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平成29年第2回定例県議会 知事提案説明

更新日:2017年5月25日 印刷ページ表示

 平成29年第2回定例県議会の開会に当たり、提案説明に先立ち、一言申し上げます。

 ゴールデンウィーク期間中には、主な観光施設や温泉地において、1日当たりの入込客数や宿泊客数が増加するなど、観光分野は好調な状況にあります。
 こうした中、本年度の「ググっとぐんま観光キャンペーン」は、これまでの秋開催から夏開催とし、7月1日から9月30日にかけて実施いたします。水源県ならではの「水」と、谷川岳などの稜線トレイルや上毛三山などの「山」をコンセプトに、夏のぐんまの魅力を最大限にPRして、さらなる誘客促進に努めて参ります。

 こうした誘客の取組に加え、人口減少が本格化する中においては、出生率の低下に歯止めをかけ、若者の県外流出を抑えられるよう、未来創生に向けた取組を着実に進めていくことが重要であります。
 人づくりや仕事づくりをはじめ、群馬らしさを活かし、「ぐんまの未来創生予算」として編成した、平成29年度当初予算の効果的な執行に、引き続き努めて参ります。

 なお、6月24日に、県道林長野原線を開通させます。これにより、八ッ場ダム建設事業に伴い、付け替え道路として整備を進めてきた国道、県道のすべてが開通することとなります。県として、今後も、地元の方々の生活再建対策にしっかりと取り組んで参ります。

 それでは、本日提出いたしました議案の大要について、御説明申し上げます。
 今回の提出議案は、予算関係1件、事件議案9件の合計10件であります。

予算関係

 はじめに、予算関係であります。
 一般会計の補正予算額は、3億6,731万円であり、現計予算額と合算いたしますと、補正後の予算額は、7,249億6,836万円となります。
 主な内容ですが、まず、障害のある子どもたちが身近な地域で安心して教育が受けられるよう、平成30年4月の受け入れ開始に向け、県立特別支援学校の高等部の整備や、重複障害のある児童生徒の受け入れに必要な環境整備に係る経費を計上しております。
 また、稜線トレイル整備の一環として、谷川岳「肩の小屋」について、利用者の利便性向上のため、老朽化した設備の改修等を実施いたします。
 このほか、喫緊の課題である鳥獣害被害の軽減に向けたライフル射撃場の実施設計費用や、当初予算編成後に内示があった国庫補助事業など、早期の予算化が必要な事業を計上しております。
 債務負担行為については、来年度以降にわたる契約の締結が必要な事業の追加に伴い、補正しようとするものであります。

事件議案

 次に、事件議案のうち、主なものについて申し上げます。
 第87号議案は、家庭的保育事業等への民間事業者の参入を促進するため、これらの事業に係る不動産取得税について、地域決定型地方税制特例措置を活用し、課税標準の控除割合を拡大するほか、自動車取得税のエコカー減税について、適用対象を見直した上で、期限を1年延長するなどの改正を行おうとするものであります。
 第89号議案は、指定管理者に管理を行わせることができる県立公園に、多々良沼公園を追加するなどの改正を行おうとするものであります。

 以上、提出議案の大要について御説明申し上げました。
 何とぞ、慎重御審議の上、御議決くださいますよう、お願い申し上げます。

 なお、第91号及び第92号議案の監査委員の選任につきましては、事案の性質上、早急に御議決くださいますよう、お願い申し上げます。