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平成29年度上期(平成29年8月1日・平成29年8月30日)議事録

平成29年度上期群馬県公共工事入札監視委員会定例会議 審議概要

開催日

平成29年8月1日(火)
平成29年8月30日(水)

開催場所

群馬県庁第1特別会議室

出席委員

委員長 足立 進(弁護士)
委員 岩丸 稔(公認会計士)
委員 尾崎 益雄(会社役員・前橋工科大学名誉教授)
委員 金子 眞知子(学習塾経営)
委員 西村 淑子(群馬大学教授)

審議対象期間

平成28年10月1日~平成29年3月31日

抽出案件

一般競争入札4、 指名競争入札14、 随意契約1、 合計19件

平成29年8月1日の審議

平成29年8月1日の審議

1 審議対象工事の抽出結果について

 群馬県公共工事入札監視委員会設置要綱第6条第6項の規定に基づき、今回の抽出当番委員から次のとおり抽出結果の報告がなされた。

(抽出結果報告)

 電気工事及び電気通信工事から抽出した。
 一般競争入札の中から、入札参加者が1者であり、落札率が高い点に着目して2件、警察本部の入札で信号機関連から、参加者2者、辞退1者、警察本部の入札にしては落札率が高い点に着目して2件を抽出した。
 指名競争入札の中から、分割工事で、指名業者が19者と多いことに着目して4件、辞退者が多いことから4件、落札率が90%以下であることに着目して6件を抽出した。
 プロポーザル方式の中から、1件を抽出した。

※19件の工事は別紙のとおり

2 抽出案件の審議について

 抽出当番委員が抽出した19件について、事務局から契約内容及び工事概要等の説明がなされた。

 抽出した19件の工事について、群馬県公共工事入札監視委員会設置要綱第2条第2号に規定する事項を審議した。

 委員の質疑が行われ、5件の工事においては、より詳細な資料を用いた審議が必要と判断された。

 その理由は次のとおりとなった。

 議案1067について、指名業者中、辞退者が多いこと。予定価格超過や最低制限価格未満の入札者がいること。
 議案1527について、落札率が90%未満であること。最低制限価格未満による失格者が多いこと。
 議案1553について、公募型プロポーザル方式の落札者を決定するまでの過程に係る資料が不足しており不明であること。
 議案1565について、一般競争入札で入札参加者が1者であり、落札率が高いこと。
 議案1588について、落札率が90%未満であること。工事等級はCであるが、指名業者の格付けがAとBであること。

平成29年8月30日の追加審議

 5件の審議について

 上記5件の工事について、群馬県公共工事入札監視委員会設置要綱第2条第2号に規定する事項を詳細に審議した。

 委員からの意見・質問、それに対する回答等

 意見・質問 会議概要のとおり
 回答 会議概要のとおり
 委員会による提言 なし

会議の概要

議案1067

社会資本総合整備(防災・安全)(雪寒)積雪観測装置設置
発注所属:沼田土木事務所
工事業種:電気工事
契約方式:指名競争入札
予定価格:8,150,000円(税抜き)
契約金額:7,950,000円(税抜き)
落札率:97.5 %
指名業者数:10者
落札者:明星電気(株)

【委員】最低制限価格が予定価格の90%であるが、最低制限価格はどのように決めているのか。

【発注所属】最低制限価格は、直接工事費などの各項目に算入率を掛けて設定するが、今回の場合は、上限の90%を上回っているので、90%で算出したものを最低制限価格にしている。

【委員】辞退者が多いのはなぜか。

【発注所属】辞退理由の聞きとりをしていないため判らない。

【事務局】 前橋、伊勢崎等は積雪を測るほど、雪が降らない県内の状況もある中で、前橋方面の指名業者が多くなっているため経験(技術力)不足の辞退者が増えてしまったのではないかと思われる。

【委員】B等級の工事であるのに、A等級のみを選定するのはいかがなものか。

【事務局】群馬県建設工事請負業者選定要領により工事のランクを金額で概ね決めている。
レーザーにより積雪深を観測する装置であり、一般の電気工事とは違う。A等級ならば様々な工事を経験していることから、A等級を選定しているものと思われる。

【発注所属】 積雪観測装置は、今回初めて、積雪を自動で測る装置として設置したものである。今後の維持管理もあるため、A等級の会社にお願いしたいとの思いもあって選定した。

【委員】 このような特殊な技術を持っているかどうかについて、業者に聞くことはあるのか。

【事務局】 積雪のある中之条土木で同じような装置を設置していれば、指名した業者や辞退した業者が判るが、今回は、初めて設置したものであるため、業者に聞くことはしなかったと思われる。

議案1527

社会資本総合整備(活力・重点・補正)分割18号 5交差点照明工事
発注所属:館林土木事務所
工事業種:電気工事
契約方式:指名競争入札
予定価格:21,300,000円(税抜き)
契約金額:18,850,000円(税抜き)
落札率:88.5%
指名業者数:11者
落札者:利根電気工事(株)

【委員】 落札率が90%未満であり、最低制限価格未満による失格者が多いが、どのような認識を持たれているのか。

【発注所属】 各業者が受注機会を得ようとした結果だと考えている。

【委員】 照明器具のメーカー指定はしていないのか。

【発注所属】 契約後に、使用器具について請負業者から協議の申し出があり、所定の明るさなど、性能が確保できるものであれば、承認して使用することになる。メーカー指定は行っていない。

【委員】 最低制限価格未満による失格者が多いが、最低制限価格を下げることは出来なかったのか。

【事務局】最低制限価格は、公表している群馬県最低制限価格制度実施要領に基づく計算式で算出し70%~90%の範囲で設定することになっている。一般土木などの積算方法も公表しているので要領等を充分に理解して入札すれば、このようなことが起こらなかったと思われる。今回の工事はバイパス工事のため、供用されていないところで設置作業をするが、一般的な道路照明工事は、現道上のため交通規制をしながらの工事となる。また、まとめて20基を設置する工事であり、利益を出しやすいと考えた結果ではないかとも思われる。

【委員】現場から遠い、高崎市内の業者も指名したのか。

【発注所属】 館林のAランク業者は2者しかいないため、周辺の太田、桐生、前橋、高崎などを含めAランクの業者を指名した。

議案1553

緊急防災・減災対策(河川) 群馬県水位雨量テレメータシステム改修工事
発注所属:河川課
工事業種:電気通信工事
契約方式:公募型プロポーザル方式
予定価格:636,540,000円(税抜き)
契約金額:636,540,000円(税抜き)
落札率:100 %
落札者:富士通ネットワークソリューションズ(株)関東支社

【委員】 日立製作所は再ヒアリングに参加したのか。辞退の意向が示されたのはいつか。

【発注所属】 再ヒアリングを8月17日に予定したが、再ヒアリング予定日に辞退の意向が伝えられた。

【委員】 辞退に至った経緯、理由はわかるか。

【発注所属】 再ヒアリングにより、カメラ画像の解像度や周辺対策の詳細について確認しようとしたが、辞退により確認できなかった。

富士通ネットワークソリューションズの提案は、赤外線カメラを使用しており、求める夜間視認性能を満足することは確認できている。

【委員】 予定価格は、一次審査の時の概算額を採用しているのか。

【発注所属】 予定価格は、二次審査時に提出された見積書に基づくものであり、技術提案書の内容を反映したものとなっている。

【委員】 保守点検の価格も入っているのか。

【発注所属】 今回の業務には入っていないが、メンテナンスの体制、方法の提案は評価項目としている。保守管理業務は別途契約する。

【委員】 今の水位雨量テレメータシステムは、どこの業者が管理しているのか。一度システムが構築されるとその後はその業者が行うことが多い。

【発注所属】 現システムを維持管理しているのは富士通であるが、今回の富士通ネットワークソリューションズとは別会社である。
参加条件については、広く参加できるように配慮しており、2社以外にも、問合せしてきた会社もあった。

【事務局】 特殊性のあるシステムは、一度導入してしまうと、独占的になる傾向があるが、今回は、最初の設計から携わることができる設計施工一体型プロポーザル方式を採用することにより、競争性が働いた結果と考える。

議案1565

田口発電所水車発電機分解点検外工事
発注所属:企業局 発電課
工事業種:電気工事
契約方式:一般競争入札
予定価格:554,070,000円(税抜き)
契約金額:548,000,000円(税抜き)
落札率:98.9 %
入札参加者数:1者
落札者:富士電機(株) 営業本部

【委員】 入札参加者が1者だけの理由はなにか。

【発注所属】 他の水車発電機のメーカーには、特に聞き取り調査等は行っていないが、水力発電所の分解点検工事は、特殊性が非常に高く、発電所を止められる期間が非常に限られている。期間内に特殊部品(オーダーメイドの部品)の補修まで行うという工事は、これを製造したメーカー以外の業者にはリスクが高く、このような工事の実績がない業者にとっては、なかなか手が出なかったと考えられ、結果として、入札参加業者が1者のみになったものと思われる。

【委員】 落札率が高かった理由はなにか。

【発注所属】 本工事の設計は、企業局の電気機械設備の積算基準に基づいて積算しているが、水車発電機は特殊な機器であり、補修部品や点検費用は見積りを取って積算しているため、業者の見積額に近くなり、落札率が高めになったのではないかと思われる。

【委員】 水車発電機分解点検工事は定期的に行っているものか。

【発注所属】 10年毎を目安に行っている。

【委員】 水車発電機の製造メーカーが富士電機で、これまでの定期的な点検も富士電機が行ってきたということか。

【発注所属】 そのとおりである。

【委員】 群馬県内には、企業局が管轄している発電所が幾つもあると思うが、それらの水車発電機分解点検工事を請け負っている業者は、主にどういったところか。

【発注所属】 水力発電所は32箇所ある。田口発電所は最大出力6,000kWで、中規模程度の最大出力であるため、製造メーカーが請け負うことが多い。小さな発電所(200~1,000kW)になると、製造メーカー以外の業者が受注した例もある。

【委員】 32箇所ある水力発電所の中で、富士電機が中規模以上のかなり多くの部分を手がけているということか。

【発注所属】 水車発電機の製造メーカーとしては、富士電機の他にも、日立製作所、東芝、明電舎というような業者(いわゆる重電機器メーカー)があり、各発電所を建設する時に入札で受注している。全部が富士電機製ということではない。

【委員】 水車発電機の設置業者は、製造からメンテナンスまで、ほとんど行うことが多いことから、当然、設置業者が一番強いと思われる。本工事が、競争入札に適したものなのか疑問である。

【発注所属】 今後企業局内において、発注方法を慎重に検討していきたい。

【事務局】 一般競争入札において、競争性の確保はうまくできていないが、現状では、随意契約より一般競争入札の方がまだ良いのではないかと判断している。

【委員】 発注方式は、なかなか難しい問題で、それぞれ一長一短あるところである。予定価格や調査基準価格などは合理的に決めなければならず、県民の目もあり、苦労されていることと思われる。

議案1588

湯川発電所ITV点検外工事
発注所属:企業局 吾妻発電事務所
工事業種:電気通信工事
契約方式:指名競争入札
予定価格:2,560,000円(税抜き)
契約金額:2,200,000円(税抜き)
落札率:85.9%
指名業者数:10者
落札者:藤田ソリューションパートナーズ(株)

【委員】 工事等級はCであるが指名業者をAとBにした理由は何か。

【発注所属】 本工事については、ITV(工業用監視カメラ)という汎用品でない特殊品であるため専門的な技術が必要となるため、A、B等級から指名業者を選定した。

【委員】 最低制限価格が予定価格の70%としている理由はなにか。

【発注所属】 工事内容が歩掛によらない特殊なもの(設計にあたり労務費の見積を徴取)であり、最低制限価格は内規により設計額の70%に設定している。

【委員】 既設ITV設備の設置会社は今回の請負者か。

【発注所属】 NTTデータ通信と日立電子で、今回とは異なる会社である。

【委員】 積算にあたっては見積徴取を実施したようだが、どの会社へ依頼したのか。
また、どのように設計に反映させたのか。

【発注所属】 依頼先は、藤田ソリューションパートナーズ,たけのうち電器,旭総合サービスの3者へ設計積算用の見積依頼を行った。見積の比較を行い、総額で一番低額であった会社の見積を採用した。また、総額で比較することとなっており、項目別に最低額を選択することは行っていない。

総括審議

【委員長】本日、審議を行った内容全般に関して、委員会として何か提言をすべき事項があるかどうか、ご意見があればお願いする。

【委員】特になし。

【委員長】今回は提言することはなしということでよろしいか。

【委員一同】異議なし。

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