害復旧工事について 新時代 矢野 英司

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矢野 英司議員

質問:公共土木施設の災害復旧状況、国代行事業の国道144号鳴岩橋の進捗状況や富岡地区における災害復旧状況について伺います。

回答:道路・河川等については、今年度中に被災箇所の約6割を完成させ、残る工事も令和3年度中の完成を予定しています。国道144号鳴岩橋については、仮橋による迂回(うかい)路が完成し、現在、新橋の工事に必要な工事用道路等を整備しています。富岡地区における災害復旧状況については、地滑り災害が発生した内匠地区では令和3年6月中、浸水被害が生じた田篠・酢之瀬・内匠の3地区では令和4年度中の完成を予定しています。

3月2日(火曜日)

河川監視カメラの設置状況と新たな取組について 自由民主党 相沢 崇文

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相沢 崇文議員

質問:昨年度から集中的に整備を進めていますが、現在の設置状況と新たな取組について伺います。

回答:住民の主体的な避難を促すツールとして、河川監視カメラは極めて有効であると考えています。これまでに42河川・93カ所の静止画像をインターネットで公開しています。新たな取組として、危険が迫っている状況を県民に伝えるために、ライブ動画配信用のカメラをまず16カ所設置し、今年の夏から試行的に動画配信を開始します。

県防災ヘリコプター墜落事故の慰霊碑建立について 如水会 入内島 道隆

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入内島 道隆議員

質問:県防災ヘリコプター墜落事故の慰霊碑は、遺族の気持ちに寄り添った形で建立することが重要です。事故現場に近い渋峠の慰霊碑建立は、消防学校での建立と同時に進めるべきと考えますがいかがでしょうか。

回答:「事故現場に近い渋峠にも慰霊碑を建立してほしい」という遺族の要望に応えるため、国立公園内にある建立予定地の調査や測量等を行い、国と建立に向けて協議を行ってきました。事故発生から3年となる令和3年8月10日までに、消防学校と渋峠の慰霊碑を建立できるよう進めてまいります。

温泉文化に対する知事の思いについて 自由民主党 星野 寛

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星野 寛議員

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法師温泉

質問:本県が誇る温泉文化に対する知事の思いを伺います。

回答:本県は、草津・伊香保・水上・四万をはじめ、100近くの温泉地に恵まれた全国屈指の「温泉大国」です。温泉には、歴史ある旅館や湯治文化など、古き良き日本の文化が息づき、近年ではワーケーションの場としても注目されています。温泉が持つさまざまな価値を、本県がリードして全国の温泉地で共有し、ユネスコ無形文化遺産登録を目指して世界に向けて発信していくことは、大変素晴らしいことだと考えています。

医師確保対策の実績と令和3年度の取組について 自由民主党 中島 篤

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中島 篤議員

質問:今年度の医師確保の実績と、令和3年度の取組について伺います。

回答:今年度は、臨床研修病院紹介動画の作成や医学生の病院見学に対する交通費助成、病院説明会等のオンライン化に取り組みました。こうしたこともあり、臨床研修医の来年度採用を決めるマッチング結果では、過去最多の108人を確保し、二次募集でも17人を追加できました。来年度は、オンラインの活用を一層推進するとともに、新たに、労働時間短縮に取り組む医療機関へ補助をし、働きやすい勤務環境を整備することで、医師確保につなげてまいります。


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