アニサキスによる食中毒に注意してください
アニサキスとは寄生虫の一種で、その幼虫がサバ、アジ、イカ、イワシ、サンマなどの内臓に寄生します。アニサキスが寄生している魚介類を、生でまたは加熱が不十分な状態で食べると、食中毒(アニサキス症)が起こります。なお、厚生労働省食中毒統計によると、2019年は1,061件の食中毒が発生し、その原因で最も多かったのがアニサキス(328件)でした。
アニサキスによる食中毒の症状
アニサキス幼虫が寄生する魚介類を食べた後
- 2~8時間後に、激しい腹痛、吐き気、嘔吐が起きる(→胃アニサキス症)
- 10時間後以降に、激しい腹痛、腹膜炎症状が起きる(→腸アニサキス症)
※激しい腹痛があり、アニサキスによる食中毒が疑われる場合には、速やかに医療機関を受診してください。
予防方法
- 新鮮な魚を選び、内臓を取り除くこと
- 魚の内臓は生で食べないこと
- 加熱すること(アニサキス幼虫は60度で1分、70度以上で瞬時に死滅)
- 冷凍すること(-20度で24時間以上冷凍すると死滅)
※一般的な料理で使う程度の量や濃度(塩・わさび・酢など)では、アニサキス幼虫は死滅しません。
詳しくは、次のページをご覧ください。
- アニサキスによる食中毒を予防しましょう(厚生労働省:外部リンク)
- アニサキス症とは(国立感染症研究所:外部リンク)
- 「アニサキス食中毒の傾向と対策」ぐんま食の安全情報(2018年4月号)(PDF:753KB)