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環境農林常任委員会が県内調査を実施しました(平成26年1月27日)

1 調査目的

 委員会活動として、「環境対策」及び「食料・農業・農村振興対策」について、県内調査を実施し、今後の本県施策の進展に役立てます。

2 調査期日

 平成26年1月27日(月曜日)

3 調査項目

(1)渡良瀬遊水地(邑楽郡板倉町ほか)

 渡良瀬遊水地は、渡良瀬川の下流部に位置し、栃木・群馬・茨城・埼玉の4県にまたがる約33キロ平方メートルの面積を有する日本最大の遊水地であり、洪水の防止や足尾鉱毒事件による鉱毒を沈殿させ無害化することなどを目的に整備されたものです。
 また、日本最大級のヨシ原を有し、その広大なヨシ原には多くの動植物が生息し、貴重な自然環境を形成しており、環境省のレッド・データブック掲載の絶滅危惧種も多く発見されており、平成24年7月3日には、ラムサール条約湿地に登録されました。なお、同地におけるヨシ焼きは害虫駆除や多様な生態系の保全に貴重な役割を担っており、平成23年3月11日の福島原発事故後、実施に伴う放射性物質の拡散などの懸念から中断され、絶滅危惧種を含む稀少な動植物の生態に影響が出ていましたが、平成25年3月に再開されたところです。
 ついては、生物多様性の保全などの自然環境対策、環境保全の観点から、その概要について調査を行いました。

写真:調査の様子1
渡良瀬遊水地(谷中湖中の島)における質疑の様子

(2)東毛地区の農業について

  • キュウリのハウス栽培現地(邑楽郡板倉町)
  • 有限会社 多々良フレッシュファーム(館林市)

 板倉地域は利根川と渡良瀬川が合流するデルタ地帯にあり、その豊富な水に恵まれた水稲栽培や、肥沃な土壌を活かしたキュウリなどの施設園芸栽培が盛んです。なかでも板倉のキュウリは全国有数の出荷量を誇り、大型のビニールハウスを設置して、夏の抑制栽培に加えて冬に定植する促成栽培が盛んな地域です。
 また、県では、グリーンツーリズムによる農家と都市との交流や観光による農業活性化を図っており、観光農園もそのひとつの形態です。県内には、観光農園としてイチゴ園の盛んな地区が複数あり、一部の農園においては高設栽培という、来園者が立ちながらの楽な姿勢でも楽しめ、車いすやベビーカーでも入園できる、バリアフリーに配慮するなど、工夫をこらした施設もあります。
 ついては、安心安全な農産物の生産、担い手育成、グリーンツーリズムの推進などの本県農業振興の参考とするため、当該農家における各種取り組みの現状等について調査を行うとともに、当該地域で活躍されている農業者の方々から、農業・農村の現状と課題、目指す農業等について意見聴取を行いました。

写真:調査の様子2
有限会社多々良フレッシュファームにおいて、イチゴの栽培状況を調査

写真:調査の様子3
キュウリの栽培現地にて

4 出席委員

 委員長:舘野英一、副委員長:安孫子哲
 委員:関根圀男、委員:塚原仁、委員:狩野浩志、委員:桂川孝子、委員:酒井宏明


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