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平成30年度上期(平成30年8月3日・平成30年9月11日)議事録

平成30年度上期群馬県公共工事入札監視委員会定例会議 審議概要

開催日

平成30年8月3日(金)
平成30年9月11日(火)

開催場所

群馬県庁第1特別会議室
群馬県庁 291会議室

出席委員

委員長 足立 進(弁護士)
委員 金子 眞知子(学習塾経営)
委員 川畑 泰子(群馬大学助教)
委員 鴻田 通雄(公認会計士)

審議対象期間

平成29年10月1日~平成30年3月31日

抽出案件

一般競争入札5、 指名競争入札15、 随意契約0、 合計20件

平成30年8月3日の審議

平成30年8月3日の審議

1 審議対象工事の抽出結果について

 群馬県公共工事入札監視委員会設置要綱第6条第6項の規定に基づき、今回の抽出当番委員から次のとおり抽出結果の報告がなされた。

(抽出結果報告)

 新聞記事の『みどり市議会で100%の落札率が問題視』を読み、落札率が県の事業においてはどうなっているかに注目した。
落札率が低い案件から2件、警察本部の落札率70%台の中で一番高額の案件1件、落札率 100%のうち、随時を除き、一般競争入札1件、指名競争入札2件、99.8%と99.9%の案件14件(全部)、計20件を抽出した。

※20件の工事は別紙のとおり

2 抽出案件の審議について

 抽出当番委員が抽出した20件について、事務局から契約内容及び工事概要等の説明がなされた。
抽出した20件の工事について、群馬県公共工事入札監視委員会設置要綱第2条第2号に規定する事項を審議した。
  委員の質疑が行われ、5件の工事においては、より詳細な資料を用いた審議が必要と判断された。

その理由は次のとおりとなった。

議案206について、特定調達契約であるなど特殊な案件であること。
議案246について、総合評価落札方式の技術力重視タイプの案件であること及び書類を持参させていること。
議案1728について、信号機の工事の落札率が70%代前半である案件が多いこと。
議案40について、落札者以外は予定価格超過であり、辞退者も多いこと。
議案557について、工事等級と落札者の等級が異なること。

平成30年9月11日の追加審議

 5件の審議について

 上記5件の工事について、群馬県公共工事入札監視委員会設置要綱第2条第2号に規定する事項を詳細に審議した。

 委員からの意見・質問、それに対する回答等

 意見・質問 会議概要のとおり
 回答 会議概要のとおり
 委員会による提言 なし

会議の概要

議案206
群馬県コンベンション施設会議・展示施設電気設備工事
発注所属:コンベンション施設推進課
工事業種:電気工事
契約方式:一般競争入札
予定価格:3,612,100,000 円(税抜き)
契約金額:2,220,000,000 円(税抜き)
落札率:61.5 %
入札参加者数:5者
落札者:関電工・川北・城北群馬県コンベンション施設会議・展示施設電気設備工事特定建設工事共同企業体

【委員】低入札価格調査を実施したのであれば、資料P13の表中において「調査実施」に○印をつけるべきではないか。
【事務局】電子入札システム上このように反映されているので、システム上対応可能か検討する。
【委員】ヒアリングは、全者実施したのか。
【事務局】総合評価落札方式に関するヒアリングは、全者実施が必須である。
【発注所属】低入札価格調査に関するヒアリングは、総合評価点の最上位1者に実施した。
【委員】調査に関する資料は、事前に提出させたのか。また、ヒアリング時間はどのくらいだったのか。
【発注所属】この書類(実物を提示)を事前に提出させて、ダンピング受注でないことを確認した。ヒアリング時間は、1時間弱であった。
【委員】設計金額と入札価格に差があるのはなぜか。
【発注所属】積算については、県単価、刊行物により公表されている単価、見積もりを基に行っている。見積もりは査定率をかけて査定しているが、この査定率で差が生じたと思われる。
この工事の査定率は、コンベンション施設の設計を多く手がける設計者である佐藤総合計画と相談し、東京ビッグサイト増築等の実績を踏まえて決定した。結果として差が生じたが、積算は公共工事積算基準に基づいて行われ、査定率についても根拠を持って決定しているので、積算については、適正に行われたと考えている。
【委員】コンベンション施設関連の他工事について、落札率はどうであったか。
【発注所属】建築工事が93%、電気設備工事が61.5%、空調設備工事が74%、衛生設備工事が97%であった。
【委員】電気工事が一番乖離していたということか。
【発注所属】そうである。空調設備工事も低入札価格調査を実施した。
【委員】公共工事積算基準に基づいて積算されたことなどの説明を聞いて、積算については納得できた。
【委員】WTO案件は、それほど多くないと思うが直近ではどのような工事があったか。
【発注所属】平成8年から適用されており、県の議会庁舎、県民駐車場、館林美術館、総合スポーツセンター武道館、昆虫の森、がんセンター等である。

議案246
社会資本総合整備(広域 栃木長野)
発注所属:富岡土木事務所
工事業種:土木一式工事
契約方式:一般競争入札
予定価格:54,090,000円(税抜き)
契約金額:54,000,000円(税抜き)
落 札 率:99.8 %
入札参加者数:6者
落札者:岩井建設(株)

【委員】抽出理由である「総合評価落札方式の技術力重視タイプについての詳細と書類を持参させる理由」について説明をお願いしたい。
【発注所属】一般競争入札は、金額によっていくつかの種類がある。
【事務局】一般競争入札には、標準型、簡易型、超簡易型の種類がある。設計金額1億円未満の工事は、超簡易型を標準としている。
【発注所属】技術力重視タイプについて、総合評価の内容は、企業の実績、過去の工事成績、地域貢献の有無、配置技術者の施工経験、工事経験などとしている。
この制度は、質の高い工事を行っていることや地域貢献など日頃から努力している企業に有利な制度となっており、発注者側として高い品質の工事が行われることを期待している。
次に書類を持参させている理由であるが、入札参加要件及び総合評価に関する書類に不足が生じた場合、失格や総合評価点がつかないことになるからである。
持参することのデメリットは、参加を希望する者が富岡土木事務所まで足を運ばなければならないことが考えられる。
書類を持参することにより受理する段階で、不足している資料等について指導することが可能である。A等級とはいえ、制度の運用に慣れない業者も多く、公告から書類の提出期限までの短い期間において、その場で指導が受けられるというメリットの方が大きいと考えている。また、距離的にも負担にならないと考えている。
【委員】岩井建設は、総合評価点が14.0点とずば抜けている。
【事務局】満点は、15点である。
【委員】災害時等貢献が、6者とも1.5点なのはなぜか。
【発注所属】応札した6者は、富岡土木事務所管内の業者で、全社災害協定を結んでおり、除雪作業を行った実績があることから同じ点数となっている。災害等貢献の部分で管内業者が少し有利な配点となっている。
【委員】落札者の価格点が、0.141点しかないので、価格以外の点で決定したということか。
【発注所属】入札金額が予定価格に近いと価格点は下がるので、落札率が99.8%であったことで価格点が低い。総合評価の比率は、価格点が85、価格以外の点が15であるが、予定価格以内が1者だったため点数に関係なく落札者となった。
【委員】先ほどのコンベンション施設と比較して、入札金額にばらつきが少ないの
はなぜか。
【発注所属】先ほどの説明で、コンベンション施設は見積により価格を定めた材料が多く使われているとあった。当該工事は、一般的な工事材料を使用しており、各社ばらつきが少なかったものと思われる。材料単価や歩掛かりは公表されており、各社とも積算ソフトを使っていると聞いているので、設計金額にばらつきが少ないのでは無いかと思う。入札金額は、実効予算を考慮したものとなっていると思われる。
【委員】落札率が99.8%というところが問題であり、予定価格以内が1者というのもよく見かけるがどのよう考えているか。
【発注所属】入札金額は、実効予算を考慮したものと思われ、現道拡幅の工事は工期が長く経費がかかることから、無理に安くして受注しようとする業者がなかったものと思われる。
予定価格以内が1者しかないのは、残念な結果であるが、予定価格以内であったのでそのまま落札者とした。

議案1728
交通信号機用ケーブル地中化工事(1608)
発注所属:警察本部交通規制課
工事業種:電気工事
契約方式:一般競争入札
予定価格:25,360,000円(税抜き)
契約金額:18,380,000円(税抜き)
落札率:72.5 %
入札参加者数:3者
落札者:利根電気工事(株)

【委員】落札率が72.5%とほかの部局より低く、全体の落札率も70%位と低いのはなぜか。
【発注所属】積算価格の設定については、積算資料、建設物価及び3者以上のメーカーから見積書を徴し、そのうち最低価格を採用している。
諸経費においては県土整備部による標準歩掛の掛け率を採用し、各土木事務所と同様の基準を使用している。
積算価格については毎年見直しを実施しており、適正と考えている。
また、落札率が低い理由としては、利益が少なくても工事を請け負いたいという業者がおり、最低制限価格を0.7に設定しているということは業者も把握しているため、最低制限価格に近い価格で応札していることが、落札率が低くなる要因と思われる。
応札価格についても業者が0.7を予想し、概ねその価格に近い価格で応札しているため、全体としても70%位の率で推移しているのが実態である。
【委員】他の工事と比較して圧倒的に落札率が低いが警察本部が適正な価格で予定価格を積算しても、業者が各社実効予算が違うと思うが、落札率70%でも利益が出ると読んでいる業者がいるなら予定価格の見直しを考えたりはしないのか。
【発注所属】予定価格算出の根拠となる積算価格については毎年4月に見直しており、一度設定したものを何年も使用するということはない。毎年4月に見直し、必要があればその都度見直しをしている。
【委員】一般競争入札における適正な競争原理が働いた結果、70%という落札率になっていると考えてよいか。
【発注所属】経済性を考えた時に、諸経費率を各項目毎に掛けていると大体85~88%位になるが、その率で最低制限価格を採用すると最低制限価格割れを起こす業者が多数いため、見直しを図り、要綱に定める0.7という率を設定したという経緯がある。結果70%位で入札が出来ていることについては悪いことではないと考えている。
【委員】警察本部では緊急性があって経費をタイトにしているということはないか。例えば予算を絞り込むと工事を請ける業者がいなくなるとか。或いは緊急性があり急に工事をしなければならないから工事費用をあまりタイトにしないというようなことはないか。
【発注所属】そういうことはしていない。ダンピングを防止しながら業者もある程度の利潤があって、なおかつ品質確保をやっていきたいという認識でいる。安く契約が出来て良いということだけではなく最低制限価格を0.7のままで良いのかという議論もあるので適宜見直しを検討していきたいと考えている。
【委員】入札結果登録の表の中に調査実施という欄があるが、請負業者の利根電気工事に調査を実施しているか。
【発注所属】今回の案件は一般競争入札なので、最低制限価格以上の入札金額の中で一番安い入札金額を提示した業者が落札者となる。落札後、事後審査として資格審査をしているが、調査はしていない。
【委員】ではこの入札結果登録の表の中にある調査実施とは資格審査のことか。
【発注所属】事後審査方式であるため資格審査のことである。
【委員】入札公告文の隣にある(ぐんま電子共同入札システムによる)とあるが、これは普通の電子入札と同じか。
【発注所属】県で行っている電子入札と同じである。

議案40
平成29年度県境稜線登山道再整備谷川岳肩の小屋設備等改修工事
発注所属:自然環境課
工事業種:建築一式工事
契約方式:指名競争入札
予定価格:9,010000円(税抜き)
契約金額:9,000,000円(税抜き)
落札率:99.9%
指名業者数:9者
落札者:清滝建設(株)

【委員】重機の大きいものは入るのか。
【発注所属】稜線上の登山道脇にある施設であり、重機の搬入は困難である。
【委員】工事の際の資材搬入はどのように行うのか。
【発注所属】ヘリコプターにより搬入する。
【委員】入札している業者が、現場から近い順になっているのはなぜか。
【発注所属】特殊な環境における工事なので、登山経験のあるような業者でないと出来ないと思われ、経験があるのは現場から近い業者のように感じる。
【委員】指名業者に辞退者が多いが、やりたくないところが多いためか。
【発注所属】辞退の理由はわからないが、得意不得意があるのではないと思う。
また、辞退者は旧新治村や旧月夜野町の業者であり、合併で一緒になったとはいえ現場が旧水上町なので、やりにくいというのもあったのではないかと思う。
【委員】工事の職人はどのように現場へ向かうのか。
【発注所属】歩いて現場に向かう。施工中は何泊か宿泊していた。
【委員】辞退者が多いのは理解した。予定価格以下が1者で、他は高くなっていることも現場の状況からすると仕方ないことであろう。1者が思い切って入札価格を下げたようだ。山小屋のメンテナンス期間はどうなっているか。
【発注所属】決まったものはなく、管理人から修繕箇所などの話があれば検討している。
【委員】避難小屋は通年で使えるのか。
【発注所属】売店は夏期のみの営業で、避難小屋は通年で使用できるようになっている。
夏期は管理人が常駐しているが、冬期は数週間に一度様子を見に行くと聞いている。

議案557
単独地域道路管理第一・四係管内道路除草【0県債】
発注所属:高崎土木事務所
工事業種:土木一式工事
契約方式:指名競争入札
予定価格:9,720,000円(税抜き)
契約金額:9,700,000円(税抜き)
落札率:99.8%
指名業者数:10者
落札者:(有)岡田興業

【委員】B等級の工事にC等級の業者を指名することは問題ないのか。
【発注所属】選定要領「必要があるときは直近の上下位の等級から選定できる」に則り指名している。
【委員】入札額がC等級の業者がB等級の業者より低いのはなぜか。
【発注所属】C等級の4者は地元業者(旧群馬、箕鄕町)であり、地元調整や緊急対応が必要な当該工事では、地元精通度の低い他の業者は入札額が高くなったのもと思われる。
【委員】除草工事の選定職種は「造園工事」ではないのか。
【発注所属】街路樹管理は「造園工事」としているが、道路除草は特殊技術を要しないため「土木一式工事」としている。
【委員】道路除草予算は毎年変動しているのか。
【発注所属】気候や雨量等により多少変動はあるが、大きな変動はない。
【委員】受注業者が順番で回っていることはないか。
【発注所属】直営班が少ない業者では緊急対応等が困難なこともあり、直営班を多く持つ特定の業者が受注する傾向にある。
【委員】草刈り完了後の確認はどのようにしているのか。
【発注所属】現地、出来高図、写真等で確認している。

総括審議

【委員長】本日、審議を行った内容全般に関して、委員会として何か提言をすべき事項があるかどうか、ご意見があればお願いする。
【委員】特になし。
【委員長】今回は提言することはなしということでよろしいか。
【委員一同】異議なし。

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