観光・世界遺産に関する特別委員会が海外調査を実施しました（平成27年11月9日～12日）

1　調査目的

　下記事項について海外調査を実施し、今後の本県施策の進展に役立てます。

1. 観光立県ぐんまの推進に関すること
2. 富岡製糸場と絹産業遺産群の保存活用に関すること
3. 世界遺産と観光との連携強化に関すること

2　調査期日

平成27年11月9日（月曜日）～12日（木曜日）

3　調査項目

（1）日台交流に深い見識を持ち、本県との観光交流に協力いただける台湾政府要人への訪問（台北市）

　本県への観光誘客促進に向けては、要人レベルのルートから、「群馬県」に対する理解と魅力が様々な分野へ波及することが期待できます。
　このため、台湾の要人である李鴻均立法委員（日華友好議連会長）及び頼晩鐘立法院最高顧問を訪問し、群馬県の魅力をしっかり伝え、「観光立県ぐんまの推進」に資するため、観光誘客促進に向けた協力を要請するとともに、観光誘客のための課題も調査しました。

立法院で日華友好議連会長に群馬のＰＲを行う

李会長にぐんまちゃんを贈る

（2）台湾政府交通部観光局への訪問（台北市）

　交通部は、台湾行政院に所属する省庁であり、「郵政・電信・運輸・気象及び観光に関する業務全般」を担当しています。
　このため、交通部の部外組織として台湾の観光政策を集中的に担う観光局の関係者を訪問し、群馬県の魅力をしっかり伝えるとともに、「観光立県ぐんまの推進」に資するため、観光誘客促進に向けた協力を要請するとともに、観光誘客のための課題も調査しました。

台湾政府交通部観光局で群馬のＰＲを行う

（3）台湾政府文化部への訪問（新北市）

　文化部は、台湾行政院に所属する省庁であり、「文化資産、博物館、地域活動に関する企画、助言指導、奨励推進」を所掌業務の一つとしています。
　このため、文化部の関係者を訪問し、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の知名度向上に向けた課題を調査するほか、当該施設の文化的な価値及び歴史等をＰＲすることで、台湾における一層の知名度向上を図るとともに、「世界遺産と観光との連携強化」に資するため、世界遺産を核とした周遊観光も併せてＰＲしました。

台湾政府文化部で群馬のＰＲを行う

（4）新竹県への訪問（新竹県）

　新竹県は、人口54万人程度、台北市から車で1時間程度の距離に位置しています。県の各地には特色ある温泉が存在し、県をあげて国際レベルの温泉地を目指しており、本県との間に「温泉」という共通項があることから、県の要人を訪問し、「観光立県ぐんまの推進」に資するため、台湾の新たな地域からの観光誘客促進のきっかけづくり等を行うとともに、観光誘客のための課題も調査しました。

新竹県知事、副知事に群馬のＰＲを行う

新竹県史館で説明を受ける

（5）現地旅行会社関係者及び現地メディア関係者との意見交換（台北市）

　本県への国別外国人宿泊客数は、台湾が1位を継続しており、2位以下に大きな差をつけています。更に、現在の円安傾向等を踏まえると、今後更なる本県への誘客促進も期待できます。
　このことから、「観光立県ぐんまの推進」に資するため、現地旅行会社関係者及び現地メディア関係者と意見交換を行い、本県への一層の観光誘客に向けた協力を要請するとともに、台湾の流行・ニーズ等の情報も得て、今後の委員会における諸施策の審査に活かします。

4　出席委員

委員長：松本耕司、副委員長：萩原　渉
委員：関根圀男、委員：角倉邦良、委員：大手治之、委員：金井康夫、委員：金井秀樹、委員：伊藤　清、委員：荒木恵司、委員：大和　勲、委員：加賀谷富士子