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産経土木常任委員会が県外調査を実施しました(平成25年9月3日~5日)

1 調査目的

 閉会中の委員会活動として、下記事項について県外調査を実施し今後の本県施策の進展に役立てます。

  1. 中小企業の振興について
  2. 観光物産の振興について
  3. 災害復旧対策について

2 調査期間

 平成25年9月3日(火曜日)~5日(木曜日)

3 調査項目

(1)株式会社ユーグレナ

 株式会社ユーグレナは、ミドリムシ(学名:ユーグレナ)を中心とした微細藻類に関する研究開発及び生産管理、品質管理、販売等を展開するバイオベンチャーです。
 同社の生い立ちは、現代表取締役である創業者が大学在学中(2000年頃)にミドリムシの持つ優れた栄養価に着目し、ミドリムシを活用したビジネスの立ち上げを志したことに始まります。その後、2005年8月に株式会社ユーグレナを設立、同年12月には世界で初めてミドリムシの屋外大量培養に成功しました。現在はこの大量培養技術を基に、機能性食品や化粧品の開発・販売のほか、二酸化炭素固定化、水質浄化やバイオ燃料の生産に向けた研究を行っています。
 同社がカテゴリーされるバイオビジネスは、今日、医療、食糧、環境、エネルギーの面で、次代のコア産業として新たな展開が期待されているところです。
 ついては、次世代産業の振興及び新技術開発推進の観点から、株式会社ユーグレナを調査しました。

写真:調査の様子の画像1
研究室にて説明を受ける

(2)東京大学大学院 廣瀬・谷川研究室

 東京大学大学院廣瀬・谷川研究室では、サイバネティック・インタフェース(人間とコンピュータを一体化し、全体として高度な情報処理システムを構築するための技術)について、バーチャルリアリティ技術を端緒として様々な角度から研究を行っています。
 基盤技術としては、実写映像から高品位な三次元バーチャル空間を作り出すイメージベーストレンダリング技術、実世界とバーチャル空間を結合する拡張現実感技術、視聴覚のみに留まらず触覚・嗅覚・味覚・満腹感などの五感を扱うことを可能にするマルチモーダル/クロスモーダルインタフェース技術、人間の生活を記録し計算機に取り込むライフログ技術とライフログ活用のためのビッグデータ処理技術などで、さらにこれらの技術を活用した複数のプロジェクトに取り組んでいます。
 ついては、将来の実用化・普及化が期待されるこれらの研究について、次世代産業の振興及び新技術開発推進の観点から、東京大学廣瀬・谷川研究室を調査しました。

写真:調査の様子の画像2
研究中の技術を体験する

(3)宮城県仙台土木事務所及び同事務所管内被災現場

 平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、東北3県を中心にわが国に未曾有の被害をもたらしました。中でも宮城県は津波による被害とあいまって、人的にもインフラ的にも甚大な被害を受けました。このような中、宮城県は平成23年10月に今後10年間における復興の道筋を示す「宮城県震災復興計画」を策定し、県をあげて復興に取り組んでいます。また、群馬県からも県土整備部の技師2名が宮城県仙台土木事務所に派遣され、復興の一助を担っているところです。
 群馬県では東日本大震災による被害は比較的少なかったものの、県内にも複数の活断層・断層を有しており、このような大震災はいつ起きても不思議ではありません。
 ついては、本県の災害復旧対策の参考とするため、道路、橋梁、河川、砂防等公共土木施設の復旧の観点から、宮城県の被災・復旧状況を調査しました。

写真:調査の様子の画像3
仙台土木事務所管内の被災現場にて(本県からの派遣職員とともに)

(4)社団法人松島観光協会

 松島は東北を代表する観光地・景勝地だが、東日本大震災発生の際は、震度6弱の地震と最大3.8メートルの津波に襲われました。当日、松島の海岸部には多数の観光客がいましたが、スタッフの避難誘導により津波到来前に避難が完了し、1人の怪我人も出なかったということです。
 震災後、短期間で多くの観光施設等が復旧し、美しい景観を取り戻した松島ですが、その過程では、復興にかける地元の並々ならぬ熱意と取り組みがありました。
 ついては、観光地における災害対策の観点から、震災当日の避難の様子や被災状況、復旧に向けた取り組み、現在の観光客の入り込み状況などについて、社団法人松島観光協会を調査しました。

写真:調査の様子の画像4
松島観光協会にて被災状況の説明を受ける

(5)陸前高田市内被災現場

 陸前高田市内は、東日本大震災による被災地の中でも特に大きな被害を受けた場所です。東北地方太平洋沖地震が引き起こした大津波により、市中心部は市庁舎もろとも損壊し、市の全世帯中の7割以上が被害を受けました。また、同市内の高田松原は7万本の松が繁る景勝地でしたが、大津波によりただ1本を残し失われ、今ではこの松は「奇跡の一本松」として復興の象徴となっています。
 ついては、本県の災害復旧対策の参考とするため、陸前高田市内の被災・復旧状況を調査しました。

4 出席委員

 委員長:星名建市、副委員長:金井康夫
 委員:中沢丈一、委員:須藤昭男、委員:大林俊一、委員:角倉邦良、委員:岸善一郎、委員:吉山勇、委員:藥丸潔


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