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質疑及び一般質問(平成27年11月)

平成27年9月17日、18日、25日に開催された質疑及び一般質問では、次の議員が質問を行いました。

質疑及び一般質問は、1年間3回の定例会で、基本的に、全議員が1度ずつ行う予定です。質疑及び一般質問をしていない議員については、次回以降行う予定です。
質疑及び一般質問の中から一部を掲載します。

9月17日(木曜日)

県道高崎神流秩父線の「岩崎交差点」について 自由民主党 橋爪 洋介

質問:富岡方面から高崎方面に向かう交通が特に多いため、左折専用車線を設ける事で渋滞改善に効果があると思われますが、県の見解についてお聞かせください。

回答:県で、今年1月に岩崎交差点付近の交通量調査を行い、朝の時間帯に交差点の西側で最大1.5キロメートル渋滞が確認されています。この時間帯の交差点への交通量は、富岡方面から交差点に流入する交通量のうち、交差点を左折して高崎方面に向かう交通が約6割を占めております。このため、左折専用車線の追加は、渋滞の改善に効果があると、県としても考えており、地元自治会等にも協力をいただき、地権者や関係者と協議を開始したところです。

持続可能な県政運営での地域モビリティの持続可能性について リベラル群馬 後藤 克己

質問:まちのまとまりをコンパクトにして公共交通でつなぐという、まちづくりビジョンと一体となった、しっかりとした公共交通のビジョンを打ち出すべきであると考えていますが、その方針をお聞かせください。

回答:県では「ぐんままちづくりビジョン」を策定し取り組んでおり、その中で公共交通と一体となったまちのまとまりを作らなければいけないと考えております。公共交通の計画策定に当たり、さまざまな利用形態や需要の把握のため、本年11月にパーソントリップ調査を行います。その結果を分析し、県としての公共交通マスタープラン、先ほどのビジョンに当たるような計画づくりを行って参りたいと考えています。

本県の次世代自動車導入推進について 自由民主党 井田 泉

EV車に充電するぐんまちゃんのイラスト
EV車に充電するぐんまちゃん

質問:環境に優しい次世代自動車が注目されていますが、本県も次世代自動車の普及を推進していく必要性がある思いますが、普及状況はどうでしょうか、お伺いします。

回答:ハイブリッド車や電気自動車など、いわゆる次世代自動車の県内普及率ですが、平成19年度末の登録台数は、8,255台でしたが、平成26年度末現在で104,432台と、7年間で約13倍に増加しており、現在の普及率は、9.7%となっています。
 また、平成26年度の乗用車の新車販売台数に占める次世代自動車の割合は30.3%となっています。

前橋と高崎をつなぐ、LRT(次世代型路面電車システム)の検討について 公明党 福重 隆浩

質問:高崎駅東口から高崎市産業団地や、前橋みなみモールなどの拠点施設等を経由して、中央前橋駅まで結ぶルートにLRTを走らせる等、公共交通機関のあり方や構想をご検討いただければと思いますがいかがでしょうか。

回答:高崎駅、中央前橋駅と、コンベンションや前橋みなみモールなどの集客施設、日赤等の医療機関や産業団地などの拠点施設を、LRTなどの公共交通によって結ぶことは、自動車交通から公共交通への転換による市街地の渋滞緩和など集客効果以外にも大きな効果があると考えられます。この地域にふさわしい公共交通手段について今後とも研究して参りたいと考えています。

9月18日(金曜日)

障害者福祉施策について 自由民主党 臂 泰雄

質問:知事がこれまでに取り組まれた障害者福祉施策と成果について、そしてこれからの任期の中で取り組もうとされる施策についてお伺いします。

回答:この4月に県内すべての地域に特別支援学校を設置し教育環境が整ったと考えています。今後は、特別支援学校の高等部の設置を進め、教育の更なる充実を図り、障害のある方々が希望や適性に応じて働き、作業することができるよう一般就労や福祉的就労の場の確保に全力で取り組む考えです。障害の有無に関わらず、誰もが住み慣れた地域で安心・安全に生活し、生涯にわたり生き生きと活躍できる社会づくりを進めて参りたいと考えております。

コンベンション施設整備計画の賛否を県民へ問うことについて 日本共産党 伊藤 祐司

質問:コンベンション施設建設には、根強い批判があり、巨額を投じる後戻りできない開発です。知事が群馬の未来のためにどうしても必要というならば、基本計画が改訂される今こそ、施設の整備計画そのものについて、県民に賛否を問うべきと考えますが、お伺いします。

回答:コンベンション施設の整備は、本県の将来にとって極めて重要な施策であり、県民アンケートを始めとした様々な調査や、長期間にわたる議会等での議論を積み上げて参りました。引き続き、施設の意義や必要性について丁寧な説明に努め、様々な機会で県民の意見に耳を傾けながら進めていきたいと考えています。

認知症疾患医療センターについて 自由民主党 穂積 昌信

質問:現在、県内には認知症疾患医療センターが整備されていない圏域が複数あります。高齢者人口の多い太田館林圏域での認知症疾患医療センターの整備について、県の所見をお伺いします。

回答:認知症疾患医療センターは、鑑別診断や入院治療などの専門的医療機能と医療・介護関係者への研修や認知症の地域への普及啓発などの地域連携機能を有する医療機関です。認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らすため、全ての圏域に整備される必要があると考えています。県では、認知症疾患医療センターの基準を満たす医療機関を太田館林圏域からも公募し、来年4月からの整備を目指して参ります。

第15次県総合計画及び県版総合戦略について 自由民主党 荒木 恵司

質問:第15次県総合計画及び県版総合戦略において、人口減少対策に取り組むストーリーをどのように考えておられますか。知事の所見をお伺いします。

回答:県では、昨年度から「群馬で暮らし始めたくなる」、「群馬に住み続けたくなる」、「群馬で家族を増やしたくなる」という3つの視点で策定に取り組んでいるところです。
 人口減少対策の中核的な取組を、県政の羅針盤である総合計画と、人口減少対策の指針である総合戦略の中に分かりやすく、しっかり位置づけ、オール群馬の体制で魅力あふれる群馬の未来を創生し、次の世代に受け継いでいきたいと考えております。

9月25日(金曜日)

高校生の免許取得状況について 自由民主党 須藤 昭男

質問:昨年12月の県議会の決議を踏まえ2学期が始まった現時点での、高校生の運転免許の取得状況についてお伺いします。

回答:生徒及びその保護者から希望があった場合には、四輪車を含め運転免許の取得を制限しないことを旨とする、新たな「取組方針」を定め、私立高校を含む県内すべての高等学校に周知を図りました。すでに、夏期休業期間中に四輪免許を取得した生徒も出てきています。
 就職内定時期を迎えるこれからは、運転免許を取得する生徒の増加が見込まれますことから、県教育委員会としても免許取得に係る各学校の取組状況について把握したいと考えております。

行政経営改革について リベラル群馬 井田 泰彦

質問:県の行政経営について、当事者意識を強く持った行政経営への転換が必要と考えますが、知事の考えをお伺いします。

回答:まず第一に、県政の柱である県民ニーズをしっかりと汲み取り、県民目線に立った施策としていくことが必要だと考えております。その上で、県が持っている資産や民間活力などを有効活用しながら、税の投入効果が最大となるように、様々な工夫を重ねていく必要があると考えております。
 県民の皆さんからいただいた貴重な税金を、無駄なく効果的に活かせるように、これまでも一つひとつの施策に取り組んできたところです。引き続き、より良い県政となるようしっかりと努めて参ります。

物流の効率化について 自由民主党 原 和隆

質問:社会基盤整備による拠点性を十分に生かした物流拠点等を整備し、物流の効率化を図ることが本県経済にとって大切なことと思いますが、知事の考えをお聞かせください。

回答:企業誘致推進本部の重点誘致業種に物流業を位置付け、積極的に誘致活動を行うとともに、物流拠点となる新規産業団地の早期事業化に積極的に取り組んでいるところです。また、県内物流事業者の取引拡大など、物流機能の強化に向けた取組を支援しているところです。今後とも、本県の物流拠点としての優位性を生かし、物流業の振興にしっかりと取り組んで参りたいと考えております。

コンベンション施設の展示面積の目標について 自由民主党 中沢 丈一

質問:施設の展示面積の目標を2万平方メートルとすることについて、県の展望としてどのように考えていくか、お聞かせください。

回答:展示施設については、1万平方メートルの展示場を先行整備することとしており、将来の増設用地を確保した上で、先行整備する展示場と将来増設する展示場との一体的な利用を念頭に置いた設計を行うこととしています。また、増設用地は、当面、屋外展示場として活用する考えです。今後の展望については、まず施設の開所に向けて、誘致体制や運営体制の整備を進めながら、積極的な誘致活動を行い、先行整備する各施設の利用拡大を図っていくこととしています。


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