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群馬ヘリポート長寿命化計画
更新日:2019年2月28日
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1 計画策定の目的
- 昭和63年の開港から29年経過し、滑走路など空港土木施設や、ターミナルビルなど建築物の老朽化が進んでいる。
- 防災航空隊や警察航空隊など防災活動の拠点として、ヘリコプターの安全な運航を確保するため、今後想定される維持修繕を計画的かつ効率的に取り組むことで修繕費用及び修繕時期の平準化を目的に策定する。
2 群馬ヘリポート施設の概要
- 面積:42,000平方メートル
- 滑走路:25メートル×20メートル
- 誘導路:12メートル×8メートル
- エプロン:7バース
- 滑走路の強度:最大離陸重量9トン
長寿命化の対象施設
- 空港土木施設(滑走路、エプロン等)
- 建築設備(ターミナルビル、ヘリコプター学習館)
- その他、消火設備、受変電設備など
3 計画内容
(1)計画期間
- 平成30年度から30年間とする(5年ごとに更新)
(「空港内の施設の維持管理指針」に基づき計画期間を設定)
(2)空港土木施設の長寿命化
- 昭和63年以降、舗装の計画的修繕が行われなかったため、滑走路やエプロンの一部に舗装クラックや陥没が発生している。
- 舗装の全面改良を行った後、早期劣化を把握するための「点検」、「異常原因の推定・劣化予測」、「評価」、「対策」の点検サイクルによる維持管理を行い、早期保全による長寿命化(30年以上)を図る。
(3)建築施設の長寿命化
- 建築施設の点検を行い修繕すべき箇所を網羅的に把握し、重要度と緊急度に応じた計画的な修繕を行うことで、施設全体の長寿命化を図る。
(4)修繕費用の算出と平準化
- 点検結果に基づき修繕費用を算出するとともに、ライフサイクルコストに優れた製品・工法の採用や、定期的な点検を行うことを条件に修繕時期を見直すことなどにより、コスト縮減と修繕時期の平準化を図る。
- コスト縮減額(約2億円の縮減)
点検による修繕時期の見直し(事後保全など)による縮減 - 30年間の総修繕コストは約1.8億円となる