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産経土木常任委員会(平成24年7月24日~26日)

1 調査目的

 閉会中の委員会活動として、下記事項について県外調査を実施し今後の本県施策の進展に役立てます。

  1. 中小企業の振興について
  2. 観光物産の振興について
  3. 河川・砂防対策の促進について
  4. 都市計画・建築・住宅・下水対策について
  5. 災害復旧対策について

2 調査期間

 平成24年7月24日(火曜日)~26日(木曜日)

3 調査項目

(1)茨城空港(茨城県小美玉市)

 群馬県は現在、北関東磐越五県知事会議(茨城県・栃木県・新潟県・福島県)や北関東三県広域観光推進協議会(茨城県、栃木県)における観光連携の取り組みをとおして、北関東エリア全体での観光誘客の促進を図っています。その際、関西や北海道、あるいは海外(上海)からの空からの誘客窓口として、茨城空港の持つ役割は大きいものがあります。
 そこで、観光振興の観点から、開港から2年を経過した茨城空港の調査を行いました。

茨城空港にての画像
茨城空港にて

(2)人と防災未来センター(兵庫県神戸市)

 群馬県には「大地震は起きない」という県民意識がありますが、県内には複数の活断層が存在し、直下型地震はいつ起きてもおかしくない状況です。そうした中、群馬県では「耐震性を考慮に入れた新しい建築基準法」が施行される前の、昭和56年以前に建築された建物の耐震化に力を入れています。6,343人もの死者が発生した阪神・淡路大震災では、こうした古い木造住宅の倒壊による犠牲者が多数にのぼったということです。
 そこで、改めて大地震の脅威及びそれに起因する住宅倒壊の危険性を調査するため、阪神・淡路大震災記念「人と防災未来センター」を訪れました。

センター内での説明の画像
センター内での説明

(3)奈良県庁(奈良県奈良市)

 近年その危険性が指摘されている深層崩壊とは、山崩れ・崖崩れなどの斜面崩壊のうち、すべり面が表層崩壊よりも深部で発生し、表土層だけでなく深層の地盤までもが崩壊土塊となる比較的規模の大きな崩壊現象です。
 平成22年8月に国土交通省が発表した「深層崩壊に関する全国マップについて」によると、群馬県は深層崩壊推定頻度区分の構成比のうち、「特に高い」の割合が26%となっており、これは全国で5番目に高い数値です。同じく34%で全国3番目の奈良県では、平成24年4月から深層崩壊対策室を設置するなどし、対策に積極的に取り組んでいます。
 そこで、本県の土砂災害対策の参考とするため、奈良県の取り組みについて調査しました。

奈良県議会会場での説明の画像
奈良県議会会場での説明

(4)山科精器株式会社(滋賀県栗東市)

 滋賀県では、びわ湖南部エリアを中心に進む医療や電子・機械などの分野の企業による産業資源および、医学・理工系大学の知的資源の集積を活かし、「医工連携ものづくりプロジェクト創出支援事業」など、医工連携の取り組みを進めています。
 そうした事業に参加している主幹企業の1つが山科精器株式会社です。山科精器株式会社は創業から70年余りの機械製造で培われた先進技術を先端医療機器開発に役立てたいとの思いから、2004年産学官プロジェクトへの参加をきっかけにメディカル分野への参入を目指し、2004年からは医療機器の研究開発に着手、2009年にはメディカル事業部を設立し、発展めざましい内視鏡外科領域で使用される処置具や再生医療領域への応用をめざした多機能振盪器などの開発を手がけています。
 そこで、本県の医工連携や産学官連携の参考とするため、山科精器株式会社を調査しました。

山科精器(株)社内での説明の画像
山科精器(株)社内での説明

(5)立命館大学(滋賀県草津市)

 立命館大学では、2020年の学園ビジョン(R2020)のもと、立命館大学研究高度化中期計画を定めており、その中でも産学官連携については、国・地方公共団体や産業界との研究交流を推進し、研究成果を社会に還元することを基本目標としています。
 また、滋賀県が進める医工連携の核となるのは、国の地域中核産学官連携拠点として選定された「しが医工連携ものづくり産学官連携拠点」ですが、立命館大学はこの拠点に「学」の立場から参加し、様々な取り組みをとおして滋賀県の医工連携に寄与しています。
 そこで、本県の医工連携や産学官連携の参考とするため、立命館大学を調査しました。

研究施設内での説明の画像
研究施設内での説明

(6)比叡山延暦寺(滋賀県大津市)

 比叡山延暦寺は最澄により開かれた日本天台宗の本山寺院であり、標高848メートルの比叡山全域を境内とします。延暦寺は数々の名僧を輩出しており、特に鎌倉時代以降には多くの日本仏教各宗各派の祖師方を育んでいることから、比叡山は日本仏教の母山と仰がれています。
 また、1200年の歴史と伝統、寺宝である所蔵文化財の数々は世界的にも評価が高く、平成6年には世界文化遺産に登録され、その森厳な魅力を求めて多くの観光客が訪れています。
 延暦寺は東国との関係も深く、開祖最澄の弟子には東国出身者が多かったことが知られているほか、815年には自身も東国を訪れ、藤岡市(旧鬼石町)の緑野寺や下野(栃木県)の寺で説法し布教を行っています。
 そこで、世界遺産を核とした観光振興策の取り組み、及び東国文化発信の取り組みの参考とするため、比叡山延暦寺を調査しました。

4 出席委員

 委員長:須藤和臣、副委員長:桂川孝子
 委員:南波和憲、委員:岩井均、委員:織田沢俊幸、委員:岩上憲司、委員:伊藤祐司、委員:あべともよ、委員:清水真人


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