街のみちづくり
街の路(まちのみち)の話
1 街路とは
街路は、都市に住み、都市を利用し活用する人々が豊かで快適な生活を送っていくうえで欠くことのできない大切な都市施設です。一般的には街のなかの道路(都市計画道路)のことを「街路」と呼びます。
単に人が歩き、車が走る交通施設というだけでなく、人々が集い語り合うコミュニケーションの場、お祭りやサイクリングを楽しめるレクリェーションの場として、市民生活のあらゆる面で広く親しまれる都市の基本的な施設です。
2 都市計画道路とは
都市計画法に基づく道路で、都市で活動するすべての人々が日常的に利用する都市施設であり、以下のような基本的役割があります。
- 人や物資輸送のための都市交通施設機能
- 景観形成や良好な居住空間を創造する都市環境保全機能
- 避難路・救助路の確保や防火帯としての災害遮断などの都市防災機能
- 他の都市施設(電気、上下水道等)を設置するための空間機能
- 適正な街区の構成と市街化の誘導
3 街路事業とは
1) 街路事業の目的
街路事業は、都市における円滑な交通の確保、豊かな公共空間を備えた良好な市街地の形成を図り、安全で快適な都市生活と機能的な都市活動に寄与することを目的としています。
2) 街路事業の定義
以下に掲げるようなものを街路事業として実施します。
- 都市計画法第59条の認可又は承認を得て実施される都市計画事業
- 都市内、主に既成市街地内で行われる事業
- 社会資本整備重点計画に基づく事業
- 都道府県、市町村等が実施する事業
