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総務企画常任委員会(電源群馬プロジェクトについて ほか)

1.開催日時

 平成25年8月30日9時59分~11時42分

2.開催場所

 401委員会室

3.出席委員

 委員長:萩原渉、副委員長:大手治之
 委員:中村紀雄、委員:黒沢孝行、委員:塚原仁、委員:岩上憲司、委員:後藤克己、委員:臂泰雄

4.欠席委員

 委員:腰塚誠

5.主な質疑

(1)電源群馬プロジェクトについて

中村委員
 新エネルギー政策については、群馬県は風も、太陽も、水もあり、目標に結びつけていく決意が求められると思うがどうか。

布施新エネルギー推進課長
 新エネルギーにおける群馬の優位性はあると認識している。県では新エネルギーの導入目標値を設定している。23年度末は県内消費電力の約1.4パーセントであったが、平成27年度末には4パーセントまで高めるという目標を定めている。

中村委員
 農業用水について本来の利用を損なわないで活用するような見通しはあるか。

布施新エネルギー推進課長
 農業用水の活用について、現況で一番進んでいるのは中之条町の「美野原用水」が、本年度国の補助金を使って実施設計する段階にある。特に農業用水は建設まで国の補助があるので、今後希望する団体には情報提供していきたい。

岩上委員
 太陽光について、富岡合同庁舎や利根沼田合同庁舎でも設置するとあるが、取り付け位置はどこか。

布施新エネルギー推進課長
 屋上を想定している。

岩上委員
 屋根と地上では発電量に違いはあるのか。

布施新エネルギー推進課長
 角度や向きで発電量が変わってくるが、高さで違いは出ない。

岩上委員
 今後県有施設の屋根につけていく際にはどのように考えていくのか。

布施新エネルギー推進課長
 富岡合同庁舎については屋根に設置するので、その角度を利用して発電効率を良くしたい。沼田合同庁舎についてはこれから検討していきたい。

岩上委員
 付けられる状況のところで設置を検討するのか。平置きのところでも積極的に設置を考えているのか。

布施新エネルギー推進課長
 できるだけ発電効率の良いところを優先して設置していきたい。

岩上委員
 全量買取り価格は下がっていくと思うが、採算ラインはどう考えているか。

布施新エネルギー推進課長
 太陽光の買取り価格がなぜ安くなったかというと、導入設備費が安くなったからである。来年度また下がったとしても導入設備費自体も安くなると思われる。

臂委員
 電源群馬プロジェクトについて、年度当初、地中熱利用システム導入モデル支援事業も取り組むとあったがどうか。

布施新エネルギー推進課長
 地中熱については発電ではないので、このプロジェクト対象ではない。

臂委員
 県のもっている潜在的なエネルギーの中で地熱は大きいと思うが、地熱は対象外か。

布施新エネルギー推進課長
 地熱については現在検討していない。

臂委員
 地熱に対して研究も検討もしていないのか。

布施新エネルギー推進課長
 昨年度バイナリー発電ということで調査した例がある。よく発電できる箇所は見つかっていない。

臂委員
 バイナリー発電については調査だけで、実証実験を行う予定はないのか。

布施新エネルギー推進課長
 温泉の温度などの関係から、今のところバイナリー発電は厳しいと判断している。今後事務的な研究はしていきたい。

臂委員
 バイオマス発電について、BDF(バイオディーゼル燃料)を燃料でなく発電に使うと説明があったが、BDFの需要が無くて発電に向けるということか。

布施新エネルギー推進課長
 BDFを100パーセントで使っていたときは、エンジンに支障が出るということで5パーセントまで下げて市町村の公用車に使っていたが、価格競争が激しくなり、事業者が発電用として方針を変えたと聞いている。

臂委員
 バイオマス発電の一環として、それも取り上げるのか。

布施新エネルギー推進課長
 設備認定を受けて実際に発電を始めるということなので、電源群馬プロジェクトの中で把握していくという考えである。

臂委員
 近所の集会所で太陽光を始めようとした際、全量売電では、現在受けている固定資産税の減免を受けられないという指導を受けたのだが、他の色々なところとの連携を新エネルギー推進課でやっていくのも必要と思うがどうか。

布施新エネルギー推進課長
 こういった話を始めて聞いた。今後勉強していきたい。

(2)群馬県上海事務所について

中村委員
 物産展や観光に係る計画など日中友好協会に加盟している団体等が協力できると思うがどうか。

向田国際戦略課長
 先日上海から防災関係の視察団が群馬県に訪れたが、日中友好協会と県が一緒になってお迎えした。上海市政府の担当者から「日本の防災グッズの展示会のようなものができないか」といったオファーがあった。日中友好協会加盟の企業等にそういった商品を扱っているところもあるので、展示会に参加することもできるだろうという感想を持った。日中友好協会は本当に頼りになる団体であるので、今後も一緒に事業を進めていきたいと思う。

(3)バックアップ機能誘致促進について

中村委員
 バックアップ機能誘致促進について、行政の連携は非常に大切であり色々なところを見てもらう機会をつくるのが必要と思うがどうか。

加藤総合政策室長
 これまで市町村の意向調査をしており、東京側の自治体の意向と合わせる段階である。これを調えて、東京の自治体に群馬へ来ていただいて、群馬県内の様子をよく分かっていただけるよう積極的にPRをしていきたい。

岩上委員
 バックアップ機能誘致促進の成果で立地件数59件、立地面積113.8ヘクタールとあるが、県外からはどれ位なのか。

加藤総合政策室長
 県内か県外かは把握していない。

岩上委員
 バックアップ機能誘致促進では国に要望を出してもらったり、パンフレットや広告を作成したりしているが、「これを見たから来た」という事例はあったか。

加藤総合政策室長
 実態は把握していない。今後に活かせるような数値把握を検討していきたい。

岩上委員
 民間では割引券や情報雑誌への掲載による効果をデータで取って活用している。国に対して提案している中で行政に対しての手応えは何かあるか。

加藤総合政策室長
 行政機関については、政府の中央防災会議で、中枢機能のバックアップは東京圏以外の大都市圏ということになっている。それ以外の国の機関で、例えば国立公文書館の建て替えに関して情報収集のため、職員の派遣等を行っている。

臂委員
 国への提案要望の中に石油製品の備蓄等懸念される部分を群馬がバックアップする等の記載があるが、国の方として群馬に対して回答なり動きがあったのか。

加藤総合政策室長
 備蓄整備とかはまだ体制整備に至っていない。要望を続けることによって、実現につなげたい。

(4)富岡製糸場等の世界遺産登録推進について

大手委員
 イコモスが書類審査に基づいて施設を見て判断をして、その結果を審議した結果が、来年に発表されるのか。

松浦世界遺産推進課長
 その通りである。今回の調査員は、富岡製糸場という建物が史跡として保存されているか、推薦書に書かれていることが本当かどうかを判断する役割で来るものである。

大手委員
 外部的な地域の盛り上がりといったことは調査対象にならないのか。

松浦世界遺産推進課長
 地元の人がどのくらい遺跡の保存等に取り組んでいるかを気にして見る調査員もいる。ここ3~4回、日本の世界遺産を調査する中ではなかった。ただし、そのような保存及び保護がなされているということは、こちらからもアピールしていきたい。

大手委員
 イコモスの現地調査後は何もフォローできない訳であるから、準備は万全で、私たちは一切の心配をしなくてもいいのか。

松浦世界遺産推進課長
 イコモスの調査は非公開で、そこで何が話されるかどのような感想を持たれるのか自体公表できないルールになっている。その中で地元の人の歓迎等やりにくい部分もある。普段磨かない部分を磨いたりといったことで気持ちが伝わるようにしたい。100パーセント万全とは言い難いが、それを目指してやっているつもりである。

大手委員
 非公開ということだが、対応は県の職員が出向くのか。

松浦世界遺産推進課長
 文化庁がイコモス調査員を連れてきて、4施設全て県側で説明するものである。ただし、細かいところについては市町村の方が説明する体制をとっている。

大手委員
 市町村でそういった対応ができる人がいるのか。

松浦世界遺産推進課長
 境界線等細かい部分は市町村の方が詳しいので対応できる。

大手委員
 この数ヶ月が勝負と思うが、部長の考えを伺いたい。

反町企画部長
 万全の体制で最大限の努力をして対応していきたい。皆様のご協力をお願いしたい。


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