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県立美術館・博物館運営検討部会(第3回)の概要

1 開催日時

平成25年5月21日(火) 9時30分~12時00分

2 場所

県立自然史博物館 会議室

3 出席者

委員5名、県立美術館・博物館館長、副館長及び次長11名

4 現地調査

議題に入る前に、県立自然史博物館の現地調査を実施した。

5 議題及び主な意見等

(1)文化振興基金による美術品購入手続きについて

 事務局から資料の説明を受けた後、意見交換を行い、県立美術館・博物館から購入委員会の設置の考え方を聞いた。

(2)指定管理者制度の調査・検討について

 事務局から資料の説明を受けた後、県立美術館・博物館から考え方を聞き、意見交換等を行った。

〔5館からの意見等〕

【指定管理者制度について】

  • 自然史博物館
     博物館を指定管理者が運営管理することは難しいと思っている。展示や、収蔵品の収集・研究など、ただ建物を管理すればよいというものではない。
  • 土屋文明記念文学館
     設立の目的を考えると、指定管理者制度は馴染まないと思う。経済的利益の追求が難しい中では、人材の育成や事業展開ができなくなってしまうのではないか。
  • 歴史博物館
     収蔵品の収集には、寄贈・寄託が中心となるが、県立という安心感と信頼が基本にあってこそ成り立つ。持ち主に安心して預けてもらうには、直営館として、きちんと整理・管理した上で活用していかなければならない。
  • 館林美術館
     地域に密着した運営を行い、地域の方にも地元の美術館として愛されていると感じている。先ほど直営館であるから安心感があるあるという話しがあったがその通りだと思う。
  • 近代美術館
     施設管理で委託できることろはすでに委託している。契約金額は年々下がってきており、今、指定管理者制度を導入しても経済的メリットはほとんど出ないだろう。また、我々も直営館として民間に負けないよう努力しており、民間でやったからサービス面が急に向上するとは考えられない。他県の例を見ても指定管理者制度による民間委託は難しく、また、馴染まないと感じている。

〔主な意見〕

  • 委員
     資料を見ると、指定管理者には民間と財団、公益財団法人などがあるが、民間より財団等に委託する例が多い点が気になる。実際に民間に委託しようと考えたとき、受けられる民間団体が少ないのではないか。
  • 委員
     図書館では指定管理者制度の導入が進んでいると聞いている。書店には図書館よりも司書の資格を持った人が多く就職しており、委託することで専門性が向上し、夜間や休日にも開館するなど人数を活かしたサービスの提供もできるようになるという意見もある。県や市の専門性の高さは私も自負を覚えているが、民間に委託してうまくいったという例もあるのではないか。
  • 委員
     県立施設としての専門性をもちながら、県民にとってどういう機能、管理方法が良いと考えて行く必要がある。また、直営館ゆえに工夫している点について、もっとPRしていけるよう、成果を実感や数値で表す方法をもっと考えて、周囲を説得していく必要があるだろう。

(3)市町村文化施設等との連携について

県立博物館・美術館から取組状況について資料の説明を受けた後、意見交換等を行った。

〔主な意見〕

  • 委員
     連携の取り組みを聞き、各館がいろいろ工夫していることがわかった。歴史博物館の巡回展の取り組みは、市町村にとっても嬉しいという気持ちで聞いた。市町村は小さい範囲だが、小さいからこそ焦点化して取り組んでいることもある。企画が良ければ遠くから観に来てくれる人もいる。市でできることは限りがあるが、県が音頭をとって横のつながりを深めていって欲しい。
  • 委員
     様々な取り組みを聞き、近代美術館のような近隣の他館との相互割引はいいなと思った。他の県立美術館・博物館でもこうした取り組みをしていけば、それぞれの施設に足を運ぶ人が増えるのではないか。
  • 委員
     公民館や小さな図書館、民間の商業施設などでも展示ができるという話しがあった。そうした施設での展示が可能となるようなアイテムを作り、ホームページなりで紹介するなど、積極的な普及策を取られると良い。連携や事業を進める上で、障害になっていることがあればお聞きしたい。

〔5館から意見等〕
 【連携の障害となっている点】

  • 自然史博物館
     校外学習は年に1回という学校もあり、自然史博物館にも来て欲しいが限界を感じる。学芸員や普及員が学校に行って話をする方法もあるが、事前の打ち合わせ等にも時間がかかり、あまり増やすと館での受入れを減らすことになってしまう。参加人数だけでみれば館で受け入れた方が効率的なので、こうした活動の成果は反映されない。どう説明したら質を成果に反映させることができるのか、その手法を知りたい。
  • 土屋文明記念文学館
     学校で講座を開くとき、希望に見合ったものを提供するためには、先生の意見をもっと吸い上げていかなければならないと思う。しかし、日頃は学校との付き合いがあまりなく、講座の準備のために会うだけになっている。国語の先生方との接触をもつ機会を増やしたい。
  • 歴史博物館
     市町村では、スタッフの数が少なく、ひとりの学芸員が複数の館を担当するなど負担が大きいことが問題となっている。新しいことに取り組むことが難しいので、こちらからパッケージングしたものの提案などをしていきたい。また、3月に歴史博物館を利用していない学校に対して、なぜ利用していないのか調査をおこなったところ、小学3年生の回答では「他の施設に行っている」がもっとも多かった。他の施設とは地元資料館などを指しており、こうした施設との連携をどうしていくのかを考える必要がある。また、小学6年生では「授業日数が足りない」という回答が多く、校外学習で一日つぶれてしまうのでは、授業としてやりづらいというのが、正直なところだと思う。その中でどう利用してもらうかが課題である。
  • 館林美術館
     周辺の学校が授業として美術館見学を取り入れてくれているが、足のことが問題となっている。近いところは徒歩でこられるが、遠距離になると公共交通機関を使うことになる。しかし、館林美術館にはバスが1日4本しかない。市や県のバスを使って送迎してくれるような制度があればよいと思う。
  • 近代美術館
     教育現場に出て行くのを増やすと、受入れが減ってしまうという話しがあった。もしマンパワーが増やせるならいいと思う。

〔主な意見〕

  • 委員
     市町村との連携の前提となる5館自体の連携の工夫、学校現場との実質的な連携の手法、入館者以外の評価基準のあり方と説得力、施設へのアクセスの問題などは、次回以降の課題としたい。

(4)その他

ア 平成24年度の目標値等の達成状況について
 事務局から資料の説明を受けた。

イ 歴史博物館改修の状況について
 事務局から現在の状況について説明を受けた。

ウ 次回の開催日について
 開催するものとし、日程については事務局に一任された。

6 会議資料

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