群馬県文化振興基金活用検討部会(第3回)の概要
1 開催日時
平成27年1月21日(水) 午後2時~3時30分
2 場所
群馬県庁行政棟22階221会議室
3 出席者
委員4名
4 議題及び主な意見
(1)部会長の選出
部会長に久保田委員が選出され、職務代理者に千本木委員が指名された。
(2)文化振興基金の活用状況について
事務局から資料1「文化振興基金の活用について」により、文化振興基金の概要及び活用にあたっての基本的な考え方などについて説明を受けた。
また、資料2「文化振興基金活用実績」により、25年度の実績及び26年度の経過について説明を受けた後、質疑並びに意見交換を行った。
〔主な質疑〕
ア) 基金収入について
- 委員
26年度から事業収入が発生する見込みだが、具体的にどのような内容か。 - 事務局
上毛かるた等の書籍販売収入である。26年度から基金を活用して作成した冊子の販売収入は基金に積み立てることとした。
イ) 補助事業について
- 委員
文化団体等への補助事業について、不採択となった団体への通知の方法について、不採択理由を明記するよう要望したが、その後の取り組みはどうか。 - 事務局
「群馬の文化」支援事業は25年度から、「群馬のぶるさと伝統文化」支援事業についても26年度から対応している。
〔主な意見〕
ウ) はじめての文化体験事業について
- 委員
この事業は派遣される側になることを希望する団体も多いと思う。なるべく多くの地域、多くの団体が活用できるよう、広くPRして欲しい。
(3)27年度の基金事業について
事務局から資料3「27年度当初予算案」の説明を受けた後、質疑並びに意見交換を行った。
〔主な質疑〕
ア) 美術品の購入について
- 委員
27年度は美術品購入の予定が無いようだが、これは美術館・博物館等から要望がなかったということか。それとも、要望はあったが都合により見送ったということか。 - 事務局
美術品等は各館の収蔵方針に基づいて購入するが、計画的な購入が難しいものも多い。27年度当初予算では、美術館・博物館からの購入希望が無かったが、年度途中でも必要な美術品等が発生した場合は購入できるよう、今後の体制を検討中である。
〔主な意見〕
イ) 美術品の購入について
- 委員
美術品等を購入するための基金があるのに、ハードルが高すぎて使い勝手が悪く、結果として購入できないでいてはもったいない。 - 委員
購入した美術品等を観に来場者が増えればそれに越したことはないが、そればかり考えてしまっては美術館本来のあり方が失われてしまう。美術品の購入は困難な点も多いと思うが、郷土の作家の作品や、若い作家が将来の肥やしにできるような作品を常設できるよう努めて欲しい。
(4) その他
平成27年2月に開催される文化審議会で、部会の開催状況を報告することとした。