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地域ニーズを反映した公共事業

更新日:2018年12月21日 印刷ページ表示

 県土整備部における公共事業の計画策定に当たり、計画の質や計画策定過程の透明性の向上を図るとともに、住民の公共事業への関心や理解を深めるため、事前にアンケート方式などにより住民の意見を聴いた上で、住民の真のニーズを柔軟に計画に反映する「地域ニーズを反映した公共事業」に積極的に取り組みます。

地域ニーズを反映した公共事業の特徴

  1. 計画案を決定前に住民の意見を聴く
  2. 住民の真のニーズを把握する
  3. 地域ニーズを評価項目とし、複数の比較案の作成と評価を行う

これまでの公共事業の進め方との違い

  1. 県が決めてから県民に計画を示し、理解・協力を求めるのではなく、事前に住民の意見を聴いてから計画を策定します。
  2. 対象は地権者だけではなく、周辺の住民や施設利用者など関係する方々の声を広く聴きます。(地権者以外の人にも公共事業の必要性をPRして、広く理解いただく姿勢が重要です。)

地域ニーズを反映した公共事業の具体的な進め方

STEP1 住民との進め方の合意

  • 住民にアンケートなどを用いて地域ニーズを把握しながら計画策定を進める旨を説明した上で、進め方やスケジュール等についても説明し、合意を得ます。

STEP2 地域ニーズの把握

  • 地権者だけでなく周辺住民など幅広い対象者あてにアンケート用紙を配布し、意見を記入していただきます。
  • アンケートにおいては、賛成・反対などの表面的な立場・態度ではなく、「不安に思うこと」「期待すること」及び、その背景となる考え方や理由を聴きます。

STEP3 評価項目の設定

  • アンケートにおける住民の意見を、「賛成」「反対」といった表面的な立場や態度、個別具体的なモノや手段ではなく、「真のニーズ」で捉えるため、「機能」に置き換えます。
  • 定義した「機能」を目的と手段の関係で並べ替え、系統立てた上で、計画策定に向けて着目する「評価項目」を設定します。
  • 評価項目を住民に公表し、住民が重視する評価項目について、住民と確認・共有します。

STEP4 比較案の作成・評価

  • 最終的に決定する計画の妥当性や優位性を確認するため、複数の比較案を作成します。
  • 複数の比較案について、住民と合意した評価項目ごとの達成度について、住民と確認・共有します。

STEP5 計画の決定と公表

  • これまでのステップの成果をもとに、地域ニーズを踏まえつつ、政策的な整合性や、技術的な合理性も含め、総合的に勘案した上で、公益性・公共性の観点から判断し、最終的に県が計画を決定します。
  • 決定した計画について、決定に至った考え方や経緯も含め、住民に説明し、合意を得ます。

地域ニーズを反映した公共事業の効果

  1. 計画の質の向上
  2. 計画策定過程の透明性向上
  3. 住民の関心・理解の向上
  4. 事業目的の再認識と共有
  5. 潜在的な紛争の可能性を事前に把握し対応
  6. 完成までのトータルの事業期間の短縮

地域ニーズを反映した公共事業ガイドライン

 「地域ニーズを反映した公共事業」を確実に推進するため、その基本的な考え方や具体的な進め方を示したガイドラインを策定しました。

地域ニーズを反映した公共事業ガイドライン(全体一括版)

地域ニーズを反映した公共事業ガイドライン(分割版)

表紙・概要版・目次

第1部 地域ニーズを反映した公共事業の基本的な考え方

第2部 地域ニーズを反映した公共事業の進め方

第3部 地域ニーズを反映した公共事業の推進に向けて

地域ニーズを反映した公共事業ガイドライン(概要版)

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