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家庭教育の支援・こどもの未来に関する特別委員会からの提言(平成28年3月17日)

 家庭教育の支援・こどもの未来に関する特別委員会においては、「ぐんまの家庭教育応援条例」の発議に向けて議論を重ね、条例案づくりの取り組みを行ってきた。

 加えて、こどもの未来に関し、委員各位から活発な提案がなされてきた。こどもの未来は、まさに群馬の未来である。家庭教育の支援・こどもの未来に関する特別委員会を締め括るにあたり、改めて以下の点について提言を行う。

  1. 「ぐんまの家庭教育応援条例」制定のおりは、その条例の周知を図るとともに、条例の主旨が速やかに展開されるよう、教育委員会、知事部局の横断的かつ積極的な取組を展開すること。
  2. 本委員会では、「ぐんまの家庭教育応援条例」制定に向けた協議等において、発達障害の支援に関して、真剣な議論や調査がなされた。県においては、国や市町村と連携を密にしながら、発達障害の特性への理解促進、二次障害を起こさないための理解促進、相談・検査体制の拡充及び教育体制の確立を速やかに行うこと。また重点的な予算配分に留意すること。
  3. いじめや不登校の問題については、学校現場において、問題点を適切に捉え、関係者が情報を把握し早期対応を図ること。
  4. 全国で虐待による子どもの死亡事件が報道され、群馬県においても児童虐待通告件数、事件化件数は増加の一途をたどっている。平成28年度には、こども未来部が新設される予定だが、県として児童虐待防止対策を重点施策として位置づけ、児童相談所、警察、医療機関等の関係機関が連携して、児童虐待の早期発見、早期解決を図るとともに、群馬県で安心して子どもを産み育てることができるよう、子育て講座等を活用し、児童虐待の未然防止を図ること。
  5. 子どもの将来が生まれ育った環境に左右されることがないよう、また貧困が世代を超えて連鎖することのない社会の実現を目指し、子どもの貧困対策に取り組むとともに、仕事と子育ての両立支援の必要性を広く周知し、ワークライフバランスの実現に向けた施策を推進すること。
  6. 「ぐんまの家庭教育応援条例」は、「群馬の子どもたちが生涯にわたって、幸福で豊かな生活を営めること」を目的としている。そのためには、子どもたちが自己肯定感を育み、「生きる力」を育成することが重要である。子どもに関する施策においては、「次代を担う子どもたちの幸せを第一に考える。」という視点を持って施策展開を図ること。

平成28年3月17日

群馬県議会家庭教育の支援・こどもの未来に関する特別委員会

群馬県知事 大澤 正明 様


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