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令和5年産米・麦・大豆生産振興方針

更新日:2023年3月22日 印刷ページ表示

令和5年3月策定

 令和2年3月に策定された「食料・農業・農村基本計画(以下「基本計画」)では、農業の持続的な発展に向け、担い手の確保・育成を図るとともに、担い手への農地集積・集約化を加速させる方針等が示され、各種施策が展開されている。
しかし、基本計画の根拠法となる「食料・農業・農村基本法」の見直しに向けた議論が進められており、生産者の減少や不安定な国際情勢等による食料安全保障の危機が背景にあると言われている。
 そこで、県民が必要とする食料を安定供給するため、本県水田農業の基幹となる米麦大豆について、担い手の確保・育成に努めつつ、需要を的確に捉えて生産振興を図る。
生産振興にあたっては、「水田活用の直接支払交付金」における「戦略作物助成」や「産地交付金」等を効果的に活用し、農業者(産地)の主体的判断による需要に応じた主食用米生産を促すとともに、麦・大豆・新規需要米等の計画的生産、高品質化や生産性向上への取組を支援する。
 また、「群馬県農業農村振興計画」に基づき、麦類と新規需要米との二毛作面積の拡大、高収益作物等の導入による「ぐんま型水田フル活用」を推進するとともに、ICT等、高度先端技術の普及による担い手の生産性向上を図る。
 さらに、米麦大豆の生産に不可欠な優良種子を確保し、将来に渡って安定供給していくため、種子生産の担い手確保と生産体制の強化に努める。
上記を踏まえ、農業者・農業団体・実需者・行政・その他関係機関が一体となり、下記重点項目を推進する。​

米:売れる米づくりと戦略作物による水田のフル活用の推進

  1. 地域の特色を活かした「売れる米づくり」の推進
  2. 経営所得安定対策等の加入促進と高収益作物等の作付拡大
  3. 本県二毛作体系に適した高温耐性・良食味品種の推進
  4. 農地集積の促進、規模拡大等による担い手の経営体質の強化
  5. 気象の変化に対応した栽培技術による高品質安定生産
  6. 共同乾燥調製貯蔵施設等の効率的な運営と保管管理の体制強化
  7. GAP(農業生産工程管理)の導入・実践
  8. 農産物検査法、米トレーサビリティ法及び食糧法の遵守による適正流通の確保
  9. 種子生産者の確保と生産体制の強化
  10. スマート農業技術の普及

麦:ニーズに応じた高品質麦の安定生産への取組

  1. ニーズに応じた品種選定や計画的かつ安定的な生産の推進
  2. 基本技術の励行による高品質麦の生産
  3. は種前契約の徹底や実需者との連携強化
  4. 共同乾燥調製貯蔵施設等の効率的な運営と保管管理の体制強化
  5. 経営所得安定対策等の活用による二毛作体系の推進
  6. GAP(農業生産工程管理)の導入・実践
  7. 地産地消の取組等、新たな需要づくり
  8. 種子生産者の確保と生産体制の強化
  9. スマート農業技術の普及

大豆:高品質大豆の安定生産の取組

  1. 水田でのブロックローテーションや団地化の推進
  2. 基本技術の励行による高品質な大豆生産の推進
  3. 契約栽培による安定的な取引の拡大
  4. 地産地消に対応した大豆生産の推進
  5. 種子生産者の確保と生産体制の強化