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育成した蚕品種

更新日:2023年8月10日 印刷ページ表示

 糸繭生産用の蚕種は普通蚕種といい、その親種を原蚕種といいます。普通蚕種は、そのすべてが交雑種で、農林水産大臣が飼育及び製糸の調査を試験研究機関に委託し、農林資材審議会蚕種部会の答申を経て、優良と認めた品種(交配形式)のみ製造を許されていました(原蚕種管理法=昭和20年制定の蚕糸業法に内容は受け継がれる)。この法律によって、国が指定した品種以外のものを飼育したり、その繭を販売することは禁じらていました。平成10年にこの規制は撤廃されました。

1 国の品種指定を受けた蚕品種

国の品種指定を受けた蚕品種一覧
指定年月 内容 品種名 命名の趣旨
昭和25年 夏秋用

秀峰×明月(しゅうほうめいげつ)

群馬県の風景をイメージしたもの
昭和26年

春用

秀峰×刀水(しゅうほうとうすい)

群馬県の美しい山と川をイメージしたもの

昭和30年

春用

群峰×錦水(ぐんぽうきんすい)

群馬県の山々をイメージしたもの

昭和35年

春用

みやま×ひかる

上毛三山にちなんだもの

昭和44年8月

春用

妙峰×麗月(みょうほうれいげつ)

妙義山にちなんだもの

昭和49年3月

夏秋用

飛・鶴×黎・明(ひかくれいめい)

群馬県の地形をイメージしたもの

昭和53年3月

夏秋用

利・根×秀・水(とねしゅうすい)

利根川にちなんだもの

昭和56年4月

夏秋用

榛・名×刀・川(はるなとうせん)

榛名山をイメージしたもの

昭和57年10月

春用

赤・城×清・水(あかぎしみず)

58国体を記念したもの

昭和62年3月

夏秋用

赤・城×恵・泉(あかぎけいせん)

本県を代表する赤城山と豊かな水をイメージしたもの

平成3年3月

その他

世・紀×二・一(せいきにいいち)

中細繊度、長糸長で、特徴ある品種として21世紀を展望したもの

平成6年3月

春用

ぐんま×200

群馬県人口200万人達成を記念したもの

平成8年3月

夏秋用

ぐんま×200

通年用に用途拡大

2 法令廃止後の育成蚕品種

法令廃止後の育成蚕品種一覧
命名年月 品種名 命名の趣旨
平成10年2月

新小石丸
(しんこいしまる)

日本の在来種「小石丸」を現代にマッチするよう生まれ変わらせたことをイメージしたもの
平成13年2月

ぐんま黄金
(ぐんまこがね)

群馬のオリジナルであることを強調し、黄金に輝く神々しさをイメージしたもの

平成13年2月

新青白
(しんせいはく)

群馬県由来の蚕品種「青白」のイメージアップを狙ったもの

平成15年2月

蚕太(さんた)

ラテン語santaの聖なるものという意を込めて蚕糸振興を願うとともに、ニット製品に利用されることを期待し、カジアル的(親しみ・愛嬌)雰囲気を込めたもの。

平成19年2月

上州絹星
(じょうしゅうけんぼし)

絹の輝きと蚕糸振興の星となるよう意を込めたもの

平成25年9月 ぐんま細
(ぐんまほそ)
繭糸が細く生糸にきめ細かな高級感がある点をわかりやすくイメージしたもの
令和2年1月

なつこ

近年の暑さに負けないということと、親しみを持って受け入れてもらえるように願いを込めたもの

育成した品種の特性はこちら「群馬のオリジナル蚕品種」へ